2012.10.5 『解釈』9.10月号(中世・近世特集号)に『源氏物語と鎌倉』のご書評と、論文「源光行の鎌倉下向と一時帰洛」を載せていただきました!
Faceookページに『解釈』9.10月号の表紙と目次、それに裏表紙の銀の鈴社様掲載の広告の写真をupしました。広告には『源氏物語と鎌倉』の上に久松潜一先生監修の『100人で鑑賞する百人一首』も。http://www.facebook.com/odayuriko.f
昨年早稲田大学で公開された九曜文庫の古典籍は、中野幸一先生が収集され寄贈されたものです。twitterで展示情報を得て拝見しに行きましたが、まさかその中野先生にご書評を書いて頂くことになるとはそのときは思ってもいませんでした。
『解釈』9,10月号掲載の「源光行の鎌倉下向と一時上洛」は、光行が河内本源氏物語を成すといった文学者だけでなく、実務家としての側面を書いたもの。事跡を集合するとそれが浮かびあがります。今ある方からお電話でそれはたしかだとおっしゃっていただきました。光行のキャラが見えてきています。
光行の実務家の一例をご紹介しますね。実朝に仕えた時期に光行は鎌倉の寺社奉行の一員に選ばれています。一寺社に三人のうち二番目だから次席の地位。しかも担当寺社は永福寺の阿弥陀堂。これは単なる文学者の立場ではありません。今朝頂いたお電話でもそこに着目していろいろ教えて頂きました。