2012.4.18 ツイッターの呟きを転載…『フェルメールのカメラ』と「芸術家の肖像~写真で見る19,20世紀フランスの芸術家たち」展のこと
4月6日
ブレてしまいましたがこの写真、好き。アンセル・アダムスがたった一枚のシャッターチャンスで月光の下の村を撮った写真にあやかりブレないよう祈りながら撮ったのですが(笑)
4月12日
『フェルメールのカメラ』(フィリップ・ステッドマン 鈴木光太郎訳)を借りてきました。まだ最初ですがフェルメールはカメラ・オブスクラを使っていたと。といっても今のように誰でも撮れる写真でなく当時写真を使うこと自体が最先端の芸術だった時代。フェルメールは時代の先を行ってたのですね。
先日テレビでフェルメールの青い色についてフェルメールは光が粒子でできているのを見ることができた人と。窓から差し込む光が青い衣装に反射して、その角度にある影にはよく見ると青い微粒子が混在して描かれていました。驚嘆する思いで見ていたのですが、カメラを駆使する人ならと今日納得です。
それにしても、今のカメラのことを「明るい部屋」というのは、カメラ・オブスクラが「暗い部屋」だからそう。ピンホールカメラ(針箱)のようです。ロラン・バルトの『明るい部屋』をママ読んだんでしょ、とは娘の言。読後はバイブルのように崇めても内容についてはいつもすっかり忘れてしまう私です。
4月18日
「芸術家の肖像~写真で見る19,20世紀フランスの芸術家たち」展@三鷹市美術ギャラリーに行きました。写真は図録と絵葉書数葉。絵葉書はすべての人が揃っている訳でなく、ちょっと残念…。でもこんな凄い写真が手に入るなんて…と。
展示には写っている芸術家についての解説と、それを撮った写真家の解説が付されていて、写真家の解説の方が詳しい。美術書やテキストで馴染んだ有名な写真が生でみられるなんてとふしぎでした。写真家の解説も面白かったし珍しいのでそれに気をとられてしまいました。