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2013.8.10 ツイッターから転載…「比企万葉幻想―仙覚は、誰か」の原稿に着手。そして、25日の比企の古民家ギャラリーかぐやでの講演用パワポの編集にも

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8月3日
図書館に来ています。先日集まった方々の熱気に煽られて突然私も調べる生活に突入です。今まで概略で読んでいた事の出典を見る楽しみ。醍醐味ですね。写真は広尾の都立図書館から見た空。

8月4日
すっかり気分が「比企万葉幻想―仙覚は、誰か」になっています。地元だけでなく近隣の市の図書館を使えるメリットを今回痛感しました。今まで国文学関連や美術の大型本が揃うA市の図書館で助かっていたのに、今回風土記など資料を探したらB市の方が充実。市によってこんなに違うのだと驚いています。

横浜に行くのですが、終点でなくなった渋谷駅の東横線に乗るのが嫌でなんとか他の方法はないかと考えも、湘南ラインのホームは遠いし、結局諦めるしかないですね。先程東北で大きな地震がありました。被害のないことを祈りつつ。

横浜の帰りです。帰りは迷う事なく東横線に。よみうりカルチャー横浜で打合せをして、1月から月一回で3月まで計3回、講座を持たせて頂く事になりました。

8月5日
おはようございます。過ごしやすい朝なのでつい原稿にかかって今まで。「比企万葉幻想―仙覚は、誰か」。原稿用紙にして8枚まで進み、ようやくこれがはじめにに相当する部分という自覚が芽生え、次の章は比企の乱?などと思いが進んできました。

午後から都立図書館に出て地元の図書館で入手できなかった分の資料をコピー。今帰りました。取り急ぎ書いておきますね。大変なことに気づいてしまったかも。もとより確証のつかめるものではありませんが、比企万葉幻想の原稿の最後の一文になるかも、くらいのこと。興奮しました。

8月6日
ようやく呑み込めてきました。比企氏には比企尼系と能員系とがあり、仙覚さんは能員系。地理的にもはっきり分かれて、比企尼系は、地図上で比企郡を上下に分けると上。能員系は下。先日も理解したはずだけど、風土記稿で事情がわかってやっと呑み込めました。

お付き合いさせて頂いている比企氏ゆかりの方が比企尼系でいられるから、どうしても引きずられて能員系(金剛寺系)を調べる気持ちにならずにいたのですが、この度風土記稿で見極めがついて、今度こそ明確な主題意識をもって進めそうです。

「比企万葉幻想」の原稿にすっかり嵌りました。仙覚の原稿なら今までの蓄積で余裕で書けると思っていたのに始めたら、まったく違う切り口からの世界が広がって、今までの知識を並べようとすると途端につまらなくなって熱が冷めてしまう。余程私は知らない世界に切り込むのが好きなんだなあと。

痕跡はところどころに残っていてただそれが繋がれていないか伝承で片づけられてしまっている。学問は想像が許されないからと手がつけられなくて放置されている歴史の痕跡。それは正しいけれど、人の道としてどうかなあと疑問。なぜって、研究者が教えてくれなければ一般はその歴史を享受できないから。

8月7日
新月は物事を新たにはじめる時ということでFBページのカバー写真を替えました。鉄砲百合が大量に開いて豪華だったときの写真です。名前に入っている花を使うのはためらわれていたのですがこの際と。

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新月の日にもうひとつ。8月25日の比企かぐやでの講演「あのとき、比企は輝いていた!」のためのパワポの編集に着手しました。最初の一枚。タイトルです。変更するかもしれませんが、取り急ぎ。

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8月8日
起きたときに、あっと閃いて。昨夜アップの講演のスライド、タイトルをこのようにしました。パワポは考えるツールといいますが、ほんとうに編集に着手すると思考が絞られます。

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図書館にきています。今日は資料ではなく絵巻を探しに。それぞれに充実した図書館を機に応じ使い分けさせて頂けるのは助かります。

緊急地震速報にはほんとうにどうなることかと思いましたが、今の日本はいつ何が起こってもおかしくない時代。そういう中、比企とか仙覚とかいっているのは呑気に見えるかもしれませんが、仙覚も源氏物語の光行同様時代を必死に生き抜いた人。その二人を歴史上に残すのが私の使命と私も必死です。

8月9日
昨日は新しく入手した比企氏系図や地誌の資料を年表に落とす作業をして就寝。年代としては整合性つくものの、この錯綜した意図的としか思えない混乱はと目を白黒。何しろ仙覚さんは比企氏残党ですから身分を隠すのに躍起の系図です。でも持っていた系図の先が書かれている系図の出現は興奮ものです。

パワポの編集に専念するつもりが、集めてあった玄覚の資料を見出したら今まで。玄覚は仙覚の『万葉集註釈』奥書にある人で、仙覚の弟子といわれる人物。鎌倉の比企谷で仙覚自筆本の『万葉集註釈』を書写しています。二人の関係を年譜に落としてさらに比企系図を加味したら、面白くなってきました。

系図は地誌と重ねる事で見えてくるものがある。既に皆様ご存じの事かもしれませんが私には新鮮。系図が時間なら、地誌は空間。人は時間の中で空間を移動するから、系図だけではどうにも揺らいであやふやでしかなかったのを、土地を加味したら3Dで座標軸が定まりました。

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