« 2012.9.10 ツイッターから転載…8月18日~20日・解釈学会の釧路大会に参加しました! | Main | 2012.9.15 有賀眞澄氏「うかみ」展のご案内 »

2012.9.11 ツイッターから転載…【鎌倉の古典曼荼羅金剛界 万葉集】制作の途中経過

8月16日
樒(しきみ)の花。密教の潅頂儀式で使う木と習いましたが、近くの農地に咲いているのをみつけ、こんな身近にと驚きました。が、これも万葉の花でした。奥山のしきみが花の名のごとやしくしく君に恋ひわたりなむ、の一首だけだそう。

A0cdnjhcmaa4j1f

8月23日
先日作成した【鎌倉の古典曼荼羅金剛界 万葉集】の下図に写真を嵌めてみました。構図も写真もまだ試作ですが、こんなふうにして作っていきます。

418956_475690209122231_1278342916_n

嵌めこむ写真として万葉集の花を考えています。なので目下万葉の植物を勉強中です。『万葉の花』(庄司信洲編著)より…約4500首のうち1700首にはなんらかのかたちで植物が詠み込まれている。これは世界の文学のなかで最も多い数である。万葉集に詠み込まれている植物を「万葉植物」といい、

約160種ほどある。それには木(75種)、草(75種)、竹(4種)、苔(1種)、海藻類(4種)が含まれる。万葉植物のうち最も多く詠まれているのは、萩で142首、次いで梅119首、松80首で、桜は44首と五番目である。

万葉人は、幹・枝・花・葉・実・根といった植物がもつ生態・形・色・香などになかなかの洞察力を発揮して、植物がもつ呪術性を感じ取り、特異な古代信仰を生み出している。

|

« 2012.9.10 ツイッターから転載…8月18日~20日・解釈学会の釧路大会に参加しました! | Main | 2012.9.15 有賀眞澄氏「うかみ」展のご案内 »