2010.10.1 『源氏物語 悲しみの皇子』関連書籍・・・を愉しむ徹底ガイド!! これを機会に『源氏物語』を知るのに便利

Img0004

Img0005

高山由紀子さん原作『源氏物語 悲しみの皇子』に付いてきたリーフレット「『源氏物語 悲しみの皇子』を愉しむ徹底ガイド」。それに「関連書籍」として紹介されていた一覧表が凄かったので、スキャンしてご紹介します!! とてもわかりやすくて便利そう・・・

難易度というのもあって、黄緑が初級、ブルーが中級、オレンジが上級者向けです。

私も何冊か拝読していますが、知らなかったのもあり・・・で、興味津津。画像はクリックすると少し拡大になります。当然、角川書店関連しか載っていませんが、それでもこんなにあるのですね。さすが『源氏物語』・・・。

お勧めは、河添房江『光源氏が愛した王朝ブランド品』、そして何といっても三谷邦明・三田村雅子『源氏物語絵巻の謎を読み解く』・・・、とあくまでもこれは歴史重視の私の嗜好ですが。

|

2010.9.29 生田斗真さん主演の映画『源氏物語』の原作、高山由紀子さん『源氏物語 悲しみの皇子(みこ)』が届きました!

039

生田斗真さんが光源氏という映画の制作発表がされて、配役や監督も発表になっていたのに、原作が紹介されなくて、???でした。それが少したったら、ツイッターで「原作発売 予約開始」のお知らせがあって、それが高山由紀子さんの『源氏物語 悲しみの皇子(みこ)』。早速アマゾンに予約しておいたのが、昨日、届きました。

それを手にしてびっくりしたのですが、そもそも脚本が高山由紀子先生だったのですね。原作は、その脚本を読み本にしたものと拝察しました。どうりで、制作発表に脚本家の名前も、原作も、原作者名も発表されなかったわけ・・・。この原作発売まで伏せておいたのでしょう・・・とは、私の推測。それにしても、原作が高山由紀子先生と知った時点で、脚本を書かれたんだ・・・と直感できなかった私がうかつでした。

このご本、相当破天荒な展開で楽しそう。正規の『源氏物語』を期待した方には顰蹙かも。その代わり、生田斗真さんファンの若い方々には楽しめるのでは? まだ拝読していませんが、ぱらぱらっと見た感じではそんな気がしました。以前、野村万齊さんがされた映画『陰陽師』に近くなるのかな? 『陰陽師』は大好きで何回か観ました!

でも、高山由紀子先生の脚本です。もっと妖艶、心理的な華麗さになるのでしょうね。どんなになるか、楽しみです。高山先生はずっと昔、私がはじめて文学修業のつもりで入ったシナリオセンターの大先輩です。私がまだ文学の初期の初期の心構えも何もできなかった当時、センター生のなかから彗星のように映画脚本デビューを果たされて、受講生の希望の星でした。だから、お名前は当時から聴いて知っていました。

シナリオセンターは、私はいきなり小説修行に入る勇気がなくて、少し枠が楽そうなシナリオという分野におずおず入ったのですが、そういう「楽」な感じがほんとうに楽で、みなさん、映画やドラマでのデビューを目指して頑張ってらっしゃるから、とても活気がありました。

私は、本来の目的が小説ですから、そういう前向きの方々とは一線を引いて、呑気な方が多い別のクラスに入って、誰ひとりデビューすることもないのに和気あいあいと文学を人生修業の場として、何年も過ごしました。その後、現代詩に移り、いよいよ本格的に小説に移るまで、10年前後はセンターにお世話になったでしょうか・・・。

移ったのは、小説に必要な構成力が身についた自覚ができたから。辞めるには相当の決断を要しました。なぜって、10年もの時間を一緒に過ごした先生や同士の方と離れることになるのですから・・・

シナリオはドラマや映画という時間の枠が明確ですから、起承転結の構成がしっかりできていないとなりません。それで、目先のデビューを望まない呑気な私たちに、そのクラスの先生は、黒沢明監督の『影武者』のシナリオを入手してくださって、それを土台に実際の起承転結を教えてくださったのです。凄い講座内容の連続でしたから、ほんとうにあのクラスは私の人生修業・文学修業の実際の場でした。

そんな過去が、高山由紀子先生が映画の原作と知ったとたん、とても懐かしく甦り、ちょっと興奮気味にわくわくどきどきしています。

|

2010.9.20 ツイッターから・・・生田斗真さんが光源氏の映画『源氏物語』の他のキャスティング

映画『源氏物語』紫式部に中谷美紀、安倍晴明に窪塚洋介、藤原道長に東山紀之が決定!

とのことです・・・。以下、ご覧になってください。

http://www.excite.co.jp/News/cinema/20100920/CinemaToday_N0027038.html

窪塚洋介さんの阿部清明・・・、なんか凄そう(*^-^)

|

2010.8.3 ツイッターから・・・生田斗真さんが光源氏を演じる映画【源氏物語】の話題から、角川歴彦氏『クラウド時代と<クール革命>』へ・・・

219

朝からツイッターで、生田斗真さんが光源氏役の角川映画『源氏物語』(監督・鶴橋康夫、来年公開)の話題で盛り上がっています。昨日、制作発表されたとか・・・

生田斗真さんは春に公開された映画『人間失格』で主役をされてます。その撮影中から、角川歴彦会長が、「生田斗真で源氏物語をやりたい」と言い続けていられたそうです。う~ん、それほどの人を魅惑した生田斗真さん・・・、これは『人間失格』を観なくては!! って思ってしまいました。(で、上映されていないかネットで調べたのですが、大阪の1館のみ。とっくに終了してて、たしか今日明日あたりDVDが発売されるんですよね・・・)

角川歴彦氏は、源氏物語について、「語り尽くせない魅力はどこからくるのか。映画にかかわるようになってから私の興味はいつもそこにあった」といわれます。CGも駆使し、アクションとファンタジーロマンを融合させた超大作エンターテインメントを目指すそうです。

これほどの人・・・とあえて書かせていただいた角川歴彦会長に、じつは私は映画『源氏物語』の話題以上に関心をもったんです。というのも、春に『クラウド時代と<クール革命>』というご著書を拝読していて、内容を全部把握したとは到底いえない読者ですが、この方の姿勢・未来への透視力にすっかり感銘を受けてました。

「大衆と時代は何処へ向かうのか? iPad、キンドルで時代は激変する!」のキャッチコピーのこのご著書に強い関心をもって、発売と同時にアマゾンに予約したのですが入荷待ち。一ヶ月くらい待って入手して拝読させていただいた、非常に啓蒙的なご本です。

というのも、たぶん、当時の私と同じに、今、ここで、この「クラウド」とか「クール革命」とかいって、ピンとくる方はあまりいらっしゃらないと思います。iPad、キンドルは、最近発売されてやっと世間一般に認識されましたが・・・

その前に「クラウド革命の時代がくる」みたいなことをどこかでインプットされて、「何だろう、知りたい」と希求していたところへのこのご著書の発売。すわ、とばかりに飛びついたのですが、私と似たような方がたくさんいらしての予約待ちでした(笑) 私は地震予知目的で雲の写真を撮っていますから、家族からは、「また雲(クラウド)・・・」と笑われました。

が、そうはいっても、やはり「クラウド」は「雲」だったんです。ITの世界での・・・

現在、私たちがPCを使ってインターネットに接続するとき、一人一人がプロバイダーに契約して、そこのサーバーを利用させていただいて繋がっていますよね。「クラウド」というのは、その個々の小さなプロバイダーを一挙に全部まとめた巨大な雲のようなサーバーのこと。ゆくゆく、未来はそうなるのだそうです。(と、ここはご著書を拝読しただけの安易な解釈で正確ではありませんが、そんなようなことと受け止めてください。)

角川さんといえば列記とした大手の出版企業。そこの方が、何故、そんな革命に興味をもって本を出されたかというと、iPad、キンドル等の進出による電子書籍の普及で、紙の書籍の将来がどうなるのか見通したかったから、みずからその分野の調査に入られたというのです。ですから、ご著書の最初は、角川氏みずからの「クラウド時代への疑問から理解に至るまでの経緯」でした。

凄いなあと思いました。先見の明というのはこういうことなのだと。いわゆる老舗のような大手の企業さんとかお店は、かえって由緒あるがために時代を見損なって土台から失うってこと、よく耳にしますよね。同じ立場にいられながら、角川歴彦氏は正反対の行動を起こされたんです。私も、目からウロコ・・・の思いでした。

そういう角川歴彦氏をして「光源氏をやらせたい」といわしめた生田斗真さん。それもさることながら、やはりまた私は角川歴彦氏に関心が戻ってしまうのですが、氏は、なんと、「映画にかかわるようになってから私の興味はいつもそこ(源氏物語)にあった」といわれるのです。クラウドと源氏物語・・・この言い得て妙の対!! まさに紫式部こそ巨大なクラウド! の証明なんて!!  IT世界はあまりに若い世代に席巻されています。そして、若いばかりに成功が人生の実になっていない方が多いように見受けます。そういうなかでの氏のご存在は、私には凄い清涼感です!!

●『クラウド時代と<クール革命>』
http://www.kadokawa.co.jp/coolkakumei/
大衆と時代はどこに向かうのか?2014年にはコンテンツ大統合時代がやってくる。激動の時代を生き抜く策とは何か?現役経営者が予告する、情報産業の近未来。緊急出版!

|