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2022.7.20 『華鏡― 紫文幻想―』が完成しました

ご無沙汰いたしておりました。最後の更新が4月26日だからほぼ三か月ぶりです。

その時のを読んだら『万葉集』まで遡って書くことになって、そうしたらテーマが

藤原氏の他氏排斥事件だということがわかったと。

そうなんです。『華鏡』は最初何を書くのか皆目見当がつかないまま書き始めて

それが、書いていくと「どうしてこうなった?」の謎が浮かび、その淵源を求めて

過去に遡って加筆する、ということで書いていたら藤原氏の他氏排斥事件に

突き当たったのでした。

そして、テーマがはっきり見えてくると、俄然書きやすくなって専念するようになり、

それで三か月ものご無沙汰になりました。

一応、原稿にピリオドを打って、推敲も終わり、これからkindle出版に向けての

作業になります。それで、ひとまずご報告を。

最終決定の目次です。

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【華鏡 ―紫文幻想―】

第一章 藤原北家・小野宮流藤原実頼まで

一.大伴旅人の大宰府赴任 ―紀貫之『古今和歌集』仮名序

二.歌の聖・柿本人麻呂 ―平城天皇『万葉集』………………【大化改新】

三.河陽の離宮 ―嵯峨天皇『文華秀麗集』

四.二条后高子 ―在原業平と『伊勢物語』……………………【承和の変】

五.陽成天皇の廃位 ―藤原時平『日本三代実録』

六.寛平の歌合 ―宇多天皇『新撰万葉集』…………………【阿衡の紛議】

七.藤原定方の娘 ―白居易「長恨歌」

八.太液の芙蓉 ―紫式部『源氏物語』桐壺巻

九.菅原道真の大宰府左遷 ―宇多天皇「寛平御遺誡」………【昌泰の変】

十.堤中納言・藤原兼輔 ―醍醐天皇『古今和歌集』

第二章 藤原北家・九条流藤原師輔以後

一.内親王の密通 ―紫式部『源氏物語』若紫巻

二.嵯峨の山荘 ―紫式部『源氏物語』松風巻

三.琴の音 ―村上天皇女御徽子女王『斎宮女御集』

四.斎宮の花園 ―紫式部『源氏物語』竹河巻

五.華の後宮 ―村上天皇『後撰和歌集』と梨壺の五人

六.後宮の歌合 ―村上天皇「天徳内裏歌合」

七.村上天皇崩御 ―紫式部『源氏物語』幻巻

八.源高明の大宰府左遷 ―紫式部『源氏物語』須磨巻………【安和の変】

九.後中書王・具平親王 ―藤原公任『和漢朗詠集』…………【寛和の変】

十.雪の越前 ―紫式部『源氏物語』夕顔巻

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当初の予定では、『華鏡』は前編後編の二部仕立てで、二部が仙覚さんの生涯

という「仙覚の小説」になるはずでした。

が、最終決定になったら、『尾州家河内本源氏物語』と『西本願寺本万葉集』の

問題が私のなかで大きくなり、仙覚さんもその時代の一員です。

それで、『華鏡』は「―紫文幻想―」として単体で、二部の仙覚さんの時代のは

【〇鏡―鎌倉で『尾州家河内本源氏物語』と『西本願寺本万葉集』ができるまで―】

のテーマで新たな作品として書くことにしました。

あ、言い忘れましたが、ずっと「小説」として書き進めていたのですが

時代考証が多く、小説では無理になって、「古典随想」というジャンルにしました。

古典随想 『華鏡 ―紫文幻想―』 です。

kindle出版まで頑張ります。

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