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2018.9.24 ツイッターから転載…100分で名著のウンベルト・エーコ『薔薇の名前』&金沢文庫「西湖憧憬」内覧会のことなど

9月19日

作者の意図を超えた作品受容の構造と様態に着目したとき、三十歳のエーコは、すでにみずからの内に抑えがたく涌き出る「 物語ることへの欲望」に気づいていたと言って差し支えないでしょう…100分で名著薔薇の名前 和田忠彦氏解説

 

吉祥寺でエーコ この100分で名著薔薇の名前のテキスト しばらく浸っていたい というか なにも境がなくなるまで 自分のものとして昇華したい衝動に駈られています たぶん どんな記号論の本を読むより有効

 

エーコが放送業界にいたこと 井上靖が新聞業界にいたこと 角田文衛氏が考古学の世界にいらしたこと など 私は 報せることに使命をおく職業についてらした方に 惹かれるようです

 

私の悪い癖で 解説の和田忠彦氏に震撼するあまり ここ吉祥寺にはジュンク堂があるから 行って 氏のご著書を探そうか など誘惑に駆られ いやいや このテキストだけで済ますべき との拮抗の狭間で 戦っています でも 行ってはいけない! を肝に命じて笑

 

9月20日

玉簾の花が咲いています 母が世話をしていた時にはプランターをぎっしり埋め尽くすように咲き 今年は私の体調不良と忙しさで手が回らなかったのと 猛暑で もう絶えてしまうかと危惧 なのに ぽつんぽつんと咲いてくれていて ほっと安堵 手入れして来年に備えます 父が療養していた時の花

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玉簾が咲くと 金沢文庫の楊貴妃の簾を思う ただ簾というだけの連想だけど笑 文庫の展示に通い始めた頃 よく観ました いつからか展示されなくなって たぶんあることもご存知ない方多いと思う 称名寺が(金沢北条氏が)宋と交易をしていて 六浦に唐船がついていた頃の名残 次の西湖憧憬展に出るでしょうか

 

9月21日

漫然と読んでいても入ってこないから 今日は集中して 黄色いマーカーを引きまくったり 思い切り書き込みを入れまくったりして 100分で名著薔薇の名前テキストを一気に読み通しました やっとフラストレーション解消 もう一回目を通したら 離れます やはり記号論より エーコがいい!

 

薔薇の名前は二回読みましたが 二回とも 最後に行くほどつまらなくなって なんだかなあって思っていたのですが そこが記号論だったんですね それがエーコの策略 岩山の描写に震えた冒頭 最後に行くほどそういう描写がなくなり 言葉の羅列になる 虚しいと思っていたのですが それこそが世界だったなんて

 

記号論はわかったけど(わかったなんておこがましいけど) 私はやはり 仙覚さんの小説は 最後まで 古いタイプの 全うな悲劇にすると思う テキストのアリストテレスの項に悲劇はカタルシスを生むとありました 記号論でカタルシスは生まれないのでしょう

 

ダヴィンチコードも 最後がやはりつまらなかった 最後って 難しいですね

 

仙覚さんの小説の文体を探してのことです 場合によっては 今まで書いてきた分の 書き直すことも辞さない覚悟で というか そんなふうな気持ちが揺らめきはじめている感じ

 

夢の浮橋も 失われた時を求めても 最後がいい この違いはなんだろうと考えています

 

明日は道中のお供をテキストにして もう一回目を通そうと考えていたのですが 撤回 kindleタブレットにします

 

9月21日

つり革につかまったら肩が痛い 自律神経の乱れからの回復 まだ気をぬけないよう 渋谷でいつもホームに下りるエレベーターが工事で塞がっていて 一瞬焦ってうろたえ 尋ねて階段でおりました

 

タブレットは重いから コピーしたたまきはるを道中のお供に 前の時はカメラを諦めて タブレット 今日はカメラで撮りたいから タブレットが犠牲 両方はとても無理 不自由というより これはこれで気持ちの整理がついて軽快

 

100分で名著薔薇の名前で知った 理論化できないものは物語らなければならない はまさに仙覚さんの小説がそう 研究発表したら論文にしなければならないのだけど 小説にしますと宣言してしまいました あと 痕跡のあるものは読み解かなければならないも 仙覚さんの痕跡がたくさんあるのに 誰も読み解こう

 

とされないから 私がする使命かと心得て ほんとうに仙覚さんの痕跡はたくさんあるのに

 

内覧会でした 堪能しました

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称名寺では今 曼珠沙華がたくさん

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帰ります

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間違って降りてしまった 中目黒

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私はいい時代に金沢文庫に通っていたと思う 実時が称名寺と文庫を行ったり来たりした隧道 今はこんなふうに立ち入り禁止だけど かつては通れた 禁止でも せめてこんな無粋な工事中ふうにしなくても

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渋谷ストリームができて すっかり変わった視界 ヒカリエの前で撮りました でも こんな高いビル そんなに行ってなくなかったと思うのだけど いつの間に

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9月22日

土曜日午前の吉祥寺 昨夜の酔いと疲労が残っているのですが 出てきました 雨は止み 青空も見えます 昨夜ですっかり気分は金沢文庫 尾州家本源氏物語 やはりここは私の原点 お世話になった歴任の方々が退任され 新しい方々が活躍されて イメージが変わってきている気がします

 

アラン・ドロンを観ようとBSPをつけたら ロシアの永久凍土が溶けてできた巨大な穴をやっていました

 

BSPアラン・ドロン 終わりました べつに私はファンではなく 羅列された出演映画も スワンの恋以外に 一本も観ていなかったとわかって驚いたのですが ドロンは同じ時代に生きた人としてずっと私のなかにあり その人の人生が語られるというので観ました ズンと心に響きました

 

鎌倉禅研究会で 称名寺裏の草むらがきれいに刈り取られている との話を伺っていたので 昨日金沢文庫内覧会に入る前に行って見たら 曼殊沙華が咲いていました ここは称名寺結界絵図によると 講堂が建っていた場所です 現在ある金堂の裏になります

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草むらから戻り 称名寺境内に入って金堂に お参りをして振り向くと橋が真正面に見えました いつも仁王門から入って橋を渡って金堂に行くから こうした位置から見る橋が新鮮で 撮りました

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昨日スマホで曼殊沙華と阿字池の写真をアップしましたが カメラでも撮っていましたので一枚

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今日はシャルル・アズナブール愛のために死すを久しぶりに聴いて浸りました 危険な甘い感傷 書くために時には必要です かなり厳しく封印しているのですが 昨日の金沢文庫で綻びが 尾州家本源氏物語と出会った思い出の場所 当初は相手にされず でもめげずに続けて受け入れて頂いた長い過去が甦り

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