2013.3.26 ツイッターから転載…有栖川宮公園の枝垂れ桜と都立図書館での資料コピー
◇有栖川宮公園の垂れ桜。満開で晴れていたらそれは綺麗でしょうけれど小雨もまたしっとりといい風情。水鳥が池の中の島にあがったり泳いでいたりと全くの日本画の世界です。都立図書館に来ました。何年ぶりかみたいな久々の資料コピーを楽しんでいます。
◇都立図書館複写今日の収穫メモ順に:小川靖彦「萬葉集古写本の美」(高岡市万葉歴史館編『美の万葉集』)・永井晋『金沢北条氏の研究』・中野幸一編『源氏物語古註釈叢刊』・池田利夫『源氏物語回廊』・高遠弘美『乳いろの花の庭から』→メモが溜まっていろんな分野が。物凄い贅沢な気分です!
◇池田利夫『源氏物語回廊』は、『源氏物語と鎌倉』の準備がほぼ完了した時期に刊行を知り気になりつつも個人で入手する本ではないし図書館で購入しても書架に並ぶまでに時間がかかって拝読が間に合わなかったもの。明月記紙背文書に光行の自筆消息発見など、心して拝読したい内容です。コピーしたのは、
◇「鳳来寺本源氏物語の親行識語と書誌」「鳳来寺本源氏物語の伝来経路」「源光行における東邑」「源光行自筆書状の新出をめぐりて」。たぶん大丈夫と思うけれどもし『源氏物語と鎌倉』の論旨に不都合ができたらどうしようとは拝読するのを楽しみにわくわくしながらもいつも抱える一抹の不安です。
↑ 昨日は有栖川宮公園のなかにある都立中央図書館に資料のコピーに行きました。もうほんとうに久しぶり。『源氏物語と鎌倉』をまとめるまでどんなにか通ったでしょう。けれど、出版してからは講演などで忙しく、原稿を書くにももう資料は揃っていましたから行かないで済ませていました。
でも、この図書館は写真のように回遊式の大名庭園のなかにあり、行くと風情を楽しめるんですよ。くつろいで帰って来られるので、行けない日々が長く続くとどこか鬱屈が溜まって行きたくてたまらなくなります。少しずつコピーしたい資料のメモも溜まってきていましたし、枝垂れ桜の開花の報をツイッターで知って出向きました。
そんなわけで、昨日はほんとうに贅沢な一日でした。