2018.5.30 ツイッターから転載…運慶と建春門院滋子さんの短編覚書(104)たまきはる・玉葉を読むなど
5月27日
本当にもうこういう時間ではないけれど おはようございます笑 昨日まで私は運慶が東寺に通って伝真言院曼荼羅を観て仏さまが生きてるような作風を学んだということで書こうとしていたのですが 円成寺大日如来像が講堂の立体曼荼羅の影響下なら 伝真言院曼荼羅は書く必要がなくなったことが判明
私は文章の人だからどうしても発想が二次元 運慶を東寺に通わせても立体曼荼羅をあえて避けていました 昨年夏以降 時政との関連で運慶に入って 様々なご論を拝読する中で彫刻という三次元世界の見方・楽しみ方を知ったのですが いざ原稿にかかったら思考はまだ二次元にしか気が向かなかったんですね笑
でも結局私の世界は真言密教 後白河院を書くなら今様をと調べて始めて 違う 今様は必要ない 真言密教! となり そこから運慶自身を真言密教の人とするまで こんなに時間がかかりました
九条兼実本がいつもと違い分館にあったので行って ついでに運慶本を見たら『院政期の仏像―定朝から運慶へ―』という大型本があって 今朝から拝読 必要な箇所をコピーしてきました(重かった…) 平等院鳳凰堂の阿弥陀呪のこととか 康慶とか 今までたどってきたことのおさらいになりました
5月28日
「たまきはる」に戻りました 熟読している余裕はないので 目を通し終わったら原稿にかかります 東寺講堂の立体曼荼羅で決着がついて ようやく動いてきています たまたま先日運慶を巡るツアーで行った最初の寺院が東寺 円成寺が目的だったからおまけの気分だったのに こんなに重要になってくるとは
おはようございます 昨夜たまきはるを読了して就寝 法住寺殿最勝光院法金剛院後白河院建春門院兼実光能経房修正会 みんなここのところじっくり育ててきた原稿の世界 そこに建春門院滋子さんの生の声が入って 健御前と滋子さんの関係は紫式部と彰子中宮 やっとたまきはるの世界が入ってきました
5月29日
おはようございます 鹿さんのRTをさせて頂いたので私も鹿さんを 昨日は創造的なことの一切できない一日でした でもコピーはしたかな そんな日でも頭の中はずっと思考が持続 かえって醸造になっていいというのは長年の経験 ツアーでは軽く考えていた東寺講堂 今頃になってひしひしときています
慌てて飛び出るのに道中のお供は と探して一番手っ取り早くそこにあったコピーを 現代語訳玉葉 ほんとうにこの玉葉 通しで全部読めたらいいのだけれど 経房の吉記も
帰宅しました どういう方たちがいらしてるのだろう と不思議に思う新潮社の漢字講座 私みたいな表現者の側の人間ではない気がする かといって校閲の講座のような編集者さんとも違う 学校とか塾の先生? 今日は漢和辞典 マニアックな世界! と思いながら楽しんで受講してきました