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2018.9.5 ツイッターから転載…建春門院滋子さんの短編、源氏物語と寛遍僧正のこと

9月2日

おはようございます 雨の朝 とても心地よく滋子さんの短編がほぐれていっています 昨日図書館で大型本の源氏物語絵巻を見てから 心のありようが変わりました 凄く立体的にかつ色彩的に 人物が空間のなかで立ち上がり 言葉を発するようになりました 今朝閃いたタイトル もうこれで決まりでいいかも

 

鎌倉の鎌倉時代の源氏物語を追っていたから 源氏物語を扱う人たちは鎌倉時代の人で しかも武士 だから絵巻のような世界は絵巻のなかのことで イメージが武士文化に頭が固定してしまっていました そこをほぐすのに時間がかかったということでしょうか

 

源氏物語絵巻の本 図録も含め 何冊も持っているのに たぶん家でこれらを開いてもこうはならなかった 持ち上げるのも大変なくらいの大型本を ゆっくり開きながら目で追っていると さながら映画を観ているようでした 小さな本で解説を読みながら進むのと大違い 年中行事絵巻や法然上人絵伝もこうします

 

というのは この二つの絵巻に 法住寺殿が描かれているから

 

雨で草木が潤って

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よく大河などで帝と対面する場面では 帝は御簾越しの一段高いところに座して 対面者は平身低頭 後白河天皇と寛遍僧正の対面もそうするべきかと悩んでいたら 源氏物語絵巻ではそんな堅苦しいことをしてはいない 絵巻のような対面ならざっくばらんに話せる と絵巻に救われました

 

後白河天皇は源氏物語に関心があったはずだから 寛遍僧正に源氏物語について問うような展開を考えています これって自分で驚き ここまで深めるつもりなかったから 源氏物語は 私の場合 どこにいっても顔を出します 先日の建長寺様での時頼講演でも 結局は源氏物語が顔を出して主導しました笑

 

1: 映画空海で楊貴妃が 安倍仲麻呂(阿部寛)に「Abo(Abeではなかった)と言い あとは言葉にならずただ見つめあう そのシーンを滋子さんの短編に使いたくて ずっと考えていたのだけれど できました 院がある人物にその名を呼び そして何々せよと命令する その命令の言葉がたぶんタイトルに決まり

 

結局 朝に呟いた これで決まり のタイトルも変更になりそう

 

2: 後白河院が寛遍僧正に問う話の内容 できました 寛遍僧正は上東門院の妹の孫 上東門院は国母です 国母としての心構えを(鎌倉における執権の母として)松下禅尼は上東門院を崇拝して学んだ 院が高倉天皇の母となる滋子さんに 国母としての心構えとして 上東門院のことを尋ねる というふうに運ぶのは?

 

先日の建長寺様での時頼講演の主題が 松下禅尼の上東門院崇拝でした その応用編になります まさかあの講演がこんなふうに繋がってくるとは みんな源氏物語繋がり

 

夢で源氏物語絵巻の関屋巻を見よ の暗示を受けて 急に物語が動きだし 源氏物語的に染まってきました 思ってもいなかった展開

 

国母になることに怯える滋子さんを書こうと決めたら 初めて滋子さんが可愛い人に思えてきた たまきはるで 完成した女性としての 立派な滋子さんばかりを読んでいたから(寝なければならないのに なんか興奮して眠れず 起きてツイート でも寝ます お休みなさい)

 

9月3日

おはようございます やっと建春門院滋子さんの魅力がわかりました いくら美貌で賢くてといわれても それだけで後白河院をあれほどまでに引き付ける問題ではありません 片時も離さず傍においておきたいタイプの女性だったのでしょう たまきはるに描かれたギリシア彫刻のような完成した美はそのあと

 

これで建春門院滋子さんが主役になりました 彫像のような滋子さんがあまりに動かないので この短編の主役は最勝光院という寺院かなあ なんて思ったりしていました ひとときも君を離したくない なんて 後白河院がいうはずありませんけど笑 でも そういう女性

 

これから出かけるのですが 仕度をしながら そんな滋子さんの崩御を書くなんてと 今から泣きたくなっています なんというテーマを選んでしまったのだろう と思いながら いっぽうで これでやっと私の好みの悲劇性がでたと 作家って過酷な仕事です

 

新しいスマホの初外出 道中のお供は阿部泰郎氏宝珠と王権 阿部先生といえば守覚法親王の世界だけれど 法親王も後白河院皇子 最勝光院での法要に導師を勤めるくらいに成長されているから 母君が滋子さんと争う立場にはなかったでしょうけど どう思われてたかなあと

 

ただいま《下弦》です

 

緑がとても綺麗なことに気がつきました 茶色っぼく輪郭が縁取られているので 遠目に茶色っぼい観葉植物とばかり思っていました  ふと通りすがりに 上から覗いて

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