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2016.2.4 ツイッターから転載…与謝野晶子も訪ねたという金澤園という料亭での講演を聴きました。

1月21日
こんな早い出発はラッシュを避けて。早めに着いたらカメラ散策をしようかと。久々の遠出です。(カメラはスマホだけど…)

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朝陽を浴びてかがやく白い雲のなかで、離陸した飛行機と着陸態勢に入ろうとする飛行機がすれ違って見えました。

地図を見たら、金沢文庫駅から金沢文庫に向かうバスの通りを、金沢文庫で降りないでそのまま行くと、金沢八景駅。そういう関係だったのかと納得。今更だけど。ちなみに、金沢八景駅の先は平潟湾。海です!

懐かしいから降りてのんびりうろうろしてて、はっと気づいてバス停に行ったら、案の定発車したばかりのバスが角を曲がって見えなくなりました。二十分以上待ちでまた改札に戻って休憩。

寺前の八幡神社。バスの車窓から。

Photo

称名寺入口の赤門。バスの車窓から。

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タウンニュース鎌倉版のコラム。第二回が掲載されたようです。テーマは「真面目な少年 北条実時」。その実時創建の称名寺の近くに来ています。偶然に。

今日は称名寺から少し先の金澤園という料亭でご講演があり拝聴してきました。料亭の100周年記念で、林原泉先生「与謝野晶子と金澤園」。与謝野晶子は何回かここを訪れて会食をされているそう。称名寺にも行って随筆を書いてられるんですね。

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金澤園二階。お座敷の脇の広い廊下にも畳が敷かれていました。今は埋め立てられてとてもそんな風情はありませんが、当時眼下がすぐ平潟湾で、会食をしながら海が見えるこの料亭を与謝野晶子がとても好んだそうです。

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畳敷きの廊下。陽射しの影が素敵でした。金澤園の建物は重要文化財に指定されていて、普段は非公開です。カフェもランチもあるのですが、全部予約制。いつか予約して風流を好む方と宴を張りたいものです。

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眼下にあったという海。今は見遥かしてもこのとおり、全然見えません。見えると思って期待して二階にあがったのに……

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◆今日はもう立春。窓から暖かな陽が射しこんでいます。なかなかブログに手が回らなくてまだ一月の分。でも、記録に残しておきたいから頑張ってツイッターの転載ですがまとめています。この与謝野晶子が称名寺を吟行に訪れた話を友人にしたら、「与謝野晶子は尾州家河内本源氏物語に気づかなかったということね」と。そうか、当時文庫では展示をしてなかったから気づくはずもないでしょうけれど、近くまで行ってらしたんですね。そして、その時与謝野晶子が「尾州家河内本源氏物語」を発見していたら、鎌倉の源氏物語の歴史は大いに変わっていたでしょう。私が今こうしていることもしないで済んで。不思議な円環です。

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