6月16日
父の日の吉祥寺 昨日が雨で出られなかったから 買い出しを今日にした人たちで混んでいます 私もです 今日はパエリヤ なのでムール貝を買いに出て来ました 気分はもう発表準備 完全に移行しました 安堵 忘れていることも多いから まずはと為家本のご論考を持ってきて 寛ぎながら拝読しています
6月17日
おはようございます 昨夜のNHK松方コレクション「モネの睡蓮」観ました 固唾をのんで観た感じ といったくらいでした 睡蓮は西洋美術館オープン時に父に連れられていって観て 以来のファンです 戦争で半分を失い 残った半分も修復不可能かに見えた絵を 残っていた白黒写真を手掛かりに修復師
さんとAIの力で再現 昨今の絵具を割り出す科学の力やAIの機能 凄いですね ただAIはデータ次第で如何様にもなるから危ないということも確か 大切な問題と思います 絵の復元にならって 私も先日西武百貨店で撮ったモネの庭の写真をモネ風の色に加工してみました それが一枚目 こちらが原画です
NHKモネの睡蓮を観ながら家人が キミがやってることと同じだねと笑う それは 復元しようとしている絵がパリのオランジュリー美術館「睡蓮の間」に入れられたかもしれないという考察で 高さが2m云々とサイズがぴったりだからだと 目下私が取り組む源氏物語写本についての考察は高さが32㎝です
有賀眞澄氏「影向のたわみ展」 Zaroffにて 6月23日~7月2日 ← 有賀さんの世界、好きです
満を持しての鎌倉 去年鎌倉の蹴鞠の講座をさせて頂いた腰越の幹事さんから 来年鎌倉の万葉集をとの打診 この方はタウンニュース鎌倉版連載のコラム【鎌倉と源氏物語】をご覧になられてのご縁 一番最初に人脈でなくお声かけ頂いた方です なのでご縁を大切に お受けさせて頂こうと思います
図書館で借りてきた本をパラパラと見ているところですが A5サイズのこのご本 こんなに小さくてはもったいない内容で驚き 万葉集写本の件で借りたのですが 他に小松茂美井上宗雄久保田淳先生方の掉尾に和田忠彦先生! 明日拡大コピーして拝読します
こういうことに取り組んでいます この書籍 探しかたが悪かったのか都立になくて 国会図書館にいくしかないかと諦めてたら なんと地元の図書館にありました 武蔵野市は学者さんとか文化人の街だから 寄贈だったのでしょうね 助かりすぎて不思議な気分
6月18日
おはようございます 図書館で借りてきた本のコピー作業中です 業務用と違い自宅のコピー機は時間がかかるから 退屈 なので左手で本を押さえながら 右手でTwitter笑 マーカーを引きまくらないと入ってこないので コピーは必須 大変でもこれでようやく読めると思うと嬉しい で 今日はその拝読
メモ: 高田信敬氏「源氏物語の古筆切 二題」より すくなくとも鎌倉時代には特定の本のかたちと特定の本文とが結ばれる傾向を否定しえないのではなかろうか。
続: 伝為家筆大四半切の料紙寸法は金沢文庫に伝来する手紙の標準的な大きさに極めて近い ← 前にもこの論を読んだけど、金沢文庫の手紙は実時の孫の代のだから、実時の時代の源氏物語と同一視してはいけない気がするのだけど
6月19日
おはようございます 来年の腰越の講座「鎌倉と万葉集」は 令和二年目記念の五月に決まりそうです こちらの幹事さん 鎌倉の方なのですけど金沢文庫をあまりごぞんじでいられなくて 私の活動から眼を瞠られ 一回「金沢文庫と源氏物語」で講座を持たせて頂きました 今度『万葉集』ですることになり
連絡し合っていたらそれを思い出し そうだ 仙覚さんは金沢文庫の実時とほんとうに懇意だったんだ とその後の発見を思い出し それをお伝えしました 慧眼というか 何か予感される方って ほんとうに最初は糸の端緒だけれど 重要なことに繋がりますね 写真はラファエル前派展撮影可の部屋にて
金沢文庫は鎌倉時代の幕府の重鎮北条実時の創建で 鎌倉時代には鎌倉文化圏だったのが 実時が鎌倉から離れた別業に造ったから今は横浜市 なので鎌倉の方はご自分たちの文化と思っていられません それは私が講座で鎌倉の方にお話する度に実感します 先年世界遺産登録申請でやっと組み込まれましたが
昨日から源氏物語と万葉集写本のサイズ等データの統計とろうと集めています ずっとそれをしなくてはと思いつつ 記録媒体を何にしようか決めかねてうじうじしていました 昨夜タブレットに入力すればいいんだと気がついて始めたら快適 手書きの数字の不安定さがなく わざわざPCに向かう億劫さもなく
読書する隣にタブレット タブレットをノート代わりにです 私としては一歩進みました笑 生まれた時からタブレットがある世代って 人種が違うんでしょうね
ちょうどいい機会なので金沢文庫のご紹介 昭和の初めに発掘調査が行われ阿字池の中島と橋脚が発掘されて そこから現在の浄土式庭園になりました その初代の橋が造り替えられて完成した2009年6月の写真です この橋ももうこの色はなく塗り替えられるとか(曖昧ですが) 二枚目は北条実時の銅像です