2014.1.28 ツイッターから転載…よみうりカルチャー横浜の講座【『源氏物語』と鎌倉】は無事に終えることができました。
26日
昨日はよみうりカルチャー横浜講座のRTをして頂きありがとうございました。まだパワポの編集中ですがその一枚。『源氏物語』は世界各国の言語に翻訳されていますがその数は2008年現在で22カ国語。『源氏物語』はそれほど日本が誇る文学です。
最近思うのですが、文化がふつうの日常と乖離していて文化の本当の大切さが理解されていません。『源氏物語』は贅沢な人の楽しみなのではなく、日本のすべての人の大切な財産です。私は「知」というものの具体的な資源とさえ思います。その資源が鎌倉にもあったとというのは驚くべきことなのですが。
よみうりカルチャー横浜の講座の準備をしていてキャッチフレーズを思いつきました。【鎌倉の光源氏、宗尊親王!】。鎌倉に源氏物語ブームを起こした方ですし、皇子でありながら帝位につけない身分としてみずからを光源氏になぞらえて育った方。三月の講座に使いましょうか(笑)
27日
横浜の講座を無事に終えての帰りです。鎌倉の源氏物語に関わる京都の源氏物語文化といえば平家の王朝文化なのですが、都落ちの時の経正の仁和寺に琵琶青山を返しに行った件をお話するときいつもぐっと迫ってきて一瞬語れなくなります。今日は久々なのでもう大丈夫と思ったのですがやはりでした。
28日
おはようございます。昨日の仁和寺に琵琶を返しに行った経正のエピソードですが、私達にとっては歴史か文学の一コマでも定家や光行にとってはリアルタイムに知らされる日々のできごとでした。しかも歌や主従関係で親交あった方々の。その痛切な思いが二人の源氏物語二大写本に結実したという流れです。
昨日の講座では「はじめて聞く名前ばかりでした」のような初めてこの世界に入った方ばかりでしたがスライドを観ながらなので難なく楽しんで頂けました。お気に入りの一枚です。道長についての説明です。彰子→後朱雀天皇の流れから白河天皇にいきます。
空が好きで月や雲を撮った写真がたくさんあります。道長の解説をしようと思いついて道長といえば望月、ならば満月の写真、と探し出して使いました。この時、雲が彩雲になっていて、慌ててカメラを出したのですがみるみる雲が消えてやっとこの一枚がなんとか。夜空の彩雲は神秘的でした。