5月7日
最後の牡丹@建長寺 今年は花の季節に鎌倉に行かれなくて桜も藤も建長寺様の牡丹も。諦めてたら一輪、この黄色い牡丹がまだ咲き残ってくれていました。

建長寺様の池にカワセミ。こんなビューポイントで見るなんて。一眼レフを持ってなかったのが残念。

北鎌倉駅ホーム脇の落石危険で通行止めになったトンネル。今日見たらトンネルを覆っている樹木は藤だったのですね。高い位置に少し藤色の花房が見えて気がつきました。真っ盛りの時を見たかった!
建長寺様の禅研究会に行っていつもお会いする先生から『源氏物語 月への想い』というご本を頂く。仏教の先生なのだけれど私が源氏物語をやっているのをご存じだから、お手元にあるご本をこうして時々頂く。青井紀子様という方のご著書。ご自分の読みで源氏物語を書きたいと思われたそう。いいなあと。
5月10日
明後日の講座に使うスライドです。比企に九条兼実ゆかりの神社・寺院があるところからその関係を探って作りました。兼実の失脚から没年の間に比企の乱と新古金集完成が。


慈光寺経のスライド。慈光寺にあります。後京極良経の急逝を悼んで九条家が制作しました。平家納経・久能寺経と共に日本三大装飾経として国宝に指定されています。なぜこれが比企に?が謎です。

背景の継紙は手元にあった料紙をちぎったり切ったりしてそれふうにちりばめて遊んでみました。
5月11日
埼玉県比企群ときがわにある山岳寺院「慈光寺」の全体図です。こんな都から離れた比企の山中に、なぜ、慈光寺経のような国宝が? が明日のテーマです。

埼玉県比企郡の比企氏に関係ある史跡のスライド。

5月12日
鎌倉文学館講座室をお借りしての講座、今日が最終回だけれどやってきた甲斐があったといい切れるほど手応えを感じています。と思っていたところに、鎌倉のある方から、今日は行きたかったのだけれど、大切な法要があってと、残念なお気持ちをわざわざ携帯にお電話頂きました。震えました。湘南ライン車中にて。
思ったのだけれど、鎌倉は文化人の方はもう旧来の文化で固まっていられるし、行政ではあまり文化を考えて頂けない。寺院にはそれぞれゆかりの文化を背負う歴史の人物がいて、寺院はその方たちを大切に守ってられるから、寺院繋がりで鎌倉の歴史を深めていくのがいいかも。寺院の方は皆様お心が深いし。
最後の鎌倉文学館。お世話になりました。

5月13日
やることはすべてやったという安堵で就寝して起きたらTLがネパールの地震と宮城県沖の震度5。昨夜も二次会で今の世を憂える方の話に終始したけどそれは私も同じ思いではあっても今の私にはそれは心に収めて私は私にしかできないことをするしかないと覚悟しています。
昨日は鎌倉文学館講座室をお借りしての講座に比企の慈光寺経をテーマにしたら比企からお客様がいらして下さって、終了後鎌倉と比企の文化交流会に発展。双方で熱心に文化活動をされている方々だから盛り上がりの凄かったこと!お繋ぎする役目ができて講座最終回の大団円でした。
800年ぶりに(比企の乱から)比企の方が鎌倉の方と交流するという感慨の昨夜の会。会場の鉢の木です。最初、薩摩琵琶の坂麗水さんに演奏して頂いて鎌倉ならではの文化から始めました。

昨夜の【鎌倉と比企文化交流会】の参加して頂いた方からメールで「歴史と人のつながりの醍醐味を満喫しました」と。ほんとうにそう。歴史は知識ではなく文化。人と人の交流の証です。
鎌倉の方から鎌倉文学館講座室をお借りしての講座、【鎌倉の歴史を楽しむ会】最終回の会場の写真を送って頂きました。記念にアップ。背景にある茶色いバックに6枚貼られたチラシは講座の第一回から最終回まで。主宰して下さっている方が最終回を記念して作ってきて下さったもの。綺麗だからと。

