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2019.4.9 ツイッターから転載…研究発表に向けての備忘録的雑感(3)

4月7日

金沢文庫本万葉集の書写形式が仙覚寛元本と同じというので 田中大士先生の仙覚寛元本復元を試みる一連のご論考を拝読し直していたのだけれど 田中先生のご論考のほうが新しいのに それより古いはずの金沢文庫本解題との関連は? と疑問 田中先生が金沢文庫本をどう見てられるか知りたいところです

 

広瀬本とか紀州家本とか 金沢本というのもよく出るけれど金沢文庫本に関する論考は殆ど目にしない 過去の佐佐木信綱博士と小松茂美先生のしかなく 冷泉家本の解題もそれによると でも なんか別のところに開ける余地があるような とりあえず お二方のご論考を拝読したい 本当に寂印成俊系統の本でいいか

 

以前 夢中になって拝読していた田中先生のご論考 それがこんなふうに役立ってくるなんて もう少し詰めたらコピーした金沢文庫本を見ます (応募の締切まで一週間 今週末までにはまとめなくては)

 

4月8日

おはようございます 空地に薊をみつけました 薊 以前憧れてベランダで鉢植えして育てました 夜 ベランダを見ると薊が月下にすっくと伸びて月と対話しているようでした 空地の薊 雑草のようでも持ち帰ったら盗人になってしまうのでしょうか

 

金沢文庫本万葉集関連の資料を得に図書館に行こうとして 田中大士先生の仙覚本に関する一連のご考察も と思ったら全部関西館 郵送を待つのももどかしいのだけれど仕方なく遠隔複写で申し込みました 書写の形態からなにか見えてこないかなあと

 

図書館でたっぷりコピーをとってきました 古筆學大成など大型本のコピーは重いし動かすの大変だし で疲労困憊 でもこれでなにかが進むと思うと嬉しい

 

西本願寺本万葉集の歴史: 足利義満が皇室に献上→天文11年、西本願寺の證如上人光数が時の帝後奈良天皇より拝領→大正2年、西本願寺に売立のあった際京都の書肆に出たのを佐佐木信綱博士が見る→大正6年、博士の架蔵に(佐佐木信綱『国文学の文献学的研究』より)

 

金沢文庫本万葉集の項をコピーするために閲覧した本ですが 西本願寺本万葉集があったのでついでにコピーしてきました

 

足利義満が皇室に献上とありますが その前の歴史をいうと: 仙覚さんが文永三年本万葉集を完成→それを底本に西本願寺本万葉集が制作された→金沢文庫に所蔵されていた→鎌倉滅亡時に持ち出されて足利将軍家の所蔵となった

 

鎌倉で「西本願寺本万葉集」が作られた時の事情を探っているのが私の研究テーマ 装丁やサイズが全く同じ双子のような写本の「尾州家河内本源氏物語」とともにこの成立には 北条実時が関わっています 最近私は実時は仙覚さんの小説の副主人公に思えてきました

 

金沢文庫本万葉集の資料に眼を通さないうちに朝になってしまいました…

 

雨戸を開けたら綺麗に晴れて 眺めやる満開の桜が朝日を浴びて茜色

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