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2024.7.25 Twitter(X)から転載……やっと華鏡に戻って書くことに専念する覚悟が定まりました

7月22日

ガイドブックは前編に引き続きNHK出版と東京ニュース通信社との二冊を買って 今日東京ニュース通信社さんの方のあらすじを読んだのですが やはり書かれていく源氏物語の過程がご都合主義にしか感じられなくて作家が書くってこんなものではないとフラストレーション これは構成に過ぎないから脚本に

 

なったら大石静さんの絶妙なセリフで払拭されるかもしれないし 演出や装束やセットのビジュアルで魅力は遺憾なく発揮されるでしょうけれど ドラマだって書くことの創作には変わりないと思うのだけれど 完全にこの構成は文学の本質を知らない方のものとしか私には思えない 源氏物語はこんなふうに

 

ご都合主義で書かれていっていいものではないです! でも 考えてみるとその文学の本質に根差した源氏物語の書かれた経緯を私は華鏡で書こうとしているのであって だから後はとにかく演出を楽しみに観ることにします この美しいビジュアルを見ないなんて勿体無いことはできませんものね

 

7月23日

おはようございます ガイドブックのあらすじを読んで源氏物語の書かれていく経緯や紫式部が清少納言に書くことを薦めて枕草子が始まったなど 作家の心の内部から発動する書くことの必然性を全く無視したプロットに唖然としてもう見たくないってなるほどなのですが 先週の屏風絵や今週の一帝ニ后

 

や彰子さんの立后の儀式など それから紫式部が越前に行った時の琵琶湖渡航もそうですね 今まで紫式部日記や源氏物語で文字でしか知らなかった歴史のリアルを最高の贅沢さと綿密な考証で見せてくれる光る君へは見なかったら悔いが残るでしょう だから見れば眼福で余韻にも浸れます 私は怒りと眼福笑

 

今回は真っ先にあらすじを読んだけど ガイドブックを買う目的は内裏や東三条第土御門殿などセットのビジュアルを手元に残したいから で それはだいたい前編で揃っていて あと中宮彰子さんの藤壺 その画像は完結編で乞うご期待だそうです 楽しみ

 

7月25日

随分執筆から離れていましたがやっと書くことの覚悟ができてPCの原稿を開きました 11日以来だから二週間も覚悟が定まらずに彷徨っていたのですね 光る君への源氏物語執筆の動機がどんなに美しく再現されるか もしかしたら圧倒されて私が書く意義なんか吹き飛んでしまうかもしれない そんな危惧を持って見ていたのですが どうもこのドラマは源氏物語の本質 文学の本質を 捉えていない方がプロットを書いていられる それなら私は遠慮せずに私らしい視点で私らしいプロットで書いていこう そんなふうに見えてきたのが覚悟の定まりです

 

文学者の文章は 史学を旨とされる方の文章と全然違うし もしかしたら多分文学者の文章って史学の方々には読めないのかもしれない・・・ 通じないどころか なんだ これ の世界笑 (両方に足を突っ込んで10年も見てきたからの経験からくる結論です)

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