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2017.7.21 ツイッターから転載…吉本隆明・小林秀雄両氏の「実朝」を拝読しました。

7月21日

昨日、タウンニュース鎌倉版コラム第22回「二階堂永福寺と『とはずがたり』の作者二条」を書きました。ちょうど二条が鎌倉に下向した最初のコラムを書く時に至っていて、どんな切口ではじめようかと考えていたところに永福寺の現地説明会。タイムリーだったので。二条も訪れています。

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昨日はTLで教えていただいたラジオの荒川洋治先生を拝聴。懐かしかった。私の現代詩の原点の方です。詩は言葉ではなく悟りとおなじ世界の開示なのですね。若かったから論理や理屈でわかるものとばかりに質問しまくってお困らせしていました。ある時ふっとそれがわかって詩を離れ、小説に移りました。

 

昨日はこの一節に唸りました。小林秀雄「実朝」から。併し、文学には文学の真相といふものが、自ら現れるもので、それが、史家の詮索とは関係なく、事実の忠実な記録が誇示する所謂真相なるものを貫き、もつと深いところに行かうとする傾向があるのはどうも致し方ない事なのである。

 

やはり、小林秀雄はいい! となった一文でした。吉本隆明の実朝の読みにとても親近感を覚え、歴史書の解説の比企の乱より深く味わえるものを覚えたのですが、こういうことだったのだと。吉本隆明で満足して小林秀雄の実朝はスルーしようと思ったのですが、全然迫力がありました!

 

実朝の陳和卿による造船の話。材木座のあの砂浜でそんな船を造っていたなんてと信じられなくて吾妻鏡の創作ではないかと疑っていました。でも吉本隆明の実朝を読んだら、進んでも殺される進まなくても自害させられるという究極の環境のなかで唯一望みを託したのが宋への渡航と。納得しました。

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吉本隆明の「実朝」、いいです! 吉本隆明に実朝論があるのを私は知らなくて、このTLで教えていただきました。いつか読むことになるとは思ってもいませんでしたが、あの時呟いてくださった方に感謝!です。

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