12月24日
odayuriko
おはようございます。昨日は来年一月末から銀の鈴社様ギャラリーで開いて下さるミニ写真展のDM用写真を選びました。『源氏物語と鎌倉』の刊行記念ですが、私の中ではそれは完結して今後の活動が視野に入ってきています。それが鎌倉の新しい文学散歩。新しいとはいえ、古~い「古典」の文学散歩です。
odayuriko
鎌倉の文学散歩と検索すると近代しかでません。『源氏物語』も『とはずがたり』も『十六夜日記』もあるのに古典を巡る散歩がないんですね。それでそういう文学作品ゆかりのポイントを撮って展示します。DMは阿仏尼の月影谷邸跡か、冷泉為相卿ゆかりの浄光明寺の2案を提出。為相は阿仏尼子息です。
paharajha PAPAS(ぱぱす)
[新刊発見] 2011-12-29 源氏物語と鎌倉 織田 百合子 [単行本] http://bit.ly/uQjBFB @odayuriko がリツイートしました。
12月25日
odayuriko
湘南新宿ライン。TLを眺めてたらメリークリスマス!が並んでいて、ふっと森は生きているを思い出しました。小さい時好きで何度も何度も劇を観たり読んだり。私にシューバを頂戴!なんて娘と今も遊んだりします。それを思っても福島の子供さん達の将来に胸痛むばかり。早く本当のメリークリスマスを…
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次は国府津。ここを東海道線で通るのははじめてで車窓を見ている。たしか地下を断層が走っていた…。大船を過ぎたら空が変わった。観音様の空はあんなに 晴れていたのに
odayuriko
国府津を過ぎたらまた晴れました。遠くに逆光に輝く相模湾が
Thouartmore 高遠弘美
けふは師と仰ぐ中村真一郎(あへて敬称を省く)の命日である。1997年のけふ、訃報を伺つて熱海まで駆けつけた日のことを思ひ出す。先生最後のエッセイ集の巻末に収められたのが、拙著のための序文だつた。先生のご恩を思ふ。
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12月28日
odayuriko
フォロー、有難うございます。2008年の源氏物語千年紀に『源氏物語』にゆかりの写真展をしてその時にプリントして頂きました。その節は大変お世話になりました。新春早々にまた伺わせて頂きます。よろしくお願いいたします。@EASTWEST_inc
odayuriko
太陽にかかって出ている雲の端が彩雲がかって綺麗!
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鶴が飛んでいるような雲
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ラッコのような雲 @吉祥寺
12月29日
odayuriko
今日、『検証・日本史の舞台』というご本を頂戴しました。帯に「時空を超える『平家物語』の世界!」とあり、『平家物語』を軸に歴史の転換となった48か所が紹介されています。ガイドブックより詳細な内容で読み本として楽しめます。http://www.amazon.co.jp/%E6%A4%9C%E8%A8%BC%E3%83%BB%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%8F%B2%E3%81%AE%E8%88%9E%E5%8F%B0-%E6%88%B8%E5%B7%9D-%E7%82%B9/dp/4490206798/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1325084826&sr=1-1
odayuriko
湘南新宿ライン。たぶん今年最後の鎌倉。新春早々の写真展(ミニ)に向けて足りない写真を撮りに。早々に焼かなくてはならないし、晴れた日のタイミングを逃したくないから…
odayuriko
鎌倉の帰りです。阿仏尼が住居を構えた極楽寺付近の月影ガ谷に着いたところで夕暮れに。阿仏尼の邸宅跡碑は闇に紛れてしか撮れませんでした。けれど月影カ谷に沈む夕陽を撮って満足。碑は史跡として分かりやすいけど、私の写真はどうもそれらを取り巻く景観、雰囲気、気配といったところに関心が…
12月30日
odayuriko
昨日のお正月を迎える準備の鶴岡八幡宮
odayuriko
極楽寺付近、江ノ電の線路脇にある阿仏尼の邸宅跡碑。阿仏尼はこの背後の月影ケ谷に住んでいました。
odayuriko
東(あづま)にて住む所は、月影の谷(やつ)とぞいふなる。浦近き山もとにて、風いとあらし。山寺のかたはらなれば、のどかに、すごくて、浪の音、松風たえず。(阿仏尼『十六夜日記』)
12月31日
odayuriko
福島泰樹先生の新しい歌集『血と雨の歌』をご恵贈いただきました。中には菱川善夫・立松和平・清水昶各先生方への痛切な思いを込められた挽歌が。巻末に「追憶の震災記」として新聞記事を転載。震災直後から何度も現地へ行かれ声を嗄らしながらも逐一私達に報告して下さっていた思い。慟哭の一冊です。
odayuriko
今年は大変な年でした。そのひと言に尽きます。ただ私的には10年かけた鎌倉の源氏物語の結実を見た最良の年。奇しくもこのとり合わせになったことに奇跡の思いを抱いています。奇しくも私の今年の漢字は「終」でした。講演や原稿が終わる度に呟いていたからですが、世の中とともに私も新しく始めます
gerrry8 もりしー
先日、上梓なされたばかりの『源氏物語と鎌倉-「河内本源氏物語」に生きた人々』を織田百合子様(@odayuriko)よりご恵贈いただいたことを、ここに深い感謝とともに記しておく。まだ序と冒頭しか読めていないが、それでも言葉一つ一つに著者の積年の想いが深く刻印されていると感じ入る。
@odayuriko がリツイートしました。
gerrry8 もりしー
『源氏物語』の原本は、もはや世の中に存在せず、在るのは京都で成立した藤原定家校訂の「青表紙本」、鎌倉で成立した源光行・親行親子校訂の「河内本」、それ以外の別本であり、現在流布しているのが「青表紙本」、研究対象とされているのが「別本」である中、著者は「河内本」に照明を当てる。
@odayuriko がリツイートしました。
gerrry8 もりしー
その日の目を見なくなってしまった写本、それについてはっきりこう述べられています。「写本には写した人の思いが込められています」と。そして「いったいに書物が忘れ去られるということは、その書物が抱える文化、その書物が内包する時代の真実が忘れ去られていくことにほかな」らない、とも。
@odayuriko がリツイートしました
gerrry8 もりしー
序で記されているように、「書物というのは、それ自体光りかがやく知の遺産を有していながら、(中略)誰かが、手にし、開いて、目を通し、価値を認めて、伝える、あるいは広める」のでなければ、忘却の淵に置かれる。この何物にも代え難い著作を通じて、遠く隔たった世界と対話できる幸せに深く感謝。
@odayuriko がリツイートしました
odayuriko
@gerrry8 モリシー様、心より感謝申し上げます。本文は歴史を知らないと大変ですが、私がくみ取って頂きたいのはまさに序。本当に序だけでもいいんです。読んで頂くのは。あの序はもう数年前に書いていて、それを世に出したくて出版したような処があります。マラルメの理想の書物が原点です。
gerrry8 もりしー
@odayuriko 本当は序の部分すべてを引用したいくらいでした。このような大切な書物をご献呈くださり、たいへん恐れ多く、ただただ感謝するばかりです。ありがとうございます。除夜の鐘が聞こえて参りました。それでは、織田様の新年がよきものとなることを。
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odayuriko
@gerrry8 こちらこそほんとうにありがとうございます。モリシー様ご紹介の『写真の秘密』、新年早々手にしてみたく思っています。こういう世界から何と遠く離れていたことかと…。感性の甦りか知性の追及かわかりませんがまだ間に合ううちに追いかけさせていただきますね(笑)
odayuriko
今年最後のツイートになると思うのでお礼を込めて記させて頂きます。今年はいろいろ収穫がありましたが、何といっても最大の収穫は高遠弘美先生の『失われた時を求めて』と巡り合ったこと。10年近く文学を封印し、鎌倉の源氏物語に没頭して枯渇しきった感性を思いがけず甦らせて頂いたこと。
odayuriko
(続)もう当分感性は甦らないものとあきらめていたのが、プルーストと聞いただけで一瞬にして溢れるような甦りが…。『源氏物語と鎌倉』の第一章は書きおろしですが、この甦りがあってできました。そして高遠先生のいられるワールド、仏文世界の感性…。懐かしさとともにもう一度還りたい思いです。