2023.9.18 『歴史研究』714号(2023年10月号)に「藤原公任と寛和の変」を書かせていただきました
2023.9.18
『歴史研究』714号(2023年10月号)に「藤原公任と寛和の変」を書かせて頂きました。関白の子として前途洋々だった公任が寛和の変によって藤原道長と立場が入れ替わる歴史の推移。それを紫式部日記の若紫やさぶらふに絡めて書きました。
たまたま『和漢朗詠集』が好きで『紫文幻想』に作者としての公任を書いていて、そこに「光る君へ」の大河決定で公任が浮上して書かせて頂いたのでした。
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ご無沙汰しての突然のご報告で済みません。鎌倉の『源氏物語』と『万葉集』の普及活動で放置していた古い原稿の救済措置としてのkindle出版をここ一年余りずっと手掛けていたのですが、やっと目処がたって、ペーパーバック版として『華鏡 紫文幻想』『寺院揺曳―まぼろしの廃寺を訪ねて・鎌倉佐々目遺身院』『白拍子の風』の三冊を刊行しました。Amazonで販売しています。これが済んでほっとして、いよいよかねてから取り組んでいた仙覚の小説「仙覚―存在を消して生きた男」にかかるのですが、その前にもろもろ片づけなければならないこともあって、早くとりかかりたくてうずうずしています。