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2022.4.22 Twitterから転載…【私説華鏡】第一部「紫文幻想」の展開について

昨日から大事な展開に入ってきて、昨夜また新たに重要な展開になりましたので、記録としてTwitterへの投稿をこちらにまとめます。

 

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4月21日

万葉集がいつ誰によって編纂されたのかを知りたくていろいろ読んでいるのですが 決定的なことのわからないことはどの本にも突っ込んだ書き方がされてなくて隔靴掻痒 これが学者さんの書かれる世界なんですね 昨秋の鎌倉ペンクラブの講座のあとにある方から織田さんの書き方は梅原猛『水底の歌』を彷彿すると

 

言われて読みました あのときの爽快さを思い出してまた開きました やはり突っ込んだ書き方をされている 隔靴掻痒気分が吹き飛びました このご著書には相当な反発があったらしいけど書くってこういうことだと思う 紫文幻想が反発されるほど注目して頂けるかは別として恐れず書くだろうな私もと思う

 

梅原猛『水底の歌』第四章「古今集序文考」を拝読しています 感応という言葉 久々に接しました 以前密教を学んでいた時に接した言葉 「仏が自分に働きかけてくる。仏と自分とが深い魂の内部で感応する」と梅原氏も書かれる 感応とはそういう世界 そして以前私もそういう世界に生きていたのでした

 

心震える思いで読んだ文章を引用させて頂きます 「現代は精神の世界においては驚くべき低俗の世界である。驚くべき卑俗な精神が我が物顔にこの世界をのさばり歩いている。私は先日ある親愛なる歴史学者から「お前の異常な仕事の原動力は何か」と尋ねられた。それは、絶望だ。卑俗な世界に対する絶望が

 

私の仕事に対する原動力になっているのである。せめて精神の価値の認められる世界、そういう世界に私は生きたい」…… 感応という言葉で解釈する古今集万葉集の世界 凄く納得しました 一方で 感応という言葉を理解しないまたは拒絶する学問の世界はやはり私には無理 感応に飢えていたんですね私は

 

水底の歌は昨秋の講座の後の二次会で示唆して頂いてすぐ拝読したのですが 古今和歌集仮名序の平城天皇をよく知らなくて 今在原業平の祖父と知って読むと意味が深いです 万葉集にかかわるほど和歌に造詣深い天皇の血を業平が継いでいるわけですから 逆に平城天皇はそれほどの感性の方だったなら納得と

 

4月22日

梅原猛『水底の歌 下』第四章「古今集序文考」拝読し終わりました 未読だった後半は昨年末ではまだ無理で 古今集の紀貫之 業平祖父の平城天皇など 紫文幻想でたどって時代を熟知しての今だからすべてすうっと入ってきました 人と年代の事象で考証する梅原氏のご論は私もそうだから結論に凄く納得

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