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2018.4.27 ツイッターより転載…仙覚の小説覚書(117)宇治平等院と真言密教のこと。冨島義幸氏『平等院鳳凰堂』を拝読しています

4月23日

後白河院が建春門院滋子さんに寺院を造らせようとしてわざわざ滋子さんを宇治平等院に伴ったのだから、最勝光院は宇治平等院を規範にして造られたと思うのだけれど、院が当時重視していたのは真言密教。なのに寺院を造るときには本尊が阿弥陀様の浄土教。と、これが私には理解不能で逡巡していました。

 

) それで平等院関連の本を借りて読んだりしていたのですが、どれも豪華絢爛な浄土教美術の範疇。諦めてもう平等院を追うのは止めようと図書を返却しに行った図書館で冨島義幸氏「平等院鳳凰堂」に出逢ったのでした。なぜか惹かれて拝読していたらなんか密教の気配。不思議に思ってあとがきを見たら、

 

2) 「鳳凰堂の密教要素を評価する必要性を感じたのは、あるていど平安時代の密教の建築空間を見てきたからである」と。鳳凰堂の密教要素!& これには衝撃が走りました。俄然今まで抱えていた不可解の瓦解する予感。「鳳凰堂について多少なりとも論を述べることができたのは、黒田俊雄、平雅行両氏

 

3) をはじめ、近年の仏教史研究の進展に支えられてのことである」。と、平等院関連のご本でこのお二方の登場。俄然、やっと行き着きたかったフィールドに着地の感です。(なんとなく、ここにくるまで長かった。実は内心サボっているのではと自分を責める気持ちも)。それにしても平等院に密教なんて!

 

冨島義幸氏。https://www.tbsradio.jp/yumeyume/2012/11/20121110.html

 

建築って、面白いですね。あとがきに「恩師である山岸常人先生の仏堂空間を法会から読み解く研究」とあったので、ふつつかながらも、まさに私も! と思ったのでした。

 

4月25日

おはようございます。強い雨が降っています。写真は目下満開の姫ウツギですがこの雨で痛むか心配。昨夜は新潮社の漢字講座を受講しました。校閲の講座以来プロの方のお話を聴くのが精神の安定にとてもいいことに気づいて。昨日のお話でもやはり私の書く姿勢の安定感は上昇しました。

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新潮社の漢字講座の講師は小駒勝美先生。新潮社の漢字辞典を作られた方です。でも昨夜のお講義は国語辞典。教室には言海から広辞苑にはじまり、ほぼ全出版社の国語辞典が置かれてそれぞれの特徴のお話も。楽しかったです。校閲講座と併せて私の表記の仕方への疑問が少しずつ晴れていっています。

 

新潮社さんって面白いですね。校閲部のプロ中のプロの方が講師をされる講座を開くなんて。他の出版社でもされているのでしょうか。でも新潮社さんの校閲部は他を圧倒する規模らしいからきっと違うのでしょう。私は原稿を書いていても字面に凄くこだわるのでそれで迷いが生じること多くそれで受講。

 

タウンニュース鎌倉版コラム第26回「第八代将軍久明親王の鎌倉下向」の掲載日が5月4日と連絡を頂きました。いよいよ久明親王の鎌倉下向。自分を翻弄したご深草院の皇子です。二条も院の皇子を産んでいますから我が子とは異母兄弟。若宮大路で二条はその行列を見守るのですが、胸中さぞ複雑なことでしょう。

 

このコラムも第30回で終了することにしたから9月が最終回。7月が最後の将軍第九代守邦親王、8月は仙覚と『万葉集』、最後を鎌倉滅亡と北条実時の「尾州家河内本源氏物語」で締めました。鎌倉の源氏物語の歴史は、小侍所別当として11歳から歴代将軍に仕えた北条実時の見た歴史でもありました。

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