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2018.12.30 ツイッターから転載…孔雀経のこと&kindleダイレクト出版のことなど

12月26日

おはようございます 平治物語絵詞を繰り返し見ています 不思議ですね 大嫌いだった合戦絵 なのに三条殿が紅蓮の炎に包まれる場面を飽かず見ている ここが院の御所だったり 上西門院がいらしたり 頼朝が出仕したり 夜襲をかけた義朝が描かれていたり を知って見ていると リアル感が壮絶 絵って凄い!

 

今迄も見てはいたんですよ 何度も でも自分には関係ないと思っていつもそのまま通過 もっと早くに真面目に読んでおくべきだったとは思わず 今だからこうして血肉化して見ることができるのだろうなあ と思います なんでも私はこうして遅い いつも最先端の思考が先にあって 淵源を探る旅だからでしょうね

 

出していたゴミを全部持っていって頂いて気分一新 今年最後の不燃物の収集日 この日に向けて先週から掃除や片付けもののたびに 不要な諸々を一かたまりにして置いていたから それが無くなって空間も広々 母の時代から使い慣れたものは 時代遅れでも思い出から捨てられなかったけど それも無くしました

 

片付けものをしたら出てきました 他愛ない蒐集ですが 孔雀が好きなので 孔雀の絵があると買ってしまいます グリーティングカードも大分集めました Facebookに蒐集ページをいつか作ろうかなあ など夢見ています

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ふと思った クリスマスは終わったけれど 毎年街がジングルベルに浮かれるこの時期を嫌いでした でも今年は違った TLで世界の本物の重厚で敬虔ななかでのクリスマスの準備や教会を見せて頂いていたから クリスマスが商戦でなく 信仰に根ざし文化に根ざしている事を共有させて頂いてたからなのですね感謝

 

来年二月と三月の比企での仙覚さんの講演 提出していたテーマが通ってそれでいきます 二月は仙覚律師の生涯と万葉集 三月は仙覚律師と鎌倉 ちょうどいいので目下の関心事の頼朝と平治の乱 三条南殿のあたりを綿密に入れます 比企尼が背後で見守っている時代 仙覚さんの講演でのこれは本邦初公開です笑

 

昼にたまたま孔雀の絵のツイートをして そうしたら孔雀が思考から抜けなくなって 孔雀の絵に見せられた究極の原因は仁和寺の孔雀明王像だったなあなど思っていたら 金沢文庫印のある孔雀経の件を思い出し そうだ これをお伝えしておかなければ ということに気づき これからそれをします

 

私がブログにしょっちゅう孔雀経孔雀経と書くものだから 孔雀経で検索して私のブログにたどり着いた方から 金沢文庫印のある孔雀経の件でご質問があったりしたことがありました 当時ご相談した方がもう退官されているから これを知るのは私だけということになってしまっていることに 今気がついて

 

三条南殿で頼朝が初出仕した時の状況が描かれているならと 平治物語を読みたいと思い 図書館に向かう途中 ふと思い直してジュンク堂に そうしたらこの本があって 三条南殿の項を立ち読みしたら 出典は山槐記と もう本は買わないと決意しているのに やはりこのご本は買ってしまいました このご本 楽しみ

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おはようございます こんなところに孔雀明王様が ふだん気がつかないところに ひっそりと飾ってあるのですが 今家人を送り出して振り返ったら目に入って どこかの展覧会で買った絵葉書を 雑貨EXPOで気に入って買った写真立てに ちょっと異質の組合せですが笑

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メトロポリタンの源氏物語展 やっと情報が 昨秋金沢文庫の内覧会で名刺交換した方が これを仰ってらして ご存じですか? と言われたのだけれど その時点で何方からも聞いてなくて 私の情報網の小ささを思ったのでした

 

気持ちは急いているのだけれど お便りを書こうとしたらこの光景 金銀砂子の便箋に焚きしめたお香の匂い せめてもの暫しのくつろぎ

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これも孔雀笑 写真を同封するので四角い封筒を出したら……

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12月27日

角田文衛氏『平安京散策』を拝読しているのですが 内容と関係なく本の紙の話 私この本に使われている紙が好きで 『源氏物語と鎌倉』も多分これ 出版社さんに無理を言ってこの紙でとお願いしたら研究書だとこれを使うとか 小説の単行本によくある紙が嫌いで 私がいいなあと思う本は大抵これなのだけれど

 

薄くて硬質のつるつるした感じの黄色っぽい紙です 陶磁器もそうだし 仏画もそうだけれど とにかく硬質のシャープな感じがないと関心外になってしまうし  これ と思うと大抵硬質のこのタイプ 感触の好みって直感ですね 陶磁器はだから絶対中国陶磁 仏画は宋画

 

角田文衛先生との出逢いの最初は『椒庭秘抄』だったけど 先生のことも歴史も何も知らずに図書館で棚にみつけた背表紙のタイトルに惹かれて借りたのだった 今日『平安京散策』の三条西殿の項を拝読して こここそが璋子さん懐妊の舞台と知り 今迄宙に浮いたことのようだった椒庭秘抄の世界に俄然現実味が

 

12月28日

今日の夕焼け雲

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これも今年の記念として恥だけれども残します笑 年賀状は毎年手がまわらなくて期日投函できませんでした 今年は余裕で刷っていたから 余裕で宛名印字をしようとしたら 住所録アプリが無い! 昨年使ったから無いはずないのに消えてしまっていました PCも変えてないのに 仕方ないからPCに入って

 

いる筆ぐるめを使って住所入力から始めて 昨日宛名印字が終わり 今朝になって追加を二枚刷ろうとしたら なんと 入力した筆ぐるめの表示が0件 ? と思って開いても入力0 保存するんだったんですね 前の住所録が一々保存しなくてもよかったから保存しないで閉じてしまって ショックというより

 

昨日宛名印字が終わっていてよかった… とほっと で 今日は一言ずつ添えて切手を貼って投函 の予定 結局毎年と同じになりました 一覧表を刷ってあったから 来年はまたそれを見て住所入力からです笑 年賀状はこういう辛苦があっても 年賀状がなかったら音信が絶えてしまう方も多いから大切です

 

12月29日

今年もあと二日で終わるけど 今年の収穫はし残した仕事 に気づいたことかもしれない もう仙覚さんの小説に専念するだけと覚悟したら それまでに書いたものは? となりました もっと早く仙覚さんの小説が本になっていたら その後続けて書籍化するつもりでした でも仙覚さんの小説はこれから数年

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かかりもう間にあわないです それに気づいたのが たまたま新潮社さんの校閲講座に通っていた時で 練習に始めた自分の創作への校閲 少し続けていたら これを完成させたらこのまま書籍化できる? となり そうしたらkindleでしてみようかという気になりました そして たまたま先日平治物語の本を

 

借りに行った図書館で 大型本の平治物語絵詞の隣りにあった棚が電子書籍の棚で kindle出版の本が…… なんか不思議な縁繋がりで借りてきました 来年の挑戦はkindleのダイレクト出版です(と 公言して自分に枷を! です笑)

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2018.12.26 ツイッターから転載…仙覚の小説覚書(130)平治物語絵詞のことなど

12月23日 

@井の頭公園の雑木林 紅葉は残っているけどもう冬へ

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不夜城 というのでもないけれど笑 報道出身だから 知らせる意味のある写真しかとれなくて 綺麗な写真をどうしたら撮れるか悩んでいたけど TLで沢山写真をRTさせて頂いてたら 意味がなくても撮りたいものを撮ることができるようになりました 多謝

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12月24日

おはようございます 頼朝と上西門院の関係を追って夜明かし 頼朝が女院に仕えたのが平治の乱直前の2年間 建春門院滋子さんが上西門院に仕えて後白河院に見初められたというその出仕もその頃 直後の乱で女院は出家にまで至るから 滋子さんの出仕と頼朝出仕の時期は重なる? 双方知っていた可能性が

 

そうっか~ 滋子さんも三条南殿に出仕していたなら みずほ銀行は滋子さんを偲ぶ場でもあるんですね いっそ 頼朝が院庁始の宴席に出仕した場でみんな合わせてしまいましょうか笑 清盛はいたし 光能経房に 頼朝と滋子さん 直後に乱が起きるから直前の2年間は可能性が濃密

 

平治の乱あたりに浸りたいのに家の用で手がまわりません 心穏やかにとはまったく別世界 しばらく続きますね こういう生活 年末だから と諦め

 

南東の雲 午後です いつもの気象性の雲と違ってギラギラした質感 そして肉厚 発生方向に地震が? と思って撮ったのですが RTの小笠原M6規模地震の余波だったんですね 気になりました

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12月25日

おはようございます 既になくなっていますが 新潟にロシア村があって行った時 ホテルのディナーで出された帆立のステーキの大きかったこと! 目を見張って今でも語り草です  近所に業務用のスーパーがあって 家人が帆立の冷凍の大きなのを見つけて買ってきて 昨夜はそれをステーキに 語り草と共に

 

もう一品は ビーツが手に入っていたので タブレットでロシア人の先生に習ったボルシチの作り方を見ながらボルシチを テーブルがさながらロシア! というのも TLで流れてきたモスクワの雪の動画のあまりの美しさに 多分 そこはかとなく勧誘されて だと思います

 

友から 思わず涙ぐんでしまいました 仕事を縮小してはじめた俳句 難しいのといいながら頑張ってた 私を書いたら小説になるね というほど波乱万丈だった彼女のやっと掴んだ平静 五句載ったの 贈るねと よかったね 素敵なクリスマスプレゼントをありがとう

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保元の乱まで遡る年譜は花の蹴鞠しかないから それに上西門院と頼朝の事象を書き込んで このたった二年間から頼朝の人生も 建春門院滋子さんの人生もはじまったのだなあと思い ぎゅっと凝縮したこういう時期があるのだなあと感慨(書き込みの字は酷いです笑)

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吉祥寺に出たついでに平治の乱の本を借りようと図書館に入ったら 大型本の棚からこの絵巻が数センチ張り出していて 絵巻を借りるなんて思いついてなかったから これも何かの縁と思って借りて喫茶室で見ています 平治の乱ってこんなだったんだあと 大河清盛がこれだったんだあと 本より分かりやすいです

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三条殿は平治の乱で紅蓮の炎に包まれて焼失するんですね これって上西門院の南殿も? そのあたりまだ把握できないけど 上西門院も後白河院とともに幽閉され 頼朝は伊豆に流される 晴れの宴席の舞台からたった10カ月後 これからミネルヴァ九条兼実を読みます

 

吉祥寺の夕暮れ

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ちょっと絵巻を見ただけですが なんか今迄の淵源がここに って感じ 後白河院が法住寺殿を建てたのは それまでいらした御所が焼失にあったからだったけど それが三条殿だったのですね 肝心なところがわかってなくて 歴史家さん方からは苦笑かも でも自分でみつけるから感動も深いし血肉になります

 

大型本は寝て読めないから嫌ですね

 

大型本! 絵巻を見るなど気がつかなかったのですが 棚からさながら私を借りなさいとばかりにはみ出ていたので借りてきました でもこれが正解 これを古典全集とかの文章で読んでも この光景は浮かばない 古典は絵巻で読むべき といえるかも

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2019.12.23 ツイッターから転載…仙覚の小説覚書(129)丹後内侍が二条天皇に仕えたことなど

12月21日

西陽が輝くといつも見る光景が別世界に 玉川上水沿いの道 奥は井の頭自然文化園です 中に写っている建物は長崎の平和祈念像を製作された北村西望氏の彫刻館です

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@吉祥寺

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12月22日

おはようございます 上西門院と頼朝について調べているのですが さっき大変なことに気がついてしまいました 大変といっても私的にですが笑 頼朝は二条天皇にも仕えていて だとしたら頼朝が愛した女性 安達景盛の母丹後内侍の系図にある「二条天皇に仕え」に俄然信憑性が 今迄唐突過ぎてほんとかなあと

 

疑っていました 頼朝にとっては乳母子のこの女性を 私は頼朝の筒井筒のような関係とみています だとしたら 今迄私はその映像を 鎌倉武士の子の男子と 東国の女性比企尼の子の女子 のイメージだったのですが 頼朝が14歳まで過ごした京都の しかも宮廷に出仕する二人だとしたら 映像はもう源氏物語的世界

 

平家物語の小宰相の事には上西門院が出てくるし 今迄知っていた限りでの知識の外の世界の膨らみ 雅やかさに 驚いています 上西門院は待賢門院璋子さんの娘だから 母に似てそれはそれは美しかったそう 後白河院とはたった一歳違い その女院に頼朝が仕えていて しかも宴席で酒をついだとか 形だけの出仕

 

でなく 実際に宴席に侍る近侍ぶり 頼朝は名実ともに朝臣だったわけ そこに光能や吉田経房がいて… など この辺りを疎かにしてのちの鎌倉は語れないですね (まだ詳細を年譜に落として無いので 今日はそれをします)

 

RTさせて頂いた保元の乱の合戦図 ここにある東三条殿が先ほどツイートの「みずほ銀行」ですよね 京都の地理に詳しくないから 間違っていたらすみません

 

朝のツイートの続きですが 尊卑分脈では丹後内侍はたしか平教盛の娘になっているんですよね それもまさか~と疑ってたのですが 頼朝が二条天皇に仕えるなど当時の状況が想像以上の人脈だと 養子になって女房にあがったなど考えられますね

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2018.12.21 ツイッターから転載…仙覚の小説覚書(128)上西門院時代の頼朝を書くことに他

12月18日

おはようございます ドゥルーズのプルーストとシーニュで失われたが精密な断片で成り立っていて それらは必ずしも統一とれていなくていいと読み 仙覚さんの小説に風穴が空いて 光能という断片を無理なく入れられそう 時政も運慶も建春門院滋子さんも 今迄寄り道と思っていたことが無駄でなくなりました

 

影が綺麗

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吉祥寺の映画館 オデオンです

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気がついたのですが 光能が平治の乱以前から上西門院に近侍していたなら 光能は伊豆に流される前の頼朝を知っていたわけですよね しかもその頃遠元娘と結婚しているから 岳父遠元が仕える義朝の御曹司として見ていたわけ 文覚が福原京に後白河院の院宣を求めに光能を介した時 光能はそれを院の

 

近臣だからという任務でなく 自らもそれを願って院に取り次いだ 光能を書くなら頼朝から書かなければならず それは左女牛とかいうところの義朝館から書かなければならず そこに光能と遠元の淵源が こういうことを抜きにして頼朝の伊豆から そして時政からはじまってもいけないのでした

 

やっと原稿が詰まっていたところの意味がわかりました 光能を書くのは 最勝光院時代の院の近臣を書いても仕方なかったわけで それ以前が重要で ここに気づくまで今まで詰まっていたのだなあと 今日開眼しました

 

12月19日

おはようございます ドゥルーズのプルーストとシーニュ拝読以降 短編でしか書けないと別枠気味に扱っていた運慶や建春門院滋子さんを 仙覚さんの小説にも入れられるとなって 最勝光院を調べていた頃が蘇っているのですが あの頃玉葉に時々光能が登場して ふ〜んと思っていたのが 今頃になっていろいろ

 

結びついてきています 過去原稿を読み返して 説明で飛ばしていた部分の書き込みの必要性をチェックし それによって伴う段落の年次順への再編成など 大幅な入れ替えをしました そうしたら 最初に書いていたころの原稿の拙いこと! 貧弱だったなあと 我ながら眺めてしまいました 詰まるとは気づくこと!

 

でもほんとうは 淵源を探るには ドリルで硬い岩盤に穴を開けるような 尖った時間と集中力が必要だったんですよね いろんなことを整理して それを確保できる環境になったから 昨日の整理もできた でもまだ それに入り込むことから逃げたい安易な自分がいます 入り込むまでが大変

 

昨夜は三回の漢字講座最終回でした 生憎行かれなかったので お世話になったお礼を欠席報告にかけてメールさせていただきました 間違いなく私の中で今年一番の収穫は二つのこの講座への参加です お返事に二つの講座の先生が毎回私が終了後に呟いているツイッター

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を楽しんで見ていて下さったとメールを頂き それでまた最後に感謝を呟かせて頂こうと思いました 校閲の井上先生 漢字の小駒先生 ほんとうにありがとうございました 私はすでに二冊 本を出していますし 二冊とも全国優良図書に選定されていますが 二冊とも編集者さん任せで 出版に関する知識は

 

未だに皆無で プロとしての自覚の芽生えようがなく 今年初旬まで出版幼児みたいにおどおどしていました ツイッター上でも上から目線的な白い眼にさらされている感触も何度も たまたまTLで新潮社校閲講座なるもののあることを知り 受講させて頂きました 最初の三か月の入門編で概略がわかって終了

 

と思ったのですが 井上講師とお別れするのが残念で応用編も受講 その時点で当初のおどおどした感覚はなくなり なんとなく大丈夫 自分でやっていけるとの自信を得ました そうして進んだ小駒先生の漢字講座 こちらも最初の入門編的な三回では終わらず とうとう三期通って 最後に康煕字典を引く!

 

この康煕字典を引く特別講座がまさか最後の受講になると思いませんでしたが 昨日伺えなくてももう満腹大満足で いつかしら書く人として私自身が屹立できているのがわかります これはもうほんとうに今年最大の収穫です いつかまた特別編があったら伺わせて頂きます 本当にありがとうございました

 

今呟いたからでなく 目下のところの仙覚さんの小説再開の原動力は この二つの講座に通わせて頂いてからの屹立した精神性によるところが大きいと 心から感じています 書くことは自分と向き合い取り戻すことですものね

 

比企尼には三人の娘がいて 長女は安達景盛妻の丹後内侍 次女は河越重頼妻 三女は… なのだけれど あれっ! 比企尼夫妻には三人の… というべきではないの? と突然疑問 どれを読んでも比企尼には… 三人の娘は夫の子ではないのかしら と思ってしまいました 夫と死別しているからですか?

 

仙覚さんの小説に光能を投入しようとして 頼朝の上西門院近侍時代を書こうとしたら その時代を花の蹴鞠で書いていたことを思い出し 比企尼と3歳の頼朝のエピソードを書いていたから それをそのまま仙覚さんの小説に投入 花の蹴鞠が仙覚さんの小説に溶け込みました いずれ蹴鞠は必要になるし…

 

幼少時代の頼朝を入れたことで 比企尼が単なる乳母として説明づけられていたのが 生きたドラマのひとりに 頼朝と比企尼の関係が比企谷を誘発し 比企能員がそこに館を構え そこで比企の乱が起きて 仙覚さんが生まれる というそういう淵源です 説明とドラマの違いがくっきり出て今更ですが勉強に

 

吉祥寺 すっかり身辺整理して 荷物を三個送り出して ようやく入り込めたんだなあと実感 原稿にです ランボー風にいうと みつかったわ 何が 永遠が といった気分 これからはもう何にも煩わされずに打ち込みたい できるといいけど

 

井の頭公園の森に昇った月 下を電車が走っています

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2018.12.18 ツイッターから転載…仙覚の小説覚書(127)光能の年齢やドゥルーズ『プルーストとシーニュ』のこと等

12月16日

剪定したアイビーをガラスの容器に挿して部屋の加湿器代わりに まだまだたくさん作ろうと

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光能を年譜に書き込んでいるのですが 資料の年譜と私が計算した年齢が合わない 1146年に25歳から始まり 年譜では1161年は30 私は40歳と思うのですが〜 享年が1183年で52歳となっているのですが 25歳+37年=62歳ではないかと この年譜は初めて見たのに 私が作った過去のノートでも享年は52 なぜ?

 

まあ 光能の年齢はそれほど重要でないから 1159年の平治の乱の時に38歳で それ以前に足立遠元娘と結婚していて不思議はないことがわかればよしとします ここからわかるのは 光能は平治の乱以前にもう後白河院や上西門院に近侍していたこと でも 文覚を後白河院に取り次いだ1180年は49歳?59歳?笑

 

12月17日

おはようございます 判じもんみたいなtwになるけど 細雪で人生の指針として残っているのは 結婚に縁がなく物語中が終始それを追っているのに 決まる時はあっという間に決まってしまうということ 物事が決まるってそういうことなのだ という思いがあって 普通なら焦っていいところでも 割と達観していら

 

れます 今週身近にそういうことがあって また逆に こういう決まり方をしたならもう大丈夫という新たな達観も 細雪的思考を持たない人は そうでないから一つ一つに一喜一憂するでしょう 文学を読むって 私にはこういう力を頂くことにもなっています

 

昼の月@三鷹市

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頼朝が のセリフが耳に入って見た画面に 鎌倉の海 新しい浅見光彦シリーズの初回が鎌倉 というので見るともなしにお台所仕事をしつつ 見ていたのだけれど 1時間番組と思っていたら まだ終わらない 11時までだそう 途中から もうとっくに 鎌倉ということが舞台である意味がなくなっているのに

 

設定が、なんか とっても無理がある と思います

 

と思うなら とっくに見るのを止めればいいのに笑 私は新しい小説に向かいます 無理なく新しい……

 

3時間番組でした(しつこい笑) 仙覚さんの小説を放って いったい私はなにをしてるのだろうと思いつつ でも実は関根恵子さんを見たくて見ていたのも事実です

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2018.12.16 ツイッターから転載…仙覚の小説覚書(126)光能のことなど&鎌倉ペンクラブの会に行く、道中のお供にドゥルーズ『プルーストとシーニュ』

12月14日

おはようございます という時間でもないですけど笑 昨夜未明まで眠いのをおこらえて光能のおさらいをしていたから 今朝は起きるのが遅くいろいろずれ込んでしまいました 光能は実は御子左家系の人で 叔父に俊成 定家は従兄弟にあたります 多分人間性がゆたかだったのでしょう 母方の叔母が嫁した関係で

 

徳大寺公能の養子になって光能の名に 公能の叔母が待賢門院璋子さんだから それで後白河院の近臣に 御子左家系の才能が生かされていたのだと思いました この光能に足立遠元の娘が嫁していて 私は彼女が上洛した仙覚さんの面倒を見る設定にするつもり 定家とも交流あっただろうし 源氏物語も書けるかと

 

書きかけの原稿がkindleに入っていたらどんなに便利だろうと思う タブレットでワードと検索して それなりに方法はあるし それなりの機種も調べてみたけど ワードで読むのとkindleとは違う 仙覚さんにかかるから 他の本に気をまわす余裕がないから 自分の原稿ならいくらでも読めると そんなことを思う

 

師走の吉祥寺の夕暮れ

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@吉祥寺

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12月15日

早朝というわけでもないけれど 私にしては早い出立 朝の日に黄色い小菊が輝いていました

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朝の渋谷の交差点です 朝は光が澄んで綺麗

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早く出るために早くから動いていたから もうどっと疲れが笑 土曜日だから混むかと思ったけど座れました 道中のお供は宇波彰先生訳ドゥルーズのプルーストとシーニュ 昨夜本棚にみつけて 無色透明なこれなら執筆の干渉にならないとバッグに入れました

 

まだ解説なのですが ドゥルーズの失われた時を求めて論 面白いです 本文も前に読んだ時 ぐっと引き込まれて 古書で買った古い本だから もう私で終わりでしょうと 遠慮なく黄色いマーカーを引いたから それを読み返すのが楽しみ 仙覚さんの執筆にヒントを得ました

 

それにしても 仙覚さんの小説 kindleで早く読みたい そんな思いが募ってきて仕方ないです kindle いいだろうなあ!

 

全体に還元できないこれらすべての断片を、統一することなしに肯定すること…宇波彰先生「付録・ドゥルーズとプルースト」

 

統一をとろうとして排除しなければと思っていた窮屈さから抜け出しました

 

文学も古い概念ということがあるんですね 絶対と思っていたことがそうでなくなるというようなことが(私が離れていただけからかもしれないけど)

 

鎌倉に通って何年になるだろう まだ鎌倉の源氏物語にも出逢っていない遺跡発掘調査勤務時代から 毎週土曜日には撮影に来ていて 疲労で体を壊してしまったこともありました 鎌倉の源氏物語にとりかかってからは 研究の時は都内のもっぱら図書館に通ったけど 講演をするようになって月に二度も三度も 今日も今月に入って三度目

 

鎌倉の月

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鎌倉駅前のイルミネーション

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12月16日

おはようございます 無色透明と思って読んだドゥルーズのプルーストとシーニュ 訳者でいられる宇波彰先生の解説に我国ではまだジョイス論しか翻訳されていないイタリアの記号学者ウンベルトエコとあって こんなところでまたエーコ! と思いながら感激 思想の底流はおのずと一つに辿りつくんですね

 

これはエーコがまだ薔薇の名前の作者になっていない時代のことらしい とそんなことも楽しく 宇波先生という方は〜と改めて思う 写真論で惹かれた方です プルーストとシーニュで 失われたを綿密で完璧な断片でできているとし それは統一性を求める必要はないもの としていたことが思いがけない収穫 仙覚さんの小説に生かします 結構 私は古い小説概念に縛られていたのだなあと 開眼しました

 

kindleで仙覚さんの小説を読みたい気持ちがどんどん募って 昨夜三次会までお付き合いしたワインのお店で kindleでダイレクト出版しようかしら など呟いたら オーッとなり kindleの話で盛り上がりました  トドメは そんなこと言ったってまだできていないんでしょ との元編集者さんの一言笑 頑張ろう!

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2018.12.14 ツイッターから転載…鎌倉禅研究会FBのこと&鎌倉の長寿寺様で開催された風間様の書展に行ってなど

12月11日

『大覚禅師語録の注釈研究』 建長寺様開山蘭渓道隆様の語録の注釈書です 今日は鎌倉禅研究会FBの編集をしています 昨日やっとどうまとめるべきか 本質のところが見えてきてとりかかることができました

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12月12日

おはようございます 昨日は先週の鎌倉禅研究会FBのまとめにかかっていて いろいろなことを考えました それは講演のお一人が主催者様だったから 禅僧でいられるから語りは単刀直入で明解 でもずっと身近で背景を見させていただいている私には そこに至った思いの深さが痛いほどわかる いつものように

 

レジュメをそのままご紹介するだけでは 陰に隠れた真意をどなたも読み取っては下さらないでしょう そこをどうするかと悩んで 僭越ながら経緯の前置きを書いてみました 主催者様の根幹にあるのは建長寺様開山蘭渓道隆禅師様への愛 文学者である私にはそれが痛いほど感じられるのです でも 禅僧の方は

 

多くを語らない そんなところに禅僧と文学者の資質の違いを見たり笑 僭越ながらのことですから そのままアップするか否かは 今日一日置いて決めます まだ公開していません (案外 これって アンデスマス氏の午後的短編の要素かも)

 

 ツイートしていて突然アンデスマス氏が飛び出して驚いているのですが 文学って こういうところにあるのですね

 

座席に座れてほっと 出てくるのはほんとうに大変 どこでもドアがあればいいと思うのだけれど 考えてみれば 展覧会を観るのもシンポに出るのも みんな実際に足を運ばなければならない snsの発達した今 こういうことでかろうじて現実感覚を保っているのでしょう

 

本質が見えるまで日の当たる表舞台に惑わされる でもほんの僅な破れ目から 必ず本質は見えていて それが違和感として人を捉える しばらくして表層に惑わされなくなった時 本質が現れると 突然世界は暗転し 日は 隠れていた奥の方に差す 表舞台が輝きを失う瞬間

 

と、そんなふうな暗転を経験しました アンデスマ氏の午後みたいな短編に仕立てたい思いをこらえて 仙覚さんの小説に生かします 仙覚さんは 追放された将軍頼経に心を寄せていたから 時々 私は仙覚さんだなあと思います 鎌倉在住でないから 存在してなくて 存在しない辛さがわかります

 

12月12日

今日はこちらに 最終日 3時までなのでぎりぎり間に合いました 鎌倉の長寿寺様 ふだんは春秋の特別拝観日しか拝観できないので初めて 最後の一人かと思ったら何人もの方々とお会いし ひととき無上の空間を過ごしました

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長寿寺様には足利尊氏公のお墓があります 裏山に登って参拝しましたが まさか私が室町将軍様の と不思議でした 裏山に登る手前にある桧皮葺屋根の小さなお堂が 奈良円成寺様から移築された観音堂 運慶作大日如来像が大正時代まで納められていたお堂です やっと拝観叶いました こちらにあの大日如来様が

 

と思うと万感胸に迫る思い どのように配置されてらしたのかとか いろいろ想像しながら拝観 きっと 今聖観音像様がおられるところにいらしたのでしょうね その手前はもう三和土 タイルが斜めに敷かれて 僧侶が読経されるには沓をはかれなければならない 建長寺様の法堂のミニミニ版といった室礼は 密教

 

寺院だった名残? など思いつつ拝観 天井には升目に描かれた飛天様方に 背後の壁や四方に 色褪せてい?けどかつては雅だっただろう空間を思わせて散華や花の大和絵の彩色 後白河院奉納の初代は焼失して二代目らしいけど きっと初代もそうだったのだと思う

 

観音堂を拝観したくて ネットでいろいろ見ていましたが みんな外観の写真しかなく 彩色された大和絵の室内は予想外でした これから小説に書きますが 初代もそうだったとして 想像を膨らませます

 

長寿寺様は亀谷切通の建長寺様側の登り口右手が長寿寺様です

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長寿寺様の手入れの行き届いた庭園を巡って出ると亀谷切通に 先ほど入った入口が左手途中に見えています 下り切ったところが先ほどの看板を撮った道 左手北鎌倉駅から来て 右へ行くと建長寺様です

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急ぎすぎて情報を詰めすぎた感の仙覚さんの小説 ではなにをどう動かしたらいいか 皆目わからなくて詰まっていて ここのところずっと原稿を持って出ていたのですが そうっか 光能! と思い付きました 挿入することにして また年譜を照合 最勝光院滋子さんの時のが生きてきます

 

長寿寺様は、臨済宗建長寺塔頭寺院でいられました。観音堂の室礼が建長寺様の法堂のミニミニ版と思ったのですが、そうだったんですね。禅宗寺院の伽藍配置らしくないので結び付いて考えられてませんでした

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12月13日

 

ブログ更新 久々の仙覚の小説覚書№125 仙覚の小説に突然気分が戻ったと思ったけど 腰越の蹴鞠の講座に実朝の投稿でまたも中断 でもTLで頂いたノートルドパリショックは重要で 判じもん的ツイートだったけど 頼経を書く段になった時のために保存 私のブログは備忘録 仙覚の小説覚書も

 

鎌倉禅研究会FBに先週の例会のまとめをアップしました 今回のご講演者様のお一人は鎌倉禅研究会の主管でいられる高井正俊様 建長寺様で教学部長・宗務総長として30年近い任にあたられた方です 驚いたことにその30年ほど前まで 建長寺様開山の蘭渓道隆禅師の生誕地が不明だったんです 高井様が

任にあたられてからの最大のご努力は その生誕地の解明でした そしてそれは奇跡的に解明されたのです 例会でのご報告は 建長寺様に開かれた新しい歴史に至る経緯です 画期的な一時期をその任にあたられた貴重な記録をご覧いただけたら嬉しいです https://www.facebook.com/kamakurazenken/

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2018.12.13 ツイッターから転載…仙覚の小説覚書(125)ノートルダムドパリショック的将軍頼経の心情に即しての経験など、日々雑感

12月7日

おはようございます 建長寺様の紅葉はもう終わっていましたが それでもところどころに赤い木が眼につくといつもと違う印象 バスを降りて建長寺様に入る道筋 いつもはただ通り抜けるのに こんなふうに撮りたくなって 昨日は楽しかった 文学をフィールドにする私としては 禅を専門にする方々との

 

場は 感性が違うから黙っているしかないことが多くフラストレーションが溜まっていました でも 私はもう仙覚さんの執筆だけに集中する体制に入ったのだから 他に交わりは求めないと決めたら 本音で語り合いたい衝動からも抜け気楽に 文学的感性のこと以外ではとても素敵な方々です 感謝多謝です

 

昨日の例会のあと 帰り際に眼についた光景 建長寺様にて三門の下で 仏殿のなかに灯がともされ 暗くなった外観と対比的に格子越しにみえるなかの光景 左側がご本尊地蔵菩薩様の衣の裾 右側に伽藍神様方が並んでいられます

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紅葉と山茶花@井の頭公園

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ただいま《朔》です

 

玉川上水の紅葉 しばらく行かなかったら すっかり紅葉していました

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12月8日

今月は家のことをすると決め 今日は一日それにかかっていたら ツイートも 呟く内容がなくRTばかり 思考は 思考する態勢にないと湧かないのだなあと痛感 ずっと思考していられる環境になりたいけど とにかくこの12月は雑事を済ませます

 

RTの野々村仁清の壺 いいですね といいながら 私はこのライティングがいい これをこんな風に撮れた人が羨ましいって思って見ているんです というのも 私もこういうスタジオの物撮りをしてたから そして この写真のライティングの様子が ストロボとかトレペとかセッティングが手に取るようにわかるから

 

トレペを当てた時の光の柔らかさとか シャッターを押した時のストロボのボンっという音とか こう呟いていてもドキドキしてくるみたいに 懐かしい 好きだなあって思います スタジオのストロボの撮影

 

写真は その場所に行かなければその風景は撮れないし 被写体は いくら好きでも目の前になければ撮れない ましてスタジオがなければストロボ撮影など できない! 写真には絶望的な諦めが私にはあります そこにいくと文筆はいくらでも飛翔できるからいいです

 

12月9日

毎年この時期ユリ根を買うのだけれど あえてこの時期とだけ決めていて 習慣になっている楽しみ 今年のユリ根は大きくて白さが綺麗 いつも結局時間切れで凝った料理を作れず 無念を噛み締めてきたから 今年はなにか挑戦したいです と今年はゆとり笑

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@吉祥寺

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@夜の吉祥寺 割りと明るい一面と思って撮ったのですが 吉祥寺は思っているより明るい繁華街ではないみたい

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12月10日

おはようございます めまぐるしく日々の雑事をこなしているから 深い思索と別世界にいて 逆にキレッキレの活動 なのに夢見が深くて 起きた今も感情をひきずっていて なにかすることがある気がするのに思い出せない 今日も世俗の雑事で動かなければならないのだけれど 夢見でひきずった感情で何かしそう

 

最近 今迄に そして今も お世話になりご学恩を受けた方が あの方が この方も と夢に登場します 何でしょうね 総括してるのでしょうか そんなだから夢見のあとの感情が深い

 

セールになっていて買ったオリーブの実の瓶詰め 家族がボッチチェリだって! とみつけて ほら マークにあの絵の顔がと 私はあまり表示に気づかないほうなので ほんと! となりました

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ピーラーが怖くて 持っているのに使えなくて 人参サラダを作るのに今まで包丁で刻んでいたのですが 生活意識を変えようとしている一端で 昨日使ってみました 結果は やはり怖くて半分まで 残した半分は今日シチューにでも笑

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TLでノートルダムドパリの感想を拝読して 私も仙覚さんの大変な小説にかかっているから文学というものについて考え そうしたら最近ある方が悩んでいられるようなことの意味がわかりました 私も同様に落ち込んでいいのにそうならないのは 私には文学があるからなのですね 文学は表層でないから

 

白いテーブル越しのガラスのドアの向こうに時々電車が走るのが見える喫茶店でこれをツイートしています 電車の通過とともに踏切の音も聞こえます 朝の夢見でもたらされた感情が深かったから ここのところの勢力地図の変化の理解できなかった部分がみえてきたり 文学は学問とは違うということがはっきり

 

認識されたり 鎌倉の源氏物語で研究めいたことをしていたから 古典が学問の対象になってしまっていて TLでもそういう方のtwを読むことが多かったから 評価のようなことに気をかけたり 全然違う世界にいたようです 今朝のノートルダムドパリショック 眼を覚まされました 鎌倉の源氏物語研究を恨む気持ち

 

が時々湧くのですが 先ほど認識した勢力地図の変化で そうっか またしても私は身を持って学ばせて頂いたのだと愕然 鎌倉の源氏物語は私には経験的取材だったのかもしれません いろいろなことがありました

 

井の頭公園の森的光景 雪が積もると 転がれ転がれ指輪よ などというセリフを唱えたくなります

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2018.12.11 ツイッターから転載…鎌倉禅研究会で建長寺様に、など

12月5日

おはようございます 今朝は曇天 昨日は仙覚さんのための資料やら何やらを出して整理してたら 無いと思っていたものがこんなところに など昨今の如何に忙殺に振り回されていたかの残骸だらけ 心機一転に執筆用のノートを新しくしようとして これも廃棄寸前だったシステム手帳を流用する事にして 快適に

 

システム手帳 重たい荷物から目眩が始まったので もう絶対に使えないとなり お気に入りだったから後髪を引かれながら放置していました A4を見開きで入れられる2つ折クリアファイルが便利だったのですが そこにエクセルで作った年譜を入れたらいいと目に留まって復活 これで一々年譜を探さずに済みます

 

こういう状態です 写っている万年筆はプラチナ ペン先がお気に入りで使っています

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お手頃価格なのに ペン先がお洒落なんですよ 鈴木大拙展に行った時 大拙さんのメモ帳が極細を超えた極細万年筆でびっしり字が書き込まれていて綺麗で憧れ 探してこのプラチナにたどり着きました でも超超極細万年筆って 書いているとインクが切れて霞んできて大変です笑

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今日はいろんなことの片付けものと登録に時間を費やして少し心がカサカサ 曇天だったし  昨日の明るい空の下で撮った赤い蔦の写真をアップして気分を直します

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今日は来年早々の比企の講演 仙覚さんについてのテーマを主催者様に送信 2月が「仙覚律師の生涯と万葉集」 3月が「仙覚律師と鎌倉 ー万葉集を中心にー」としました 現地の方にとって仙覚さんはもう究明され尽くした感があるでしょうから 如何にそこに私にしか掴めていない新味を醸すか に努めます

 

12月6日

雨の中の紅葉@井の頭公園

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座れたから途中停車しても少しはいい 前回止まって立ったままだったから またそうなるのを避けて私鉄にしようと思ったけど どっちにしても鎌倉は最後はこの線一本 鎌倉の方はもう止まっても また~ の諦めでいられます 雨の鎌倉 綺麗でしょうね

 

先月の例会で 名刺をご覧になって タウンニュースの連載の方?  通しで全部読みたいのだけど本の予定はないんですか?  せっかちな方のようで(失礼) 話し方に煽られてコピーして来月持って来ますとお約束したのだけれど 実朝に没頭してたからすっかり失念 今朝思い出してア然 纏めなければですね

 

今日はタブレットを持って出ました 金槐和歌集も新九郎走るも入ってます もう洋は封印して和に徹し 仙覚さんに集中すると決めたから 持って出る本がない!笑 どうせなら仙覚さんの原稿が入っていれば推敲できるのにと考えて そうっか なんとかしようかなとひらめきました なんとかできるでしょうか

 

雨で遠くの小高い山々や住宅地が煙っています 手前の銀杏や楓は黄色紅葉真っ只中 こちらは雨で色がくっきり 車窓を楽しんでいます

 

道中の徒然に タブレットでワード を検索してみました

 

雨上がりの日は苔が綺麗です 背後に鐘楼@建長寺様

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もっとゆっくり寛ごうと思ったのだけれど 乗り換え案内を見たらあと数分で来る 逃したらまた三十分は遅くなるから 急いでホームに というわけで帰途につきました笑 直前までご一緒だった方々 楽しかったです!

 

今日はこんなに頂き物 濡れた傘を入れるために持って出た小袋が役立っています 喜ばれそうな方のために 二冊

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夜の造形 見たことのない渋谷です 前回来た時はまだ今までどおりだったのに

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かつての東横線渋谷駅ホーム たしかそのまま残って 通行できるんですよね

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2018.12.8 ツイッターから転載…『吾妻鏡』を読む会に行ったことなど雑感

12月3日

バッグが重いです 持って出た万葉集雑攷 入れ替えたつもりが抜かずに持って出た小説の森散策 いつも論文をありがとうと頂いた京都時代map どれも素敵 中身が充実してるから なお笑

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今日の吾妻鏡は楽しかった 何がって 吾妻鏡なのに源氏物語 上洛した頼朝が後白河院仙洞の六条殿から 後鳥羽天皇の閑院まで 頼朝が束帯を着て 武士たちもそれなりの装束で行列を仕立てていくところ 装束の色や名称がさながら源氏物語 歴史の方々だから目を白黒 四苦八苦されてました こうも違うんですね

 

束帯を着た頼朝って 神護寺のあの絵を思い出せばいいのでしょうけれど 昨今は頼朝像でないとなっていて こういう時不便になったって思います 無責任ですみません

 

これからまた孤独の世界 今迄これを地下生活者とか穴蔵とかの暗く厳しいイメージで捉えていたけど やっと手繰り寄せ得た仙覚さんの世界 そこは崇高で眩く孤高の世界だから 心も真摯に入っていける 今迄と違って感じられます いろいろやって いろいろ手放して 私もやっとここにたどり着きました

 

うっかり持って出たエーコの小説の森散策 本当は万葉集雑攷を読みたかったのだけれど 荷物が多くて文庫の散策を どうしてこれが気になったかは入沢康夫氏の訃報でネルヴァルを思い出したから エーコはシルヴィがとにかくほんとうに好きなのだそう もう、句読点まで覚えているほど読み返していると

 

なぜエーコがシルヴィに を知りたくて読み返したかったのです うっかり持って出たついでに読んだら 語り手の問題 これは仙覚さんを書く私にも重要な問題で 書いていくうちにおのずと決まるのでしょうけれど 三人称とか私小説とかの単純な問題でないところを エーコが取り上げているのがいいです

 

書いていると え、これは誰の思考? 語っているのは作中人物? なんか違う もしかして書いている私自身? みたいな迷いを引きずっていて それでエーコの記号論や物語論をみた時 モデル作者とか 諸々 やはり考えている人は考えているんだなあ となったのでした 紫式部の草子地もそうかもなど

 

12月4日

おはようございます 昨夜急に集めた資料の見直しなどもう止めて 仙覚さんの原稿にかかろうという気になり 今迄書いた原稿を出して机に向かいました 鎌倉の講演は終わりましたか と昨日講師の方にご心配頂いて やっと体調も戻ってこれから仙覚にかかりますとご報告 そうしたら 体調はね 気楽にしている

 

こと それが一番です そして早く本にするといいですよと言われて そうだ この方はずっとそれを仰って下さっていて ご配慮も頂いていたのに 私が鎌倉の講演に「かまけて」本にする努力を怠っていたから その間ずっと待っていて下さったのだ ということが痛いほどわかってハッとしました 鎌倉での活動を

 

応援して下さっているとばかり解釈していたのですが その方にとっては浮気をしていることに他ならなかったんですね 諦めつつ見守って下さっていたのだということを突然理解しました ご高齢の方です 僕の生きているうちに書いて下さいよ と以前にも言われました 僕が書評を書いてあげられるうちにと

 

冬の薔薇が咲きそう ずっと蕾かと思っていました

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自然界に青い薔薇は存在しないのに パンジーの青い色素で造り出すのに成功したとか 凄いですね パンジー

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先ほどのシマシマの雲 東京湾方向です

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今日は実朝をやっていて気づいた仙覚さんの小説の設定ミスの確認に 全訳吾妻鏡を借りに図書館に行ったのですが せっかく来たのだからネルヴァルも借りようとか 朝のTLで見たばかりの文学者の名前を背表紙に見て読みたいとか 仙覚さんの小説に没頭しようと決めた矢先の誘惑との戦いでした

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2018.12.7 ツイッターから転載…ウンベルト・エーコの小説講座のことなど雑感、そして仙覚さんモードに

12月1日

エーコの小説講座にイリュミナシオンが載っていて 気になって もうランボー本は手放していたからkindleで買って 読んでいました 久しぶり というか何十年ぶりでしょう ランボー そういえば こういう調査ではない「意味のない」文章を読んだのも何十年ぶりの感 戸惑いと そして新鮮さと

 

でも kindleでは訳が選べなくて 角川文庫の一種類しかないから エーコの小説講座で紹介されていたフレーズの訳の気に入った感と別種で しかもどう探してもそのフレーズ部分が見当たらない イリュミナシオン 別の訳で再読したいかも

 

12月2日

中国の素敵な動画を拝見して 空海の映画のセットに造られた長安は今どうなっているのかしらと検索してたのですが わかりませんでした 話は関係なく 忘れ方がひどく どうしてしまったのだろうと 昨日の康煕辞典を忘れていて 危うくセーフだったのに 明日の外出も忘れるところでした 実朝ロスでしょうか

 

昨日の新潮社康煕字典をひく講座の写真です 四人ずつのテーブル六個にそれぞれ新潮社内各部署から借りた大漢和辞典一式と康煕字典が置かれてました 私のところは出版部から借りた一式でした 本を撮るのが好きだから こんなふうな写真が撮れたのも嬉しい 索引版の使われ方の激しさに眼が釘付けに

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昨夜のエーコのイリュミナシオンの件 先ほど「思いなら書ける」という言葉が浮かんで一件落着 エーコの小説講座で小説の書き方にリストという方法があると 薔薇の名前では中世の浮浪者や泥棒など異端者の名前を列挙したそう そのなかでイリュミナシオンが無秩序な例として挙げられていたのでした

 

正直エーコのリスト称揚にはついていけず辟易っぽかったのですが イリュミナシオンのフレーズにははっとするものが それでkindleで買って読みました エーコとランボーの違いがくっきり 薔薇の名前も私は出だしにぐっと惹きつけられるものの 最後まで読むとあれ?っとなって感動が薄れます それを

 

また再燃させられたのが100分で名著の和田忠彦先生のご解説でした それで記号論的薔薇の名前の読み方を手ほどきして頂いて 昨夜また小説講座に戻ったら リスト論に辟易 仙覚さんの小説を書くのにこういうリストは描けないと困惑したのですが 「思いのリスト」 それなら書けると今気づきました

 

妹から私が処分するのもなんだから送るねと返却された過去の諸々 早稲田文学新人賞受賞で特別寄稿させて頂いた昭和623月号『シナリオ教室』です 自分でもこんなことを書いていたんだ~と懐かしく 表参道にある教室に通い ここでシナリオよりも文学を学んだことが大きい 昨夜のランボーもここでDtzjjmzu8aa_5wj


調べ方をご教示頂こうと資料を出したら このまま資料の読み返しに入るのもいいと気づき 突然仙覚さんモードになってしまいました 年内は資料を最初から読み返そうと思います(明日のバッグにエーコの小説の森散策を詰めたのに入れ替え)

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2018.12.4 ツイッターから転載…新潮社漢字講座特別編「『大漢和辞典』と『康煕字典』をひく」に参加しました

11月30日

ただいま《下弦》です

 

決めました もう何年も講演や研究発表で 連載もあったし看病もあって 年末年始らしいことをしてこなかったから 今日から一か月 仕事は忘れて家の用をします 昨日までこんな気持ちになるなど思いもよりませんでした ずっと何かに追われていてできなかった「丁寧に生きる」に気持ちを切り替えて

 

仙覚さんの小説に専念するために 春に連載を止める事を決意 7月と8月と10月の講演を済ませて もう専念できると思った矢先に実朝にとりかかって そうしたら来春比企で仙覚さんの講演をする事に それなら来春から仙覚さんにかかればいいということになって ぽっかりとこの一か月が空いたのでした

 

ご恵送頂いたのですが こういうご本があるのですね 李朝 好きだから嬉しいDtogl5gv4ae8vir

 

くるくると動き回っても目眩のない嬉しさ こういう日がきたのだなあとしみじみ それで家の用の最初に何をしたかといえば 額縁の埃を掃除機で吸い取りました もっと大きな片づけ物をしたらと思いつつ 綺麗になった額縁でもう満足 そんな思いに浸っていたら 危うく明日の外出を忘れるところでした

 

夕暮れの井の頭公園 更級日記に杭が一本という描写があり 源氏物語の師の方が 平安時代の女性としては特異な感性と書かれていて 以来 杭を見ると思い出します 失われたの鐘搭の描写とともに

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夜の吉祥寺

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吉祥寺駅北口です

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12月1日

こちらで時間潰し 持ってくる本を間違えました ページを繰っても見たいページがない 検索したら和田忠彦先生の岩波文庫『小説の森散策』のほうだったみたい 道々 100分で名著の時の和田忠彦先生と新潮社校閲講座の井上先生のことを考えていたりしたのは 何か感じていたのでしょうか 懐かしいです

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この圧巻! も~う楽しかった 新潮社漢字講座の特別編「『大漢和辞典』と『康煕辞典』をひく」 講師の小駒先生のお話を聴きながら 実際にひいてみる 康煕辞典触り放題 しかも写真撮り放題 なんという大サービスと ずっと興奮状態でした

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『康煕辞典』は素敵ですね 紙が薄くて活字が繊細 綺麗としかいいようがなく 眺めたり 撮り放題に撮らせて頂いたり もう本当に ありがとうございました!!

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と写真を連投させて頂きましたが もちろんそういうことをしているあいだに 『大漢和辞典』がひけるようになり 『康煕辞典』がひけるようになって 教室に入った時と去る時の意識の差の大きいこと! もう大丈夫といった漢字への親近感の手応えは確かです

 

『康煕辞典』 駒という字をひいてたどり着いたページ 活字がほんとうに美しい

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