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2018.8.31 ツイッターから転載…解釈学会参加その後

8月27日

おはようございます 昨日の午後は 発表のあと 赤い鳥創刊100年記念のミニシンポでした 赤い鳥 漠然としか意識してなかったけど 唱歌に対して 芸術味の豊かな 子供の美し空想や純な情緒を傷つけないで優しく育むような歌をの理念のもとで創られたと それで童話に対する童謡と命名したそう

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この冊子を含めて 貴重な資料をたくさん頂きました 私には猫に小判なので どなたか貰ってくださらないかを 考えています

 

こういう資料です

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もしもし亀よ の石原和三郎と 海は広いな の井上武士は 学会会場だった群馬大学荒牧キャンパスに 共に歌碑があるお二人 そういうゆかりの大学での赤い鳥創刊100年記念シンポでした

 

それにしても 昨日のあの巨大な雷雲の発生はどこなんだろう これだけツイートに流れてきても それを特定する地域が見当たらない

 

積乱雲で検索して 地名がわかる方の投稿をRTさせて頂きました 古河市とか その辺りの発生でいいのかしら 群馬大学正門前で見た方向のようだし

 

でも あの積乱雲 巨大過ぎるし 中での雷の発生も異常だし 自然にはこういうこともある みたいな言い方で済まされるものでない気がするのですが

 

積乱雲が気になって 思いの外 時間をとってしまいました

 

昨日ほどの遠出だと 必ず目眩でダウンしていたのだけれど 今朝はそんな気がしない はっきり覚えているのだけれど 最初にこの現象が起きたのは埼玉の博物館に行った翌日 その時肩に食い込む荷物のせいと思い 以来荷物ばかり気にしていました 昨夜の帰り 夜道を歩きながら あれはもしかして悪い

 

予感からだったのかもと 会場にこられるはずの方が見えなくて でもそれを危ないとは捉えなかったのだけれど 実はたぶん危なさを神経が感じていた 最近 身体の不調が心配事からだったとわかり それを精神的に克服して強くなったから あの時の原因がその悪い予兆だったのかと思い当たったのでした

 

鎌倉の源氏物語も 比企の万葉集も ここにくるまでそれは多くの方のお力添えを頂いたけれど やはりここにくるまでそれ相応の軋轢はあったし葛藤もした 社会に不慣れなあいだは翻弄されるばかりで大変でした でも今はしっかり結実してきたし 私自身が落ち着いて そんな時に思い出して納得しました

 

8月28日

おはようございます 昨夜はiPadで中野幸一先生訳『紫式部日記』を 紙の本の原文では何度か目を通しているし 解説の現代語訳も その度に何度も戻ったり確かめたり進まなかった なのにこのタブレットで読む紫式部日記は全然違う すらすらスクロールして進む 中野先生の正訳がとても自然だから?

 

紙の本はとても好きです 紙自体が好きだし 料紙への憧憬はもう大変 なのにタブレット読書に違和感がないのは 私が生れたときから身近にあった写真機材で機械に馴染んでいるからかなあ など思います

 

ふっと 実朝に関する碑を調べたら 全国に20基 神奈川県下では鎌倉市に9基 秦野市に2基 その内 鎌倉における歌碑は5基で 鎌倉国宝館に2基 商工会議所に1基 鎌倉文学館に1基 長谷の海浜公園に1基 鎌倉文学館のしか写真がないから 行って撮ってこようかと

 

鎌倉文学館の歌碑 撮っていると思って探したら 添付の一枚にちょこっと写りこんでいるだけ これでは使えないから 結局5碑全部撮りに行くしかないことに 疲労がそう溜まらなくなったから 動けるかも(そうありたい!)

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鎌倉市の実朝の歌碑 国宝館「山はさけうみはあせなむ世なりとも君にふた心わがあらめやも」「風さわぐをちの外山に雲晴れて桜にくもる春の世の月」 商工会議所「箱根路をわが越えくれば伊豆の海や沖の小島に波のよる見ゆ」 鎌倉文学館「大海の磯もとどろによする波われてくだけてさけて散るかも」

 

鎌倉海浜公園「世の中は常にもがもな渚こぐ海女の小舟の綱手かなしも」

 

学会でお会いした先生に 貴方は文芸と歴史とのかかわりに研究の視点がおありのようですね と言って頂きました 実朝についてなんて書けない と思っていましたが 歴史とのかかわりは私しか書けない の気持ちに変わりました ここのところの時政研究を経て それ以前の光行研究があって

 

ここにユベール・ロベールがありました! スワン家のほうへⅠ 祖母が話者の主人公に与えた絵の複製写真 コローとターナーに混じって三人の一人 ユベール・ロベールだけ知らなかったのをTLで高遠先生に教えて頂いて 西美展で堪能したのでした

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西美展で買ったクリアファイル 愛用してすでにくちゃくちゃ でもずっと持って歩いています コローとターナーとユベール・ロベール 好きです!

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RTさせて頂いて そうね 私も深謝の思いを発すべきなのだけれど と思いながら 私自身がまだ到達しきっていないから 恐縮だけどお預け 深い思いはたくさんあります 今日は新潮社さんの漢字講座 今終わって 新字体と旧字体 難しかったから帰って復習 こういう講座があることに まず深謝です

 

帰りの車内 今までは歴史みたいな概略だったから物見遊山気分で楽しかったけど 今日は新旧の字体で漢字の個々の話 しっかり理解したいと思うから 気持ちがしんと鎮まってます こういうことを聴きたかったんだ! と

 

円城塔氏『文字渦』は新潮社さんだったんですね TLで見てこれは校閲が大変!と目を丸くしていました 漢字講座の開始早々 講師の先生が持ってらして やはりここの校閲室でされたそう 評判良くて三刷ですって ネットで見られるそうだから ご覧になって下さい 見てのお楽しみです

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2018.8.30 ツイッターから転載…解釈学会第50回、群馬大学会場へ

8月26日

おはようございます 無事に出て予定通りに動いています いつも鎌倉から乗る湘南ラインの 降りる駅から乗って鎌倉とは反対の方向に カメラは置いてきました 小型でも重量になるから タブレットを持って出て これから読書 長い道中です

 

kindle読書 まだスワン家のほうへⅠですが あまりに素敵な心理描写に遇って 涙ぐみたい気持ちに 何度目かなのに初めて目にした気分 私が変わったのか kindleだから見え方が違うのか ふっとマーカーを引きたくなって タブレットでそれはできないと気がつきました できるのかな

 

マーカーをこのページ全部に と思って あ ページではない 画面なんだ と思い直したり kindle読書初心者にはいろいろ新鮮

 

終点まで乗っているので とても長いのですが kindleが快調で あっという間に時間が経つ気分

 

いつも比企より遠いと思って眺めていた鴻巣を過ぎてびっくり そうか 埼玉県を通り越すんだと 改めて思う

 

乗換駅の籠原が近くなって 山が見えました 山って いつでも見えると嬉しい 次の線に乗り換えて停車中 スマホの電池切れはらはら 電源をしょっちゅう切っています

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図書館で貴重書の展示をしてくださってあるけど 炎天下の移動を避けてそのまま教室で待機 マップで検索したら 車窓に見えた山は赤城山みたいです

 

学会が終わって バスを待つ群馬大学正門前から見えた雲 むくむく湧き上がっているのがわかりました

 

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同じ雲でしょうか(このあと TLでは、龍の巣出現とか、ラピュタの雲、とか形容する巨大な積乱雲の写真が次々と投稿され、その雲の中で雷がひっきりなしに落ちる、この世の終わりかと思われる壮絶な空に。群馬大の正門で見た雲でした。古河市あたりの発生のよう)Dlhvq20uwaahhns

 

RT 同じ雲でしょうか

 

(このあと TLでは、龍の巣出現とか、ラピュタの雲、とか形容する巨大な積乱雲の写真が次々と投稿され、その雲の中で雷がひっきりなしに落ちる、この世の終わりかと思われる壮絶な空に。群馬大の正門で見た雲でした。古河市あたりの発生のよう)

 

 

じゃまた来年 と笑顔でお別れした一年ぶりの皆様 一年のブランクがまるでないかのようで面白いなと思う 時間待ちで前橋駅構内でお土産を選んでいたら 同じく時間待ちだからと鎌倉で馴染みの先生がいらして そうしたらまた別の方がやはりいらして みんなでぐるぐる 学会帰りのこういうのが楽しい

 

 

やっといろいろ乗り換えて 最後の長い路線に 鎌倉の先生は別のラインで 私はいつもの鎌倉に通う線の降りる駅を通り越した反対方向から 寝てもいいし でもやはりkindle読書

 

 

そうそう kindle読書 マーカーが引けました それで遡って 好きな汽笛の音がする箇所から マーカーの引きまくり このタブレット まったくもってもうプルースト本です

もうひとつそうそう 来年は岐阜 来年は宿泊して二日目の現地踏査に行こう! 乙前の地青墓 一度訪ねてみたかった 梁塵秘抄 そんな発表あったら なお楽しい 青墓は今はその面影はないというけれど

 

 

都心に入ったら混んでくるのでしょうけれど 今はがらがらだから こんな写真を マーカーを引いたタブレットの画面です なんと 忘れていたのですが スワン家のほうへⅠにはマドレーヌの話があったんですね

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ただいま《望》です

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2018.8.29 ツイッターから転載…建春門院滋子さんの短編雑感など

8月24日

「最勝光院」が構成のうえで深くかかわっている……新編日本古典文学全集『無名草子』解説より 最勝光院がこれだけ重要ならば 御子左家にとって『たまきはる』の作者が最勝光院で建春門院滋子さんに仕えているのだから 姪にあたる俊成卿女が無名草子の作者であることは 限りなく可能性あるのでは?

 

俊成卿女が無名草子の作者だろうことの条件が四つあげられているけど 最勝光院が身近な人物ということを 五つ目の条件に入れていいのでは?

 

まづこの世の御幸ひも極めのちの世もめでたくおはしましけるよ←無名草子で作者が最勝光院の主だった建春門院を思っての感慨 最勝光院の素晴らしさに この世にあった時のみならず死して後も幸いと これは作者が身近に建春門院のことを聞いて知っていたからこその感慨でしょう たまきはるの作者から

 

ただ寺院を訪ねただけでは こうはなりませんよね 思いを馳せるとしても 建立したことを褒め称えるなど 外見的な感慨になるはず

 

タウンニュース鎌倉版コラム第29回の紙面を送って頂きました 万葉集研究遺蹟碑が綺麗に載っていて嬉しい

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ようやく辿り着きました 最勝光院の想定図 これを知りたかったのです 動線をつくるために 小御堂は離れた所に独立してあるのだとばかり思っていたり やっと滋子さんの動きを具体化できます 杉山信三氏「法住寺殿とその御堂」にて

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最勝光院の場所の特定は考古学的成果とこちらのご論考でできて そいうのはいろいろ目にしていても では具体的にどんな建築? と思っても それはあまり世の方々には必要ないんでしょうね 全然目に触れませんでした この分だと 遠隔複写が叶わなかった別のご論考も やはり早いうちに見ておかなければ

 

やはり先日八王子に行った疲れがとれないから それは猛暑で家に籠っていたのを突然出たからなので 明後日の遠出に備えて毎日 その日履く予定の靴で吉祥寺に出かけています 筋肉を鍛えないと(でも 出かけた翌日か翌々日に必ずあった目眩はなく ほっとしています なにより)

 

8月25日

起きて早々に見たTLに 以前参加させて頂いた仏文の会でお会いした方の詩集の写真 その直後のご刊行でした それから少しその詩の世界に浸っていたのも懐かしく そのまま私もTLをそういうふうに埋めたいなあと思ったのですが 最勝光院はでもそれに劣らない世界だからまあいいかと思いなおしました笑

 

最勝光院 昨日やっとその結構の図面にめぐりあって 嬉しくて 気分が華やいでいます 建春門院滋子さんが暮らした寺院空間 しかもそれがこの世ならぬ美しさ煌びやかさ その描写は私にはできそうもないと それだけが絶望的で すでに諦めています

 

片道二時間半以上の道中だから タブレットをお供に持って行こうと思うのだけれど 電池が持つか どうなのでしょう

 

アバウトだけれど 78時間継続して読書できるようだから大丈夫 只今充電中です

 

やっと八王子の疲れがとれ 今は恒例の(といっても数日目笑)お散歩中 歩きが靴運びにも慣れて まあまあ快調 明日のお出かけに間に合ったよう 幹事さんが 10月の講座のチラシ作りにかかられたそうで 私も9月になったら またパワポ 鎌倉の蹴鞠の1回講座 飛鳥井雅経の生涯を追います

 

吉祥寺の夕焼け

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明日は早いのに結局この時間 満月が煌々として綺麗なようだけど 夕刻昇り立ての 淡い水色に灰色の雲がかかる空の大きな満月を見たから それを大切にしたい なかなか最勝光院の滋子さんに集中できずにいるのが忸怩たる思いなのだけれど 明日を越えればと思う 明日はどうなるのかな と思いつつ休みます

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2018.8.27 ツイッターから転載…建春門院滋子さんの短編雑感&タウンニュース鎌倉版コラム第29回が掲載など

8月22日

もうこんな時間 6時には起きなければいけないのでこのまま起きていることに 先日の源氏物語のお講義で 源氏物語はどういう文学か 哲学者さん方が考えられたことがあったそう 結局わからなくて 和辻哲郎さんだけが文章にされたとか 文学の感性の問題ですねと先生は仰られた ずっと鎌倉の源氏物語で歴史

を対象とする世界にいたから(源氏物語の講座を離れて十数年も) 歴史の方々の感性のなかにいました 自分が必死な時はそれに追いつこう 合わせようと頑張ったけれど 仙覚の小説でスタンスを文学に戻したら なにが違うって 感性そのものが違う 合うはずがないと驚くほど自覚できて自分を取り戻しました

先生は 源氏物語は男女(おとこおんな)の関係性の物語ですねと言われた 哲学的に宗教観や倫理観、道徳観を探ってもわかるわけがないと ちょうど野分巻で夕霧が紫の上を垣間見る場面だったから ここでの光源氏への形容がきよらでなくきよげになっていることに着目 きよらは最高の褒め言葉で通常の光源氏

に使われています なのに野分ではきよげと一段下げて貶めている 紫式部さんはこういうふうに書き分けているんです 夕霧から見た光源氏と紫の上の関係性をですねと 私は以前からここのところの紫式部の筆致に違和感を持っていたのですが そういうことだったのかあ〜と納得したのでした 紫式部さん凄い!

感性でいうと 同じ古典を扱っても 文学者と学者さんは違う 文学者は行間に人の心を読む 人の心の繋がりで空間がほぐれていく その自在さが醍醐味なのだけれど 最近少し学者さんめいた言動をしてきてたから 違う ということに 違う といわれることに怯えがあって それを克服して跳躍しなければと思う

あと やはり 私の文学も関係性だなあと 最近思ってきたところ 歴史のなかの 人と人の関係性

8月23日

家人がでていったので のんびりと 夢枕獏さんの朗読『陰陽師』を聴いていました

RTの井上通泰氏は 妙本寺境内の「万葉集研究遺蹟碑」の碑文を書かれた方 『万葉集雑攷』は私の仙覚さん研究の原点です

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そして まだ古巣の源氏物語講座に通っているときだったので それを講師の先生にお話したら ああ 井上通泰(つうたい)さんね その方 柳田國男の兄弟なんですよ と教えて頂いて 以来 私はつうたい氏と呼ばせて頂いています

ふだんは忘れてるけど 台風やなにかあった時に ふと原点に立ち返る ツイッターはこういう時のために続けているのだと 始めて半年後に東北の震災があった その時のツイッターの存在感 時々刻々とあらゆる情報がもたらされた 他の通信手段とは一線を画してました ふだんはのん気に趣味的だけど

スパティフィラムの花が 室内だからひょろひょろと伸びすぎて 通りかかったり脇に座ったりするたびにしなだれかかってくる 毎日そんな花と戯れて 花と戯れるなんてこと あったかしらと楽しい

日曜日に行く学会 年に一回お会いする先生方とのお話が楽しみ と思っていたら そのうちのお一人が別の会と重なって行かれないからと お電話を頂戴しました 恐縮しつつちょっと長電話 僕は貴方の写真展が見たいんだよねと 学者の先生方は ご自分の持っていられる業績を棚に上げて そんなことを仰います

国会図書館遠隔複写で届いた杉山信三氏「法住寺殿とその御堂」を拝読して満喫中 今までいろいろ見てきた法住寺殿についてのご考察の総まとめ というか このご考察があってのその後の展開なのでしょうか やっとまとまった一つの文章として こうして拝読している幸せを感じます やっと私も練れてきて

法住寺殿への関心から始まった滋子さんの短編 書き出して 法住寺殿より前に書いておかなければならない大日経のこととかで ずっと遡って離れていたけど どうやら当初の法住寺殿を書く辺りに戻ってきました そんなところにこの複写が届いて タイミングいいです でもまだ滋子さん 登場してません笑

仙覚さんの小説も 比企の乱にたどりつくまでが長くて まだ仙覚さんは生まれてもいない これは私の困った癖 そこにたどりつくまでの要因を掘り起こすのが楽しくて

台風の進路が気になっています

8月24日

RT ル・クレジオ「書くことによって、様々な困難を乗り越えることができるのではないかと思ったわけです。喉を締めつけられるような思い、コミュニケーションの不可能性を乗り越えるために、エクリチュールというものがあったのです。」

タウンニュース鎌倉版コラム第29回「『万葉集』の仙覚と北条実時」を掲載して頂きました。長い連載でしたが源氏物語に特化したコラムなので、妙本寺様(比企谷)における仙覚の万葉集の活動はここではじめてのご紹介です。最終回の締めに向けて。https://www.townnews.co.jp/0602/2018/08/24/445434.html

 

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2018.8.24 ツイッターから転載…建春門院滋子さんの短編雑感&古巣の源氏物語の講座にご挨拶に参りました

8月21日

いつもは多摩川を渡るのに 今日は浅川 そういえば比企に行くときの川は荒川? 遠出って川を渡ることみたい 京都に行くときは 安倍川 そして天竜川 いつもわくわくして渡ります

 

中央線車窓から 久しぶりです この光景

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浅川を渡りました 先ほど立川を出たときに多摩川も渡りました 川沿いに普済寺様の立派な伽藍が見えました 忘れてたから見えたときには間に合わなくて 撮れませんでした

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八王子駅前TOKYU SQUAREビル 2008年の源氏物語記念の年に ここのホールで鎌倉の源氏物語の写真展をした いわば原点の場所です 源氏物語の講座の先生やお仲間へのお礼行脚も無事に終えることができました 皆様に喜んで頂きました

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八王子のポスターです

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八王子からの帰路 やはり源氏物語は凄かった 鳥肌がたつお講義でした または 言葉がない というような こういう深さは現代語訳では伝わらない もしくは現代語訳をなさった方でさえ気づいていられないかもしれない そんなお講義でした 今日行ってよかった

 

前もって聞いていたような浮舟ではなく 野分巻の夕霧が紫の上を垣間見るところでしたが 倫理観や道徳観というのは視覚の世界(垣間見) 視覚がなくなったところに浮かび上がるのが宗教観ですね など 私がお習いしていた源氏物語はこういう世界です

 

お夕飯直後から今のこの時間まで寝ていました 出かけた翌朝の目眩が怖くて でもすっきりして多分明日は大丈夫 お礼行脚の源氏物語の教室楽しかったです 最勝光院の話をしたら 皆様身を乗り出して面白いと 無名草子冒頭に最勝光院が出てくると教えて頂きました 俊成女作ともいわれるこの作品

 

俊成女はじつは俊成の孫らしいから もしこの作品が彼女の作としたら たまきはるの作者はほんとうの俊成の娘で 俊成の娘と孫のふたりの女性が最勝光院に関する作品を残したことになりますね 最勝光院には俊成が花見に行った逸話もあり 無名草子はやはり俊成女の作としていい気がします

 

教えて下さった方によると 注釈では南禅寺の近くとあったそう 先生もそれを覚えてらして そうだよ 南禅寺のそばと書いてあったよと 今地図を見たら南禅寺はぜんぜん遠いです 近くに最勝高徳院があって それと混同してるのかも 最近認識したばかりの最勝光院の位置をお話して納得して頂きました

 

最勝光院と建春門院滋子さんと運慶のこと こういう話に どきどきするわ と身を乗り出して耳を傾けて下さるかつてのお仲間たち 楽しいからまた来てよ と言って下さって こちらも楽しいひとときでした 懐かしい京王プラザホテルのラウンジでの恒例の昼食

 

無名草子 私も以前読んでいるのだけれど 老尼が某寺院の前で若い女房たちに物語る という構成のその寺院が最勝光院だったとは 私の読み方はいつもこんなふうに曖昧

 

8月22日

おはようございます 昨日帰宅したら国会図書館遠隔複写で頼んでいたご論考が届いていました 杉山信三氏『院家建築の研究』から「法住寺殿とその御堂」 複数頼んで叶ったのはこのひとつ ダメだったのを都立図書館で検索したら全部ありました 行ってコピーしてきます(涼しくなったら・・・)

 

昨日の虹 綺麗だったのですが 気になっていました あんなにくっきりなんて

22日7:32 バヌアツM6.7  22日6:31 ベネズエラ沿岸M7.3

 

電子書籍を購入 中野幸一先生『正訳紫式部日記』 電子書籍はみんなkindleで読めるものと思っていたので ダウンロードしてkindleを開いても 無い!笑 焦って探して ドロップボックスに保存して タブレットで読めるようになりました

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kindleでない電子書籍って 皆様どこに保存していられるのかしら

 

kindleのタブレットは失われた時を求めてに特化してるのだけれど そこにこの紫式部日記が加わったと思ったのですが そうはいかなかった笑 でも ますます失われた時を求めての特化が極まりました

 

お便りとかお送りさせていただくものとか いろいろできて なぜか今日は快調 昨日とにかく寝て疲れをとったのがよかったのでしょう そして たぶん 絶不調だった原因がなくなって これから第二幕だから(中断していた滋子さんの短編の資料もごちゃごちゃになっていたのを整理して)

 

無名草子を借りてきました これは小学館日本古典文学全集 最勝光院 注ではきちんと今熊野近辺になっています 1999年刊 南禅寺のあたりとあるのは新潮日本古典集成で 1982年刊 17年の開きのこの間に発掘調査が進んで 今熊野近辺が確定したのでしょうか

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2018.8.22 ツイッターから転載…建春門院滋子さんの短編雑感など

8月18日

おはようございます 滋子さんの短編 梗概はできているのですが 詳細を書こうとすると段落ごとに行き詰まる それの打開は梗概にない深いところの因縁を掘り起こす作業 体調が悪かったとか猛暑とか 進まないことを怠惰と思い自分を責めてしまうけど 進み始めたら 梗概だけでは書けないわけでした

 

梗概は一枚の短冊で そこでは起承転結がきっちり収まる  梗概どおりに書いているとつまらなくなり 詰まって中断 すると上にもう一枚の短冊が現れ ひらりと剥がれて別の展開に 多分何度もこういう短冊が現れて進むんだろうな 短冊の最後の部分はハトメできっちり綴じられているから 起承転結は安心

 

ただ今上弦です

 

8月19日

おはようございます タウンニュース鎌倉版コラム第29回の掲載が24日とご連絡を頂きました 暗中模索の連続だったけど 順調にいろいろなことに整ってきてる感 目眩が自律神経の乱れだったことは本当のようでその後も元気 なのでもう行かれないと思っていた源氏物語の古巣に久々に行こうと決めました

 

今どこをやってるの? とテキストを持っていく都合上お仲間の方に訊いたら 浮舟 以前のテキストはもう手放しているから 昨日図書館で借りてきました 久々に浮舟を読みます

 

浮舟読了 原文で読みたかったけれど時間がないので中野幸一先生『本文対照 正訳源氏物語』で 浮舟は いつも読む時は宇治十帖の通しでだったから 浮舟本体だけをこうして読んだのは初めて かえってよかった 物語論的視点を持って読むことになってしまったけれど 人の「思い」で繋いでいると

 

古巣の源氏物語の教室 講師の先生にお便りで伺いますとお伝えしてたら 今お電話 懐かしい話題にひとしきりお話してしまいました 僕の教室から貴方のような人が出たのは嬉しいと仰って下さって 15分くらい教室で話してみませんか とお時間を頂きました 鎌倉の源氏物語 古巣で語らせて頂きます

 

8月20日

おはようございます 昨日浮舟を読んでTLに戻って思ったこと この豊穣からTLがどんどん離れて行っていると 世の中がそうなっているからなのだけれど 豊穣に浸る人は ツイッターから離れて行ってるのでしょうか それとも呟かなくなっているだけ? 仙覚さんを知ってから 私は逆に呟きが増えました

 

国会図書館遠隔複写で数本お願いしていたのが たった一本しか叶いませんでした それが届くのが楽しみですが 複写して頂けなかった分を 図書館に行ってとるか 諦めるか 届いたのを見て考えることに

 

京のほんまもん講座2018@「京都アカデミアフォーラム」in丸の内 【源氏物語『葵巻』と斎王代装束から読み解く葵祭】 97()13:30-15:30 講演:吉海直人「『源氏物語』の葵祭を読む」  井筒興兵衛氏解説: 斎王代衣装(十二単)など平安装束の着付け実演 費用:2000 定員:80 申込はほんまもんHP

 

先ほどツイートした【京のほんまもん講座2018 源氏物語『葵巻』と斎王代装束から読み解く葵祭】の問合せ先とお申込みURLです

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この時間に起きているのは久しぶり やはりこの時間でないと充実しないのはもうそれが私の正常 事情で無理して朝型にしてるから 毎日が辛い 滋子さんの短編 電子書籍になったら を考えたら字面が違うと思って段落を直したり 最近電子書籍で読むことが増えたから 字面が違うことに気づきました

 

たまきはる 建春門院滋子さんと八条院の二人の女院に仕え 滋子さんの端正な性格を賛美しているけど それは生まれながらにして皇女の八条院とは違い 後白河院の寵愛を失ったら一気に凋落する崖っぷちのような立場では 気の抜けないのは当然 滋子さんの気持ちが痛いほどわかります

 

ここのところ 結構重要と思うのですが

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2018.8.20 ツイッターから転載…建春門院滋子さんの短編雑感など

8月15日

引続き滋子さんの花を探しています 滋子さんは女房上がりだから 美しくはあっても藤や桜は使えない 蓮は密かに建礼門院徳子さんと決めているから使いたくない 睡蓮は当時まだ輸入されていなかった ということで『源氏物語図典』を見ています

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まさかの薔薇 薔薇が当時あったのは良経の歌で知っていたけど

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解説に当時はコウシンバラとあるので検索 庚申薔薇だそう 紅紫色の花をつけると 解説では頭中将が「階は底の薔薇けしきばかり咲きて」と歌ったとあるから 最勝光院の階の下に咲かせてもいいかも 歌は白氏文集を踏まえているそう 白氏! いいですね 空海の映画の楊貴妃につながって 滋子さんの楊貴妃化

 

昨夜拝読の上村和直氏「法住寺殿の成立と展開」に読みたいご論考が複数  でもこの猛暑では図書館まで行かれないと悩んだのですが 思い出して国会図書館遠隔複写で申し込みました 最勝光院の本尊は阿弥陀様とばかり思っていたのに なんかお釈迦様のよう ほんとかなあ~ と早く拝読したく

 

上村和直氏「法住寺殿の成立と展開」にあった地図の最勝光院の場所を 現代のガイド用の地図に置いたら 最勝光院の池は 新幹線で京都に行く時 東寺五重塔が見えたと興奮して 五重塔が後ろに去って見えなくなった時に ちょうどその池の真上を通過しているのでした 今度京都に行ったらそのつもりで見ます

 

最勝光院への憧れが復活して気持ちが雅 こうならなければ書けません やっとです 復活……

 

メモ:後白河天皇の護持僧寛遍僧正は 具平親王の孫の方が父 母は道長の娘尊子の子 どことなく源氏物語に関係する人脈の人物 なるほどな と創作にはずみがつきました 薔薇 も入れます

 

8月16日

おはようございます 昨日は萬燈会だったのですね 東大寺の萬燈会には一度行きたいと思っていたのですが

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先日のぶっちゃけ寺で観た東寺 御影堂が今修復中で工事のシートに覆われていました 檜皮葺屋根が傷んでとのこと 写真は2013年の御影堂 寺院建築として「邸宅風の」の代表として教えて頂いた時の懐かしい写真です (ブログの更新で東寺講堂の写真を探していたら御影堂が出てきて思い出して)

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そういえば たまたま昨日 邸宅風の を教えて下さった方からお便りを戴いたのでした いろいろ回帰しています

 

ブログ用にいろいろ写真を見ていたら 今にして思うのだけれど この写真 法住寺殿跡あたりになるのですよね 三十三間堂の南大門から続いていたような なにとはわからないけれど なんか不思議で いつか役にたつ日もくるかもしれない など思いながら撮っていました

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写真は精鋭して撮るものでないなあと今にして思うのは 円成寺で 目的が運慶作の大日如来像だったから そこにばかり気がいっていて 楼門や多宝塔は撮っているのに 本堂が一枚もない 昨日調べていて 本堂が応仁の乱で焼けたあとも 創建時と同じ結構で再建されたと それは撮っておくべきでした

 

8月16日

円成寺の寛遍僧正が後白河天皇の護持僧だったことで 昨日寛遍僧正が紫式部や道長の世界にとても近い人だったことがわかって お母さんの待賢門院璋子さんが白河上皇と源氏物語絵巻を作ったとされる後白河院とは 気心のしれる仲でいらしたのだろうなあと 拝察しています 何気に源氏物語には役割が

 

そういえば稲垣吾郎さん ドラマをされるそうだけど ずっと以前樋口可南子さんと たしかワープロだったかPCだったかが鍵の切ないドラマをされたのが忘れられずにいて 陰陽師もよかったし なのに解散後の吾郎さんが目立たなくて気になっていたから よかった!

 

タウンニュース鎌倉版コラム 今月号の写真掲載許可を頂き 校正したら送信します これで第29回終了 あと一回 来月が最終回です

 

8月17日

タウンニュース鎌倉版コラム 第29回の校正を終え 最終回は何を書いたかしらとみたら 鎌倉滅亡と「尾州家河内本源氏物語」 そうもってきたかと 自分で書いていて納得 最後の一文「二つの写本は鎌倉が誇る知の遺産です」 も我ながらお気に入りです 二つの写本のもう一つは「西本願寺本万葉集」

 

滋子さんよりずっと後の時代だけれど 円成寺は室町時代に 高麗版大蔵経を請来していて 徳川家康に所望されて献上した その高麗版大蔵経は現在増上寺に保管されていて 三大蔵経のひとつとして 重要文化財に指定されている

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2018.8.16 ツイッターから転載…参考文献を整理して建春門院滋子さんに復活!

8月14日

ぶっちゃけ寺 東寺講堂と三十三間堂 期待して観たのだけれど 映像は観てよかったけど 滋子さんの短編で今書いている寺院だから あんなふうに荘厳さや崇高さから離れた作りにしてほしくなかったと 心から思う 寺院や仏像はがやがやと知識で知る必要はなく ただ敬虔に巡っていればいいのでは?

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滋子さんの短編 考えてみると 寺院連鎖の構成 三十三間堂にはじまり 東寺講堂 宇治平等院 円成寺 法金剛院 そして最後に最勝光院 結局私は寺院が好きなんだなあと 寺院という存在が… ( 昔から寺院という言葉に惹かれていて だから 寺院揺曳を書いたりして ) でもみんな真言密教系

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寺院 なんですよね お寺ではない それをいうならみ寺 宇治のみ寺を敬え です

 

8月14日

おはようございます RTのサフラン祭り いいですね サフランって 吉岡実『サフラン摘み』の装丁が好きで買って その影響でサフランという語感が好きに 時々パエリヤを作るのですが わざとサフランご飯 なんて言って楽しんでいます

 

参考文献:『魅惑の仏像28 奈良・円成寺 大日如来』毎日新聞社/『古寺巡礼 京都18 妙法院・三十三間堂』淡交社/『京の古寺から9 法金剛院』淡交社/『空海 真言密教の扉を開いた傑僧』別冊太陽 /頼富本宏『「大日経」入門――慈悲のマンダラ世界』大法輪閣/冨島義幸『平等院鳳凰堂』etc.

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滋子さんの短編に付す参考文献を列挙しました 代表的な大きなものだけにしようかと 運慶と最勝光院については当分整理つきません 一々のご論考が多すぎて

 

参考文献を整理し終わって こういうのを読ませて頂いていたのだなあと 感慨 はじまりは法住寺殿でした 後白河院と真言密教にとどまった時も (そうか 後白河院なら今様 と思って読んでも全然今様が面白くなく そうだ! 真言密教だ となって)そこから最勝光院にいって 滋子さんの短編に

 

間に二つ講演をこなしたから 気持ちがすっかり入れ替わって なぜ滋子さんの短編を書いているのか曖昧になっていました 参考文献で初期の感動が戻ったら 仙覚さんの小説で六代御前問題→時政→六波羅→法住寺殿 となって これでは仙覚さんがいつまでたっても終わらないからと 独立させたのでした

 

参考文献を整理しているなかでみつけた上村和直氏「法住寺殿の成立と展開」 考古学資料をもとにしたご論考 拝読してたら 法住寺殿北殿新御所に関して「現在の京都国立博物館東側には大きな段差があり、これを東限とすると」とあり 今度京都に行ったらこの段差を訪ねたい など思う このご論考 楽しい

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今まで法住寺殿と最勝光院について いろいろご論考を拝読していたけれど このご論考が一番現実的によくわかる こういうのを探していたのだけれど まさかネットでみつけるとは

 

二つの講演に没頭してたから 中断していた滋子さんの短編にとりかかって 気持ちを元に戻したいのだけれど いきなり中断したところから続ければ と思ってもそうはいかない たまたま参考文献を整理したら 講演のための資料と滋子さんの資料がいっしょくた これでは思考も整理できないわけでした

 

滋子さんの資料に混じって松下禅尼とか…… 今日やっとそれら時頼関係を奥に戻し 机上周りは滋子さん関係だけに 気持ちも絞られます

 

熊野神社について 「現在の神社境内の西側には大きな段差があり、これが園池東岸推定線にあたる」 最勝光院の池の東岸! 今度京都に行ったら新熊野神社のこの段差にも行きたい そこに立って池を見はるかす想像をしながら 対岸の最勝光院を想うなど そんなことのできる場があるなんて

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2018.8.14 ツイッターから転載…建春門院滋子さんの短編雑感など

8月12日

おはようございます 滋子さんの短編 詰まっていて打開策に玉葉や吉記を読んだりしていたのですがだめで 吉祥寺に出てkindleタブレットでプルースト これが小説! と浸ったのがよかったのでしょうか 今朝柳生街道をの一語が浮かんで飛び起きました 滋子さんの花も睡蓮とわかり やっと動きます

 

中断していた前の分があるから それを生かそうと四苦八苦してもだめで やはりそれは前の分の箱書きに過ぎず 今の情感を新たに生み出さないと無理なのでした(ということは 前の時に講演準備で中断を余儀なくされたものの もしそれを完成させていたら 柳生街道は入らなかった まったく別物)

 

睡蓮の写真 いいのがなくて2006年に渉成園で撮ったこれを 島原の角屋さんで源氏物語の写本を展示した時に行った京都で 滋子さんイメージの睡蓮はピンク 花言葉は信頼だそう 睡蓮の花言葉には別に滅亡などという物騒なものがあって これは~と唸ってしまう 35歳で崩御の滋子さんにふさわしすぎて

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やっと動きます 円成寺 法金剛院 この二つの寺院があっての最勝光院なのでした 曇っていたから図書館に 猛暑で出られなかったから久しぶりです

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武蔵野大学連続公開講座「仏教と文化」ポスター 39日にはシンポジウム「曼荼羅と悟り」もDkyfxb5v4aaitfx

 

天皇の平穏を祈る護持僧は東寺、延暦寺、園城寺の高僧から選ばれた。後白河天皇が即位した年に東寺の一長者を補任され円成寺を中興した寛遍が護持僧になった←やっと寛遍の立ち位置を把握 護持僧になった年と即位の年が一緒なのを確認して(結果からみれば当たり前でした笑)

 

睡蓮 滋子さんの花と思ったのだけれど 気になって調べたら 日本にはヒツジグサという白い一種しかなく 現在のような色とりどりの品種が栽培されるようになったのは 明治時代に輸入されてからと 鎌倉時代の滋子さんの花にはなりませんでした がっかり

 

でも 池に龍頭鷁首の舟を浮かべたかったから 睡蓮をかき分けて? など悩んでいたので 解決

 

8月13日

とても長く書くのも読むのも論文という世界にいたから 小説を書こうとしても論文感覚でしか情感がないのがわかる そんな時にたまたまkindleタブレットを試すことにはじまり プルーストに戻ったら 小説の情感が戻りそう やはり小説には小説のですね これ とても大切と思います

 

RTの円成寺さま 五月に行ったのでした また何回でも行きたいし 今ちょうどその特集号を拝読しているところ 写真は多宝塔に安置されている大日如来さま 相應殿にいられる運慶作の国宝大日如来像はもとここにいらして 相應殿に移られたけれど 多宝塔にもこうして複製の方がおられます

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野川は離れているけど さっきの雨は氾濫を想像して心配するほどでした 氾濫した場合の貯水池みたいな誘導の池が造られていたけど 氾濫危険水位はそれをも凌ぐ状況だということ?

 

ゆうきまさみ先生が私の『新九郎奔る』感想ツイートをRTして下さったおかげで いつもは静かな私のRTや♡が大変なことになっています笑

 

建長寺様の時頼講演 ある方にご報告してのお返事 時頼が六波羅で誕生したことが そんなに重要だったとは と驚いています・・・ まさか道元にまでつながるとは、と

 

 

参考文献を付す問題のツイートを拝読して 滋子さんの短編にもつけようと思い 今の内ならと書いてあった分のを抽出しようとしたら とんでもない労力を必要としそうで辟易 今後 参考文系は小説だからといってのん気に見送ってないで いちいちメモしないと

 

と、大変な豪雨と雷雨のあとのほっとした心地で幾つかツイートさせていただきました

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2018.8.13 ツイッターから転載…タウンニュース鎌倉版コラム第28回「鎌倉最後の将軍守邦親王」の紙面&滋子さんの短編のことなど」

8月10日

朝の日光は 同じく強い陽射しでも 昼近くなってからとは違って爽やか 体調を崩していたから 朝から動くことができずにいて 日中にしかベランダに出られなかった 今日 ほんとうに久々に朝から動く気になって くるくる働いているのだけれど 眩しいくらいのジリジリ照りつける陽射しが嫌でなかった

 

タウンニュース鎌倉版コラム第28回「鎌倉幕府最後の将軍 第九代将軍守邦親王」の紙面です 次の校正が届いて紙面を載せていなかったのを思い出しました 次の第29回は万葉集 鎌倉と源氏物語というコラムだから 万葉集に手がまわらずやっと 最後の第30回を源氏物語と万葉集の括りでしめます

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ミルバの画面は妖しい色の薔薇 ふと建春門院滋子さんは何の花だろうと 少なくとも薔薇ではないし 妖しい色ではない 狂気の愛とはまったく無縁に見える女性 古来 狂気の愛に晒される女性って 案外その人みずからが妖しくない場合が多いのでは? などと思う 崇高さほど狂気を惹きつける とか

 

8月11日

ゆうきまさみ先生『新九郎奔る』拝読 kindle 面白かったけど 応仁の乱がわからなすぎということを改めて実感するくらいに 次から次に人物が入れ替わる このあと『応仁の乱』を読むと案外いいのかも などと室町初心者には勉強になりました 新九郎が可愛い! そしてそっと『源氏物語』が使われてました

 

先日のルパン本でも書いたけど 将来仙覚さん本の漫画化を目指しているので 漫画!を垣間見中です kindle本で読めるようになったから気楽

 

kindle 漫画は大きなiPadがいい kindleタブレットはプルースト専用になって 開けば続きを読むようになっている これを持って 道中のお供をしたいのだけど やはり重いかなあ 吉祥寺に出て喫茶店で を試してみましょうか

 

自分の文章がタブレットで読めれば便利 今入力中の滋子さんとか そうしたら出先で校正とかが可能 やり方 調べてみようかしら

 

夕刻の水辺@井の頭公園 雨が降った後なので物凄い湿気 川霧が出ているようでした

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夕刻の水辺をもう一枚 西陽が射すと異次元の美しさです

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ただいま《朔》です

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2018.8.10 ツイッターから転載…建春門院滋子さんの短編に戻りました

8月8日

おはようございます 台風のことやもろもろ気がかりな朝 でもそれはそれとして今日一日をどうすごすかを思案 しばし禅のことにとどまって心がシンとしたのはいいのですが それは創作と絶対的に相反する世界 深めたい思いはあるのですが離れなければ と思います 頂いた抜刷も拝読中なのですが

 

寺院揺曳 白拍子の風 時頼と源氏物語 建春門院滋子さん などなどいろいろ中途半端 ここにきて中途半端観が半端でないのはどうしてだろう・・・

 

と書いてきて 今一番取り組みたいのは 滋子さんかも・・・

 

懐かしいものがでてきました 三宅敏之先生「経塚の発生と展開ー藤原道長と彰子を中心としてー」 以前携わった遺跡発掘調査での経石の分類を 報告書に載せたものをとても喜んで下さってお送り頂いたもの 平成16年「土車」第108号です この彰子の経箱についてのことが 先日の時頼講演の原点になりました

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ご報告のお手紙やお礼状 あと1通 入れ替わりみたいに あの日ガンバレガンバレと祈って下さった方から 墨筆の アザミの絵を描いた巻き紙のお便り 手紙って やはり心が籠る 書く時も 頂く時も

 

お礼状など書き終えて なにもすることがなくなった机上 白い机は白い紙と一緒 また書き始めます

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久しぶりに滋子さん 六月以来のご無沙汰 滋子さんといってもまだ冒頭だから 空海 大日経のところです TLで高野山金剛峯寺の不断経の記事を読み 鎌倉禅研究会FBに最勝光院がのった六波羅の地図へのお尋ねがあり そんなことが誘い水になったのかも 久々に いいです! 自分の世界

 

先日ボクサーの村田選手が 夜と霧から 自分が同じ状況に置かれてその人と同じことをしないでいられるかを自問してからでないと人は裁けないとツイートされていたのが流れてきたけど 今日の大家の方への件は 逆かもしれないけど 自分がその大家と同じくらい頑張っているかを自問してからでないとと思う

 

8月9日

おはようございます RTの「 描き始めてみると分からないことが増えてゆくという恐ろしい世界」 本当にそのとおりで 私の仙覚さんもその状態 人が生きている世界ってただひとつの論理で済ませる問題じゃあないんだなあ と今更に 昔書いていた時はそんなこと思ったことないのに 歴史ものだから?

 

再挑戦している滋子さんの短編 六月中旬に講演準備で中断しなかったらたぶん完成していた でも今戻ったところですでに失せた霊感は戻るはずがなく またあの没頭までの苦しみを味わうのかと思ったら 昨日は再挑戦をやめようかと思いました でもお気に入りの世界 これを書かなくてどうする! です

 

市民塾でぼんやり聞いてわからなかったことが分かった気がした と今日頂いたお便り 府中の講座の受講生さんに妙本寺様の講演をご案内して来て下さった方 建長寺様での講演にも 府中の講座の別の方がいらして 終了後に あの時わからなかったことが 今日わかったと 皆様何回も聴いて下さるから練れてきて

 

妙本寺様での講演では 七夕は鎌倉の源氏物語の日 を力説させて頂いたから 今日のお便りのカットに七夕! 効果あったのだなあと嬉しい ご年配の男性の方でいられます

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滋子さんの短編に終始しています 詰まってきたから音楽をかけたいけど またあの曲にしたら波長が乱れるかもと別の曲に ミルバを聴いています 原稿は自分で感情を煽らないといけなくて

 

狂気 まで書ければいいのだけれど…

 

今日の日付で再開原稿① 年譜をたどり直しています 建春門院滋子さんは 18歳のころ後白河上皇に見初められ 20歳で高倉天皇をお産みになった年に院の御所の法住寺殿に移り 30歳で建礼門院徳子さんを高倉天皇の中宮に迎え 32歳で最勝光院建立 33歳で上皇と厳島への船旅 35歳で病を発して崩御

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2018.8.8 ツイッターから転載…講演が終わって諸々の雑感

8月6日

ようやく先日の鎌倉禅研究会FBにとりかかりました これを始める時 まず撮った写真で先生方のナイスショットがあるか否かでどきどき ストロボを焚かないからブレが多いし 一眼レフと違ってシャッターを押した時と写ったショットにタイムラグ 毎回30枚くらい撮っても一枚あるかどうかの勝負です

 

毎回講演される姿を撮らせていただいて たんたんと背筋を正して話される先生はいいショットを何枚も写せます 熱血漢で動きの多い方はブレばかりで まずブレていない写真を確保するのが大変 そうしたことから学んで 私も結構熱く語るほうだったのですが シンとして話そう!って 決めました笑

 

当日は 第一講は自分だったのですが いつもいらしたら必ず携帯で撮って下さる方がいるので それを使わしていただこうと思っていたら来られなくて 代わりの方に頼む余裕もなく 第一講の写真がない! 打上でそれに気づいた方が「今、撮ろう」となったのですが やはり酒席のは使えません・・・

 

FBの機能が変わったのか 下書き保存ができません泣 打ち込みはじめたら一日で終わらないから 下書き保存しては続きを としたいのに・・・

 

夏の水辺@井の頭公園

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ようやく出て来たのは朝ちょっとした目眩 それがやっととれて メモ的に書いておくのだけれど 昨日 もういいかなと思って聴いた曲 講演前は音楽を絶っていました で その曲が 以前 好きなのに聴くと体調を崩す まさかと思いつつ昨日聴いたら やはり今朝目眩 なんか波長ってあるのでしょうか

 

阪神大震災のあと 雲が地震を教えてくれるというので 私なりにできることをと雲を撮り始め 何年かしていたら 地震に関係する雲は悪い電磁波を出すから 体が電磁波に敏感になった 今 禅研究会で透徹した禅の世界に触れているから 酷い事に敏感になって すぐ体に出ます でもまだ霊感までは笑

 

144回鎌倉禅研究会のようすをFBにまとめました

https://www.facebook.com/kamakurazenken/

 

8月7日

おはようございます 涼しい朝 出かけようか思案中です 昨夜鎌倉禅研究会FBを打ち込んでいて気づく 帰国直後の道元が建仁寺に滞在し 時氏と会っていたら 時氏は道元から宋の話を聞いている それを家に帰って話題にしたら 四歳の時頼はその時点で宋の認識を持った 宋風伽藍の建仁寺で

 

当日 時氏が六波羅探題北方上洛時 道元が建仁寺にいたと 佐藤秀孝先生にご指摘いただき 道元がどういう状態で建仁寺にいたのか想像つかなかった FBのまとめで佐藤先生が若い道元の頂相を紹介して下さったのを思い出して この姿の道元が時氏と会ったのだ! とやっと符合したのでした

 

今ごろになって 講演で 松下禅尼は絶対源氏物語を鎌倉に持ち帰っていると語った時 そして檜皮姫と一緒に読んだと付け加えればよかった と後悔 付け加えたところでなんの意味もありませんが でもここ 小説では重要 母と妹が源氏物語に耽る家に 時頼は育ちました

 

熱い珈琲が美味しい 昨日はアイスだったのに 早朝に出かけようか考えていたのは安達一族展 図録が売り切れないうちにと でももっと考えたら 今の私に安達氏は範疇でない ネットの情報には煽られますね 最勝光院展ならなにをおしても駆けつけますが(そんな展覧会あればですが笑)

 

もうコスモス 嵐の前の風に揺れて

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2018.8.6 ツイッターから転載…建長寺様の時頼講演、その後

8月3日

長岡の花火に心洗われました

 

NHK-Eテレ 「シャネルvsスキャパレリ」を息をつめて観てしまいました

 

8月4日

今朝頂いたメール 昨夜講演にいらして下さったお礼のメールに 最初緊張して声が震えたわけを書いたから 暑いのに着物を着ていったのは貴方への守りの意味を込めてだったのよと 専門家でもないのに領域にずかずか踏み込んで周りは「敵」ばかりを理解して下さってのこと このご理解が嬉しい

 

最初声が震えていた時 妙本寺様ではあんなに堂々としてたのに ガンバレガンバレと心の中で祈ってたの と言って下さった方もいるし 私は守られています! でも 少しずつ専門家さんの方々にも認めていただけそうな曙光は見えています じかに接すれば・・・

 

八月に入ったから 月末の学会に行く群馬のことを考えはじめ 記憶違いだったらしいけど 茨城だとばかり思っていたから 次の日に鹿島神宮に行こうと思っていました 群馬だと行かれるかしらと調べたら 鹿島神宮は別件で出向くべきという結果 だとすると群馬は直行直帰の日帰り?

 

8月5日

卓上メモ 可愛いいので 昨日買ってしまいました 100均で 黒板消しもあります (でも たったこの メモ と書くだけなのに何回書き直したか!笑)

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細川晋輔氏『人生に信念はいらない』 鎌倉禅研究会で勧められました 松原泰道氏のお孫さんで大河『おんな城主直虎』の禅宗指導を務められた方 勧められたのは 禅の印可を受けた方がこういう文章にしたのは稀有なことだから 修行生活から綿密に書かれていて 禅がよくわかる一冊だそうです

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細川晋輔氏『人生に信念はいらない』帯より: 人生を歩む中で、いつ地震や台風のごとき苦悩に遭うかわかりません。それが、人生の厳しさです。自分の心が折れそうになるほど、大きく動揺することもあるでしょう。そんな時、その苦悩による心の動揺を柔らかく抑え、元のポジションに戻してくれるのが、

 

「心の柱」なのです。私は、この「心の柱」を自分の中に探していき、見つけて確立することこそ、禅の悟りではないかと思うのです。

 

なんて柔らかなご文章 気がついてみると 「柔らかな」を感じる文章に最近ほとんど触れていない 世情が厳しいから あるいは個の確立を求めて などいろいろ主張される文章はあるけれど ほとんど無色透明で ただ柔らかさだけが伝わってくるこのご文章 気持ちよくて和みました

 

なんか ずっとtwitterをしてるみたいで気がひけるのですが 講演のあとの雑多に山積した机周りを片付けていての ふとした感慨を呟いています

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2018.8.5 ツイッターから転載…建長寺様の時頼講演、無事に終わりました

8月2日

無事に出てきました 一瞬目眩がして緊張していないと思っても どこか緊張しているんだなあと 後を引いたら嫌だから必死になって自立訓練 出たら大丈夫になりました 大事をとって重いタブレットは置いてきました 車内ではレジュメを見ます(もともとこうすべき笑)

 

昨日 ある方に妙本寺様の講演後の諸々の進展をご報告したら 鎌倉の源氏物語の認知度が深まったということですね と言われた後 文化の具現には時間がかかります とまだ手を引くなという暗示 そちらに気を向けると 今が進まないのだけれど…

 

今日は松下禅尼がメインなのだけれど 彼女は安達一族の出 金沢文庫の安達一族展 体力が無理と諦めていたけど 涼しい日があったら行こうかと思う 体調不良が講演に向けての緊張だったとしたら 当分大丈夫なはず笑 松下禅尼は頼朝が愛した丹後局の孫だから 綺麗だったのでしょうね

 

すでに鎌倉 湘南ラインがよく止まるから その危険を加味して早く出ました でも無事に止まらずに済んたのでノンビリ 空調が効きすぎるくらいの喫茶室でランチしました 外は猛暑 観光してきて駅の構内に入った人たち みんなお顔がほてってます

 

おかげ様で 鎌倉禅研究会 無事に終わりました 高校時代の友人 ガイド協会でお世話になった方 府中の講座の方 いろんな方にいらして頂きました 打上げも終わって一人珈琲 いつもこうつぶやくから その喫茶室ってどこ? と二人の方に聞かれました お二方!私は今日も来て寛いでいます

 

今日はパワポを使わないはじめての試み それで緊張したのか 最初声が震えていて それはみんなにバレバレで 妙本寺様ではあんなに堂々としてしてたのに ガンバレガンバレって応援してたのよと ありがたいなぁ そんな風に応援して下さってと そっちに感動 途中から冷静を取り戻しました

 

やっぱパワポは安心 スライド何枚で何分と見当がつく ただし内容的には今日のほうが評価が高い そういう評価をされる先生方が聴衆にいられる会 それが暗黙にプレッシャーになっていたのはわかる きちんと内容をお伝えするには やはりパワポでは無理 を実感した、今日の一日でした

 

8月3日

おはようございます 建長寺様の時頼講演が無事に終わった朝です 写真は建長寺様三門の下に立って撮った鎌倉学園 甲子園への出場をかけて横浜高校と試合をしました 惜しくも敗れてもその試合の応援ぶりに ツイッターでその精神の美しさを称えられた鎌倉学園 やはり仏教の精神が浸透してですね

 

右上角の軒先が三門の屋根です 鎌倉学園と建長寺様はこんなに近いです

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昨日は陽射しが強かったから 下からの反射光で 三門の中が綺麗に撮れました 陽射しがレフ版効果で

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講演が終わってほっとしたというより 昨日の講演の後 このことをあの先生この先生 あ、あの方にもご報告しなくては と用件がたくさんできてしまい 当分そういうことにかかります 打上の会で隣に座られた方がその話の時 レジュメも付けて送ったらいいよとアドバイスを下さって そうします

 

疲れてないと思ってて 午前中はサクサク動けていたのに 昼ごろ急に疲れがでて 今まで寝てしまいました 緊張して直前まで体調崩した妙本寺様のときより 疲れがどっと 体調不良にならないから建長寺様の講演は気楽だったはずが 始めたらが震えたり… 昨日の講演は今までにない緊張の仕方をしました

 

気楽だったのは 通い慣れた会で 皆様の笑顔を存じ上げていたから これが表層の感覚 深いところでは それこそ現代日本の禅の先端をいっている方々に向けて つけ刃でしかない知識の私がお話するのだなあ というとんでもない畏怖 深層では恐怖を感じていたということでした

 

今朝メールで「織田イズムにあふれたお話、臨場感がありました」と頂きました 禅の話はできないけど 禅に関係して生きた時頼の人生を 六波羅での誕生時代から道元と蘭渓道隆との出逢いの絡みまでを 資料重視の年譜形式でお話しました 結構楽しんで頂けたようです

 

往復書簡はあまりに出来すぎた話なので 一瞬読んでも え〜ッ、ほんと?となります だから偽作説があって でも私は毎回鎌倉禅研究会で蘭渓道隆和尚語録を拝聴しているから 文章の感性や背後の漢詩的知識など これを代筆することはできない だから偽作ではないと思っていて 道元の返書でもしかりです

 

荘厳!

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2018.8.4 ツイッターから転載…8月2日に迫った建長寺様講演の準備もろもろ

8月1日

おはようございます 今日は明日のお話がきっちりまとまるよう レジュメを何回か通しで読むこと 準備に読む練習をするのは初めて 講演を読まずにこなされる方は凄いと なんか高校時代から思い込んでいて 読むことを避けてきました でも 読んでなにが悪い! と開き直ったら 結構いいかもです

 

だけど パワポを使わない講演のなんて楽なこと パワポを作る時間と労力はともかく 会場について 機械がうまく作動して スクリーンに映像が映し出されるのを確認するまで 不安 もしダメだった時用に お話だけで頑張る資料も準備するわけだから 今日のこの読みの練習だけでいいというのは なんとも気楽

 

読むだけといっても それだと30分余るわけだから エピソードなり自分の考えをきっちりそこに入れて お話します そこはいつものパワポを使っている時と同じ気合で

 

大船常楽寺様の蘭渓道隆像です 蘭渓道隆禅師は時頼によって最初に常楽寺の住持になり そこに入宋できないけれど本格禅を学びたい全国の修行僧が訪れ 伽藍を増設するまでの盛況 そしてじきに建長寺の建立になって開山に 今この写真を個人のFBにあげたら 研究会の主催者様がいいねを下さいました笑

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はじめて常楽寺を訪れたのは ツイッターで案内しますよ と名乗り出て下さった方と その節はありがとうございました! あれから2回また行きました

 

大船と鎌倉というと 横須賀線では遠く感じるけど 大船は鎌倉圏 常楽寺は北鎌倉駅前の道をほぼまっすぐ行くとあります ということは 建長寺建立の落慶供養に 舞楽を伴う行列で蘭渓道隆が建長寺まで運ばれた という その行列の通ったのが北鎌倉駅の道ということに(当時のままかは不明ですが)

 

今ふっと思い出したのだけれど 昨日吉祥寺で ほつれ髪というと聞こえはいいけど 髪を無造作に束ねていたら 美容師なんですけど と青年に声をかけられ 若い子でもないのにとその場を去ったのだけれど あの時カットモデルを引き受けていたら 草笛光子さんみたいにして貰えたのかも と夢想笑

 

明日の道中のお供に 高遠弘美先生のkindle版『失われた時を求めて』第一巻を購入して タブレットでプルーストを読んでいます 文庫本で揃っていて途中まで拝読済みだけど タブレットで第一巻から読み直すことに 文庫より活字が大きいし 絶対読みやすい! kindle本で こんな展開になろうとは

 

そして 早々に大好きな 汽車の汽笛が聞こえてくる の件り もう ここ 大好きだから ここを読んだだけでご満悦 なんか 文庫本より進む気がする

 

荷物を可能なかぎり軽くしようとして カメラをカード型にしたり 徹底対策してるのに なんと タブレットなるものをを混入しようとしている笑

 

文庫本とkindle本の比較 文庫本では四行目から

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スマホに スマホ充電池 カード型カメラに そしてkindleタブレット 金属製のものばかり あとはみんな大したことない重さ 荷物の重量を減らすのは大変です(そういえば手帳 とっくに諦めました)

 

そろそろ寝なければならないのだけれど 集中してレジュメをチェックしていたから レジュメのなかに浸りきって なんのためにしているのかわからなくなってしまいました 明日講演なのに 明日はゆっくり落ちついてお話しよう と思う それだけ 写真は鶴岡八幡宮傍の道元禅師顕彰碑

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この写真を撮ったのは20149月 道元を書いていて必要になって撮りに行ったら サルスベリが見事に咲いていた 碑がそれこそ顕彰されて輝いていた その後も何度となく前を通るけど この写真ほどドンピシャにいい時期になっているのを見たことがない 写真は いつでも撮れるのではないですね

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2018.8.1 ツイッターから転載…時頼の講演準備&kindle初外出&火星大接近

7月29日

建長寺様の時頼講演 道元まできました それで道元全集第十七巻を出して読んでいます 考えていたことを詰めていくのに もしかしてそうではない? との疑問も そこをきっちり解決しなければ 今までずっと気になっていた部分 ちょうどいいから取り組んでみます

 

道元の時頼に宛てた和歌を入れたかったのだけれど 結構これがメインと思ってここまできたのだけれど 煩瑣になるから入れられない もっと本質的な問題が見えてきたから それに集中するため (建仁寺を思いつかないでいたら 今までどおりでいけたのに)

 

道元のお歌一首 春は花夏ほととぎす秋は月冬雪消えですずしかりけり 源氏物語の先生が曹洞宗の方だったから 源氏物語のお講義の合間に何度となくこのお歌を口ずさまれたので もう体に染みついて覚えてしまっています

 

建長寺様の時頼講演 レジュメ作成が終わりました きっちり思考したから気分も充実 おかしなことに気をまわさないで ゴーイングマイウエイ でいきます (聴衆の皆様の禅や建長寺研究でのそうそうたる方々を存じ上げているから その方々のお顔が浮かばないわけでもないのですが笑)

 

やっと 今週で自分の時間に戻れるんだなあと感慨 木曜日が鎌倉禅研究会で時頼の講演 駒澤大学の佐藤秀孝先生の前座を勤めさせて頂きます 佐藤先生は「蘭渓道隆『坐禅儀』について」 貴重なお話です きっと来られる方も多いと思う 佐藤先生の前座だなんて 絶句されました 何かのいたずらとしか思えない

 

7月30日

おはようございます FBに今週に迫った鎌倉禅研究会のお知らせをアップしました 自分で登壇するのを素知らぬふりで書くのもなんかなあ といった感じです笑 毎回FBを作成させて頂いているからの登壇お気遣いでしょうか… 写真は先月の例会後の三門 夕陽はほんとうに建築の彫りを際立たせてくれます

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鎌倉禅研究会FBです

https://www.facebook.com/kamakurazenken/

 

お気に入りのものさしです@奈良国立博物館(紅牙撥鏤尺 甲 (こうげばちるのしゃく)のツイートを受けて)

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時頼の講演 これで完全に資料作成終了 最後は道元と蘭渓道隆の往復書簡 偽書といわれているけど 一応資料に添付 でも 偽書にしても 当時の状況からあっておかしくない往復書簡 ロマンたっぷり

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7月31日

おはようございます 昨夜火星が綺麗に見えたので 手持ちで撮ったらブレて 黄色い一本の線状に 家人に見せたら大笑い ゆっくり三脚をたてて レリーズで長時間露光して など精神的にその余裕がない今の現状に 内心鬱屈が溜まっています 撮るということを視野に入れずに 静かに心澄ますこと!

 

木陰に入ったら この涼やかさ 深緑に混じって 百日紅の花が

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kindleの初外出 キンキンに冷えた喫茶室で そのつもりなかったから タブレットを持って来なかった 残念ながらこれはスマホ kindleが楽しくなって 午前中ノルマンディー様推薦のアルセーヌ・ルパンを購入して拝読 kindleタブレット あの質感に病みつきになりそうです

 

kindleで拝読したのは森田崇さんの『怪盗ルパン伝 アバンチュリエ』 ルパンは小学○年生とかの雑誌で愛読してたから 懐かしくて ふっと読みながら こういう劇画 仙覚さんを劇画にしたら こうなるんだあ って気になりました 仙覚さんの劇画 実現したいです

 

いずれにしても 明後日の講演が終わって 自由を手に入れたら

 

公園に撮りに出たいのだけれど そうしたら森の頭上に広がる星空 みたいなシベリアの雰囲気で撮れそうなのだけれど 今は無理 月と火星 窓から見てそれでよしとして記念に

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外に出れば土星と木星も見えるとか・・・ いいですね 雄大な星空 眺めたい

 

講演のレジュメ 一回読んだら結構難しい漢字熟語が マークしていたものを調べて赤でルビを振り 意味や年代の確認 そんなことをしていたら眠くなってしまいました笑

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