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2018.9.26 ツイッターから転載…仙覚の小説覚書(123)仙覚さんの小説に戻りました

9月22日

とても久しぶりに仙覚さんの小説を出しました 最後の日付が5月4日 講演を控えてその準備に というより 最勝光院滋子さんに気がいって書けなくなったからでした でも昨日の内覧会で 尾州家本源氏物語の原点に気分が立ち返り 出してみたくなったのです

 

最初から目を通して なにも問題はないじゃない このまま続ければいい と思いながら読み進んだのですが 時政の大番役上洛から六波羅→最勝光院滋子さんとなって道がそれ それで滋子さんを独立させて短編にしようと思ったところで中断していました 滋子さんの箇所を削除して 書き進めればいい?

 

なんだろう とてもなにかに取り憑かれていた感じ 昨日一日でそれが取れ 自分を取り戻した感じ 原点を見失っていたような 一生懸命心を入れようと頑張っていたのに 心自体が涸れてなくなっていたような 迷走していた感がとてもある

 

私の場所は源氏物語なのに 源氏物語の会から離れ 鎌倉で活動している間に 源氏物語の感性がすりきれてしまっていたよう 昨日ある方に源氏物語の教室にお礼に行き久しぶりに感性が潤ったとお話し 源氏物語と歴史では感性がまるで違うんですねと申し上げたら そりゃそうだよ と言われました

 

9月23日

おはようございます 読み返して寝た仙覚さんの小説は 善峯寺から始まる 善峯寺といえば もう秋明菊の季節なのだけれど と想いを馳せていたら RTさせて頂いた善峯寺様のTW ありがとうございます 私は文章を意識の底から繰り出すように書くので 描写がとても辛い 文学の挫折にその根本があって 授賞式で

 

私の受賞に反対派の方に 小説はリアリズムだからね と一瞬の通りすがりに耳打ちされたことが 今も呪文になっている でも 100分で名著薔薇の名前に エーコが 美しいは描写しなくていい 美しいという言葉には 美しさを喚起する力があるから 美しいの一語でいい とあって それが とても心に響いています

 

エーコのこの一言で 描写の呪文から解放されました そんなことも 金沢文庫の内覧会で 原点に立ち返れたことの背景の 大きな力になっています

 

ただいま《秋分》です

 

仙覚さんの小説 最勝光院滋子さんのことで遠回りして中断 と思ったのだけれど その間のことは無駄でなく 後白河院近臣の光能が基子さんの姉の旦那様で 滋子さん周辺を読んでいた時にしょちゅう出てきました 大番役で上洛した時政が会っている可能性大 それをどう処理するか 考え中

 

光能夫人の基子さんの姉 この方は中盤から大きな役割を果たさせようと思っていた方なのだけれど ここで時政と会わせておけば 凄い伏線になります 滋子さんに熱中したあまり迂回して 時間を無駄に費やしたと思ったけれど 無駄ではありませんでした 滋子さんも登場させていいかも

 

今頃になって 昨夜のアラン・ドロンのドキュメントが響いている 壮絶な育ち 志願兵になって逃避したほどの のちに俳優になった時 志願兵の経験が生きたと ふと 唐突に今 ジャン・ジュネが浮かび そうだ ジュネだったのだと ジュネは『泥棒日記』を残し アラン・ドロンは名優に ドロンの言葉は深かった

 

綺麗な夕焼け このスマホカメラもだいぶ慣れて ズームで撮りました

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ハレーションが素敵なので どれくらいに撮れるか 撮ってみました

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月が綺麗です

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これはズームで

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東京湾と茨城県沖方面が明るいです 前のスマホカメラは 月も なにもかも 夜間の撮影はできなかったから こんなに写るなんてと 嬉しい(茨城県沖方面はたぶん千葉県北東部で発震)

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結果として 今 すとんと腑に落ちたのだけれど 時政に半年 運慶に半年 滋子さんに半年 費やして そのどれもに短編ができそうなほどのめり込んで だけどそれがみんな仙覚さんの小説の 時政が六代御前を斬った ということを書くための必要からだったなんて 比企の乱の前哨戦としての六代御前

 

久しぶりに戻った原稿を見たら それは一目瞭然 なにを迷走してたの? といった感じになってしまいました 仙覚さんが終生素性を隠して生きなければならなかったのは 仙覚さんが比企氏における六代御前だったから ということを 綿密に書いておかなければと思っていたゆえの 時政以降なのでした

 

以前 文学散歩で金沢文庫にご案内した 府中の受講生さんたちに 西湖憧憬のチラシをお送りしようとして 最終回を迎えた鎌倉と源氏物語の連載コラムも同封することに 講座開講中の時は その時々でお配りしてたのですが

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