2018.7.18 ツイッターから転載…パワポの編集ほぼ完了

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7月15日

今日のカサブランカ 今年は手入れできなかったのに小さいけれど咲いてくれて嬉しい 百合は手入れ次第で毎年増えていくのに ここ2.3年できなくてごめんなさいです 今日は妙本寺様の講演の配布資料作り 夕刻暑さが弱まったら投函に出ます パワポはほぼ見通しがたって まずは安全の為USB保存へ

 

敦煌が現地に赴かない空想の産物には絶句するしかないけれど 鞆の津茶会記が全くの創作だったことにも驚いたけれど 本覚坊遺文にまた絶句 なんという方だろう 井上靖という作家は 僅かに自分に引きつけて思ったのは やはり早く万葉集註釈を読まなくては 先送りしている場合ではない

 

水色の宵の空に三日月と大きな赤いたぶん火星 しばし立ち止まって見てしまいました 万葉集註釈は 学者さんのように机にへばりついて 一字一句を照合するくらいの気持ちで読みたくて でも環境や体力が許さなくて先送りになっていました でももう

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このラインナップ凄い 昨日購入の古田紹欽氏臨済録の思想 現代人の仏教・仏典シリーズなので巻末を見たら きっとこの方々がこの時代をリードされていた 私が学んだ先生方はまだ登場されてなくて 今はその先生方が退かれて 新しい世代の先生方に

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7月16日

昨日のカサブランカ 花のなかに蜜のような水滴があり 夕刻デスクライトをつけたらきらきら反射して綺麗でした 配布資料も無事投函したし(送信ではなく笑) できたら今日はパワポの編集を終わらせたい ここにきてパワポパワポといいながら物凄い読書 気持ちが引き締まってそのままいたい

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パワポの編集 ここまできました 親行が実朝の右大臣拝賀の式に参列する一条実雅に従って鎌倉に下向してきたこと ここから親行は鎌倉に住んで「河内本源氏物語」の制作に入ります これを入れてひとまず安心しUSBに保存 これでもし今後の編集でパワポがおかしくなっても大丈夫 でも今のところ順調

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深夜のジョゼフィーヌと薔薇の番組 フランスのゆかりの花屋さんに行ってジョゼフィーヌをイメージしたフラワーアレンジメントをと頼んだら やはり日本で見慣れたアレンジメントとどこか違う 趣がある そうしたら枯れるまではいかないけど痛んだ花も入れているからと 自然そのままにで素敵でした

 

パワポの編集 親行が実朝暗殺の時に鎌倉に下向してきたと作ったら 光行さんの一家は鎌倉にいたはずなのにと齟齬が起き 光行さんが京に帰った件を作っていなかったことに気づく 頼朝頼家実朝の三代に仕えたんですよね 光行さんは 吾妻鏡には書かれていませんが

 

19時ころ 窓がオレンジ色に染まって 慌てて撮りにでました 空一面の夕焼けと思ったら 綺麗なオレンジ色の夕焼け雲は南側だけで 北東(たぶん三陸沖方面)を見たら灼熱色に焼けて湧く積乱雲 北西(たぶん群馬方面)には広がりつつある大きな黒い雲 とても不穏な空でした 最初の綺麗な空を一枚

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19時ころの北東の空です 目視ではもっと輪郭が白くシャープに灼熱色に焼けていて眼をみはりました 雲間から見える一部分だけでしたが

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北西の空に大きな黒い雲が発生して広がっていました 撮る場所を移動しているあいだに巨大になって 中心部の赤く焼けた部分がみるみる大きくなって 画面左下にあった縦位置の積乱雲が高くなって重なり 影が放射状に長く伸びていきました TVで群馬県大雨注意報のテロップがでましたが その雲では?

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以前 群馬県で雷の多発した時がこの方向でした

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パワポの編集 ひとまず完了 146枚は多いので見直しながら詰めていきますが とにかくこれをUSBに入れて持参すれば講演はOK というところまできました 写真は最後近くの 鎌倉幕府滅亡後に鎌倉から持ち出された「尾州家河内本源氏物語」と「河内本源氏物語」の二冊の変遷について述べる部分です

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もう一枚 気に入っている一枚です 「尾州家河内本源氏物語」に奥書を残す実時が誕生した年に 運慶が亡くなっています ちょうどこの講演の前半が六波羅の時政と運慶 後半になって鎌倉の源氏物語になり 実時が登場 その分岐点のような一枚になりました

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先週のPCの不調はやはり室内のヒートアップだったよう 次の日から終日カーテンは閉めたまま PC周りは扇風機をつけっぱなしにしてクーラーの冷気が回るようになど注意したら その後は不調がなくなりました 不調というのが保存すると壊れて開けなくなるというものだったのではらはらでした

 

鎌倉の源氏物語の普及活動に入ってすぐ 東北の震災がありました また今度 西日本の豪雨災害 報道に心痛めながら やはり東北の時と同じに 源平の争乱で 恩ある人、尊敬していた人、親しかった人、の平家一門の方々が滅びていくのをただ見ているしかなかった光行さんの慟哭が思い合わせられます

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2018.7.17 ツイッターから転載…パワポの編集再開&InDesginのことなど

7月13日

おはようございます しばらくパワポの編集から離れていたから 昨日から集中して頑張っています 添付のスライドは北条時政をはじめる導入の一枚 時政が大番役で六波羅に滞在したのが ある意味 鎌倉の公家文化のはじまりかと

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今日のカサブランカ ほんとうに綺麗な白 時政は比企氏を滅ぼした人物として一方的に悪く思っていたのですが でもと思って調べたらかなりの人物 悪人とは思えなくなって 原稿にどう書こうと逡巡中です 時の施政者っていったいどうなんだろうと それで昨今の情勢も見ているのですが

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娘の書棚から拝借 バージョンが古いけど概要を知るには充分 以前からWordで書く原稿の未完成感が気になっていました 昨日の京極夏彦氏のInDesignに何か感じるものがあって興味津々 気に入った原稿用紙にこだわって書いていた習性の名残りかも

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物語と小説は違うと思うことにしたのだけれど そうすれば国内の文壇事情から離れられるし でもエーコの物語論を載せた本が小説講座… 今まで夢枕獏氏や京極夏彦氏の作品に縁がなかったけど 空海で夢枕獏氏を つい先日京極夏彦氏を読んでみたくなったと思ったら InDesginの件 こちらは物語ですよね

 

長く「書く人」たちとの交流を離れていたから 根本のところで迷走しています笑

 

パワーポイントが絶不調で作業が進まずイライラが募っています この先どうしよう… 土台となるパワポは完全にできているからなんとかなるけれど 今の気持ちの新味が加味できない

 

パワポ 少し進みました 二、三枚編集するたびに保存 を繰り返して

 

いったいどこに行こうとしてるの? と我ながら自問 パワポ小休止 くつろぎに手にしたのがツイッターでプリントした京極夏彦氏InDesign シャープな世界がいい きちっと完結しているのがいい など思う

 

最初に「本文が配置されている部分を版面(はんづら)という」の一行があり 引き寄せられたのは 新潮社校閲講座の井上先生がまさに版面の説明をされた その時の教室が蘇って もしかしてあの講座に通ったのはこのため? の気までしてしまいました 学ぶために通ったのだけれど 結構この世界 好きかも

 

パワーポイントが無難に動いてこんな時間なのに止めたくない 昨夜も無難に動いたから大丈夫と思ったのに 日中はツイートしたとおり絶不調 日中はクーラー入れているから気温の関係とは思えないのですが

 

やっとここまで 運慶の円成寺大日如来像のくだりを入れ終わりました あと一息 時政の大番役上洛が 鹿ケ谷陰謀の年ということを入れて そうすれば後は今までのパワポを詰めることでほぼ十分(残念だけど最勝光院と建春門院滋子さんは入れられない…)

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7月14日

おはようございます あえて井の頭公園の雪の写真を すでに熱射のような陽射しが室内に入り込んでいて 急いで出窓のガラス一面にボードを立てました ラマンの映画にあったような暗く涼やかな室内 今日はパワポが動いてくれますように

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記録としてツイート(ブログ用備忘録のため) たまたま開いたらキリ番 記念に撮りました ここのところはもうブログに書き込むことがなく Twitterに思いつくまま投稿したのを揚げていますが このほうがリアルに状況が残ります

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パワポの編集 はらはらしながら細心の注意を払ってしていますが 今のところ順調 昨日はもう絶不調だったのに やはり朝からカーテンを開けない 出窓の陽を防ぐなど 室内の気温を上げないよう頑張ったから? 以前冬に冷気でPCをダメにした経験が PCは繊細過ぎて困ります

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RT 中野幸一先生『本文対照 正訳紫式部日記』の解説を思い出しました 紫式部という女性の個性に 今夜はもう会いたくないと思うことが続いた時 ふと向こうもそう思っているのではないかと気づいたら 申し訳なくて それから向かうのが嫌でなくなったと 中野先生の貴重なご本心にほんわかしました

 

個人的に中野幸一先生と紫式部という女性について語り合えたら楽しいだろうな と思うような 正訳源氏物語の時と打って変わって学者っぽくいらっしゃらない先生のご解説です

 

パワポの編集は 光行さんが鎌倉に下向して いつもの私の鎌倉と源氏物語の世界に入ってきました 結果として 前半が六波羅の時政と運慶 頼朝が奥州合戦に行って永福寺を建立し その造仏を運慶が担当した というところまでがハイライト 光行さんの鎌倉下向からいよいよ比企の乱です

 

今日古書店で 本覚坊遺文は以前読んで感動したもの 仙覚の小説に文体の参考にまた読みたくなっていました 古田紹欽氏はとても読みやすい方で 禅僧の歌とか持っているのですが 鈴木大拙先生の愛弟子でいられたのですね 臨済録もわかりやすい?笑

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2018.7.17 ツイッターから転載…『若き作家の告白 ウンベルト・エーコの小説講座』&高遠弘美先生訳プルースト『失われた時を求めて』第六巻「ゲルマントのほうへⅡ」&中野幸一先生『正訳 紫式部日記 本文対照』

7月11日

おはようございます 昨日具合が悪くなってから一週間ぶりに吉祥寺に出たので 今朝はぶりかえさないか細心の注意をはらって動いています でも今日は絶対でなくては! と思っているのは プルースト 高遠先生の第六巻の発売日だから プルーストのような文学は稀有なんでしょうね 今更ですが笑

 

プルーストは高遠先生のお陰でリアルタイムに話題に浴することができますが エーコはどうなんだろうと検索して 先のRTをみつけました 最近私のTLでは日本国内での出版事情が流れること多く 世界の視野の文学事情って 何をフォローしたら得られるのでしょう 例えばシモンとか

 

クロード・シモンで検索したら 懐かしい世界が広がりました 農耕詩は平岡先生の訳でないので読んでなくて でも 読んでみようかなって 一瞬思ってしまいました こうした読書三昧の生活に入れるか 今のところ不可能ですが 検索しているだけでも楽しい

 

(見本出来! 『正訳 源氏物語 本文対照』のツイートに)早っ! 紫式部日記にかかられていることは伺ってたけど まだまだ来年以降くらいに考えていたら まさかの驚き

 

高遠弘美先生の『失われた時を求めて』第六巻「ゲルマントのほうII」驚くほど長く丁寧な読書ガイドをたった今拝読し終わって このまま本文に入りたいのをやめて寝ることにします なんか 長く膨大な前半の社交界部分を読むのが楽しみになる素敵な誘いでした ありがとうございました

 

と言いながらも 禁を破って笑 最初のほうをパラパラ 懐かしい流れるような 畳みかけるような文章のそちこちに眼がとまり ああいいなあ やはりいいなあ とそれだけでもうご満悦 寝るのが惜しいのですが

 

7月12日

カサブランカが咲きました ポストにご献本の表記がある郵便物が 正訳源氏物語が届いた時と同じ包装 まさか と思いつつ開いたら やはりそうでした 中野幸一先生『本文対照 正訳紫式部日記』 とりかかられているとのお手紙を拝読した時からこれは~と唸って待たせて頂いていました それがもう

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高遠弘美先生『失われた時を求めて』第六巻を求めて行った吉祥寺ジュンク堂書店で 『若き作家の告白 ウンベルト・エーコの小説講座』も一緒に購入 物語論でエーコの小説論を知りたい矢先だったから終日かけて拝読 みるみる私の中の不可解や昨今の国内文学での不信感が氷解 文学ってこうなんだよなあと

 

それから高遠先生の失われた時を求めてに入り 読書ガイドを拝読したから エーコの文学論に重なってするすると仰られていることの意味が深さが 入ること入ること こんなにすんなりこういうことが読めていくなんてと驚き エーコはプルーストにも言及していました 多くはブルームのほうだったけど

 

そうしたら今朝 中野幸一先生の紫式部日記 しばらくはもうこの三冊で充分 浸って過ごします

 

不思議なのですが 昨日ジュンク堂書店で本を購入してから そのまま吉祥寺の喫茶室でエーコの小説講座に読みふけりました 第一章が先ほどツイートしたご自分が作品にかけた準備の実際 ここまでする〜? と目を見張りながら読み進んでいたら なんか すうっと気分がよくなったんです そして先週来の不調が

 

治りました 嘘のようで 今もいつ復活するか内心危ぶみつつ様子を見ているのですが 私の不調は自律神経の乱れの部分が相当あって 今回はそれに他の要因が重なったわけだから エーコの屹立した文学論に接して たぶん自律神経の乱れが正されたのだと思う ここのところあまりに酷いと怒ってばかりいたから

 

仙覚の小説を書くためにエーコの小説講座を読んだのだけれど 驚きの前段階の準備 感覚で書けてしまう世界でないのは潔くていいのだけれど では となったら 比企を歩いた時にまさか小説にするなんて予測つかなかったし 今更ボイスレコーダーをもって再訪する体力ないしで はてどうしましょう笑

 

エーコの綿密な取材による構築の結果紡ぎ出された街は「現実」化していて、読者がエーコが想像で作り出した居酒屋?を「見つけました」と写真を送ってきたりと。エーコの記号論的物語論はそれで、物語は書かれた時から読者の中で現実になると。仙覚の小説をそこまでもっていけるかが勝負です

 

まさか と眼を疑いました 21日の妙本寺様の講演 定員80名なのですが 高校時代の友人が申し込んだら満席とのこと 残念だけど貴方が頑張った賜物だものよかったねというメール 80人は無理だろうな 50人でも頑張ってお話させて頂こう など覚悟していたのですが (でも間違いだったら…)

 

(京極夏彦氏の対談で)InDesignで小説を書くなんて! でも、なんかいつか私もそうなっていきそうな 特に初校再校などの手間がはぶけるあたり それはある意味作家の側の完成度なのだろうから でも、InDesignってまだ使ったことない

 

Wordで書いていて なんとなく未完成感が気になっていたところでした

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2018.7.13 ツイッターから転載…21日の妙本寺様の講演用パワポの編集など

7月8日

パワポの編集に戻り タイトルの背景を七夕の写真に変更 思いっきり親行の「河内本源氏物語」完成の暁の思いに絞ります こんなのはじめて

 

鳳来寺本『源氏物語』より: 嘉禎二年二月三日ニ校書ヲ始メ、建長七年七月七日、其ノ篇ヲ果ツ。時ニ雁字終点ノ朝也。更ニ紫式部ノ往情ヲ暗ンズ、牛女結交ノ夜也。遥カニ驪山宮ノ昔ノ契リヲ思ヒ、翰ヲ染メ、牋ヲ操リテ、慨然トシテ記ス。朝儀大夫源親行(花押)

 

親行は この感慨のなかで紫式部に思いを馳せ 長恨歌に思いを馳せながら 源氏物語とは言っていません 源氏物語よりも紫式部 親行にとって紫式部は同じ労苦をともにした身近な存在なのですね

 

そうだった 最初に拝読したジャン=ミシェル・アダン『物語論』では シモンが語られ エーコが物語論を実践して薔薇の名前を書いた とあった エーコに行き着くために物語論を読んでいたはずだったのに 忘れてました

 

パワポの編集をしていました 3.11の時も4日後に講演を控えていて 余震や原発の恐怖におびえながら 計画停電で講演中止も視野に入れながら パワポの編集をしていました 「河内本源氏物語」を作った光行親行親子の動乱に翻弄された大変な人生をリアルに覚えながらでした 親行の名のある奥書を

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源親行というひとりの男の人生を追う構成にしようかと なのでこのスライドは導入部 「河内本源氏物語」を作った人の人生をこれからたどります というような

 

7月9日

加藤剛さんのご逝去 心からご冥福をお祈り申しあげます 河内本源氏物語を作った源光行と親行の親子 作り始めた父光行のほうが偉大に名が残っていますが 私は親行は地味だけれど相当の人物と思っていて ドラマにしたら加藤剛さんのような俳優さんと 親行について知った当初から思っていました 残念です

 

今日のパワポの編集 最初の一枚 背景の料紙は カルチャーで近藤富枝先生の王朝継紙教室に半年通って その時に作った継紙や余っても捨てられずに溜まった料紙材料の紙 つまり自前 時間の余裕があったらずっと通いたかった これをツイートしたくてアップ みたいな一枚です笑

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パワポの編集 参加者様のなかには源氏物語を読んでいられない方も多いから いつも最初に十枚近いスライドを作って物語を説明します 危うく氾濫をこらえた今回の豪雨の桂川 嵐山の渡月橋付近は明石の君の大井山荘です 第十八帖「松風」のスライド

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これは 五十四帖最後の「夢浮橋」巻末に 北条実時の奥書がある ということへの布石でもあります ただ奥書がある だけでは価値が通じないでしょうから そして 明石の君のなした女児が母親になったのが匂宮で・・・と 夢浮橋はその匂宮と薫との板挟みで出家した浮舟の最後ですものね

 

7月10日

おはようございます パワポの編集 詰まっていたのは公家文化にこだわっていたから 鎌倉の公家文化の原点として六波羅を捉えるなら 時政も運慶も入れられる! となってやっと動きがでました 以前のパワポになかった視点です 写真は以前手持ちで撮った夏の大三角形 織姫彦星と白鳥座のアルタイル

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以前多摩地区の交流センターで半年の講座をもった時の受講生さん 皆様知識欲旺盛で行動力ある方ばかり そのまま終わるのは惜しいから二回ほど鎌倉文学散歩を企画して 集って頂いた 妙本寺様の講演も あの方たちなら楽しんで頂けると思い ご連絡したらご参じ下さるそう 笑顔が瞼に浮かんでいます

 

行動力や積極性 知識欲の強さ は多摩の方も鎌倉の方々に負けないと思う でも多摩という東京都でも奥地のほうに住んでいられる方々には 鎌倉のような文化満載の環境がない あの方たちだって鎌倉に住んでらしたらきっと活躍されてるだろう と両方見ている私は思う なのでせめてご案内を

 

第三回鎌倉文学散歩を企画したいのだけど その頃から体力に不安が起きて 直前キャンセルでご迷惑かける心配から 行動を起こせなくなっていました 無念感いっぱい なので今回はその第三回のつもりもあって

 

PCの不調なのか パワーポイントか 四苦八苦の不調で 念のためにパワポの編集作業は細かく保存 こういうこともあるから作業は早く終わらせておくのがいいのに 切羽詰まって苦しくなるところからアイデアが湧く 安定のもとで作業してもちっとも面白くないのが私の悪い癖なのだけれど しばらくヒヤヒヤ

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2018.7.10 ツイッターから転載…物語論を離れます&七夕に親行を思う

7月7日

図書館にジュネット『物語のディスクール』を借りに行きたいのだけれど まだ出るのは不安だから休んで 今日は一日橋本陽介先生『ナラトロジー入門 プロップからジュネットまでの物語論』を拝読することに 昨夜読み出したら文学とは何か みたいな問題が 今までの文学論と違う場所で語られていて楽しそう

 

こういう日に(豪雨による西日本各地の川の氾濫)七夕とはと思いつつ 毎年この日に呟いていることを 「七夕は鎌倉の源氏物語の日」 鎌倉でできた源氏物語の写本「河内本源氏物語」を源親行が完成させた日です 親行はその後も校合を続けながら 七月七日にこだわって日付を変えませんでした それは七月七日長生殿の長恨歌を踏まえていたから

 

私が鎌倉の源氏物語普及活動に入った当初 この七夕は鎌倉の源氏物語の日をキャッチフレーズに 鎌倉で文化講演会などの催しを定着させるのが夢でした でも一個人の力ではまだ叶わなくて しかも鎌倉は源氏物語を無視してもいいくらいに歴史も趣味文化も多彩 世界に冠する源氏物語なのにと思います

 

こういう日に七夕とはと思いつつと呟いた鎌倉の源氏物語 呟いたお蔭で火がつきました 21日の講演 これを核にお話します いい加減鎌倉の人の心に届かないからと内心腐っていました 仙覚は誰かの問題に気がいったのをいいことに 鎌倉の源氏物語は諦め気分 でも今回の講演でまた訴えてみます

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添付の一文は以前は講演の度に資料として配布させて頂いていました 内心腐って(笑)最近は止めていたのですが 今回配布させて頂きます 鎌倉の方も 私が主導して動けばお手伝いしますよと仰って下さるのですが 執筆があるから無理 起動力ある方の出現を待つか 仙覚の小説が世に出るのを待つか

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物語論でつらつら仙覚の原稿に戻りたい気分になりつつ どうしてこんなに執筆から離れてしまったのだろう と昨夜考えたら 時政!が原因でした 時政を調べたところからどんどんそれて・・・ 講演が終わったら原点回帰します

 

大変な災害の只中での源氏物語ツイートは申し訳なく思うのですが 「河内本源氏物語」を成した源光行も 源平の争乱で仕えていた平家が滅びて鎌倉に下った人 人の世の苦しみを乗り越えて源氏物語の校訂に生涯をささげました 世情が大変な時こそ心の安寧に源氏物語 そんなことを講演でお話しています

 

七夕の日の夜空 白い霧のような雲がかかっていて 少しだけ覗いた空に二つだけ星が見えました 天の川ではないから違うけど 織姫彦星 と思って室内に 今も続く災害への危険 早く無事に収束しますように

 

『ナラトロジー入門 プロップからジュネットまでの物語論』を拝読し終わり 思ったのは 書いていて 私が疑問を抱いてわからなくなった部分 考えるほどにわからなくなっていく部分が 物語論の各執筆者さんたちの思考の論点で それはまだ正解というものは出ていないということ それはそうですよね 

 

読み終わってわかりました 文学というものは自分の力で生成するものだから ある一つの思考の枠組みで括られるものではなく 決定打と思う理論の出現のそばからはみ出ていくものがある 私がわからなくなった部分というのがそれで そうしてそれはそれでいいのだという気がしてきました

 

中で これだ! と思った理論は 私の実体験的に ハンブルガーの「物語の機能」 以下引用「ハンブルガーによれば、テクストを生み出すのはあくまでも『物語の機能』である。一人称物語の場合にも、実際に言葉を生み出しているのは『物語の機能』であり、それは一人称の語り手の背後にある。」

 

7月8日

神々しいまでの朝焼けでした 東の空です 雲の架橋は小笠原諸島方向―東北

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部分のアップです

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西の空 駿河湾方向からの雲がレリーフ状の立体感をもっていました

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なんかすっきり 昨夜物語論を拝読し終わって 失われたを分析したというジュネット『物語のディスクール』は まだ図書館に行かれる体調でないのと ハンブルガーの「物語の機能」論をみつけたのとで お預け 結局物語論の問題は 物語にとっての語り手は誰なのか どこにあるのかに尽きる話と思う

 

書いていて これは小説内の人物が語っている描写なのに いつかしら書いている私自身の思いに重なっていることがあり それを文体としてどう処理するか 一般の小説では結構紛れているのに疑問がられてないけど だからそのままでいいようだけど 書いていてどんどんわからなくなっていったのでした

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2018.7.7 ツイッターから転載…物語論のこと&鎌倉禅研究会をまとめました

7月5日

鎌倉禅研究会FBの先週の会のご報告 ようやく第二講林田康順先生の「鎌倉と浄土教―光明寺を柱に―」を入力終了し これから校正して公開 十夜法要で有名な光明寺様の歴史でもあります 十夜法要は建物の改築を控え 今のかたちで修されるのはあと二年間だけだそうですのでお見逃しなく

 

十夜法要 一般参加者のことはなんといったらいいのでしょう 観る、では失礼な気がするし 参加、でもないし・・・ 一回だけ夜に観させて頂きました。引声念仏という声明がとても高い音色の美しい念仏と伺い行ったのですが ほんとに美しいお声でした でも、あのあたりは夜に帰るのは大変

 

鎌倉禅研究会FBに 先週の高橋秀栄先生「入宋僧円種」と林田康順先生「鎌倉の浄土教―光明寺を柱に―」をアップして公開しました 貴重なお話です ご覧頂けたら嬉しいです https://www.facebook.com/kamakurazenken/  写真は会場の建長寺様境内。柏槇の下に紫陽花が綺麗でした

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昨日から体調が悪かったのですが 鎌倉禅研究会FBのまとめをしないうちは講演準備にかかれないから 今日は頑張って終わらせました 集中していたから気分悪かったのも忘れて大丈夫になったみたい 油断しないようそろそろ動きつつパワポにかかります おそるおそる でもあとは自分の世界だから気が楽

 

7月6日

体調不安で大事をとって横になって自分の時間 自分のための読書に浸っています 考えてみればこういう自在な時間って久しくなかった 橋本陽介氏『物語論 基礎と応用』 昨夜豪雨災害の危険に胸痛めながら一方でこのご本にご満悦 やっと辿り着いたかの感 求めていたものがここにありました 物語現在的語り

 

以前から書いていて不可解が自分のなかにあり その解決を求めて新潮社の校閲講座に通い 少し自信がついて漢字講座に通ったらさらに安定感が出て そうして受け取った来期の講座に橋本陽介先生の物語論の講座が それで図書館で借りてきたのが『物語論 基礎と応用』 バルトが物語論に「語り」を導入し…の

 

くだりに思わずゾクッと これだ!となりました。その後に書かれていた「物語現在的語り」の件 書いていてここが私にはどう処理するか迷いの極致でした 何も考えずに自動筆記的に書いていてもいいのですが 納得しないと気がすまない質なので ずっと紫式部の草子地などを考えては模索していました

 

ジュネットが『失われた時を求めて』を分析して『物語のディスクール』を書いたと読んで ふたたび これだ! となって 図書館で検索 プルースト全集の別巻に入っているらしいので 明日借りてきます それにしても ずっと物語論基礎と応用を拝読していて これってプルーストに全部包摂されている問題では

 

ないの? と思っていたら その通りでした こういうの 灯台下暗しというんですよね笑 最初から彷徨わずにプルーストだけ読んでいればいいものを! と私のなかで 物語現在的語りの誰かが笑 ツッコミを入れてきています 間もなく新刊発売 それまでにジュネットを読んでおきたい

 

ただいま《下弦》です

 

こういうときだけれど 記録として 橋本陽介氏『物語論 基礎と応用』から『ナラトロジー入門 プロップからジュネットまでの物語論』へ 刊行順とは逆の拝読になるけど かえって分かりやすい 基礎と応用 久しぶりにメモっての読書 空海の十住心論でノートに書き写して頑張った日を思い出したり

 

体調不良で動けないのをいいことに ほんとうに久しぶりに自分のための読書 ほんとうは明日はミニ遠征で千葉に行って 京都からいらっしゃる先生の講演をお聴きする予定だったのに

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2018.7.5 ツイッターから転載…21日の講演に向けてパワポの編集に入りました

7月1日

七月に入ったら急に中旬の講演がリアルに迫ってきて パワポに入ることに 寺院揺曳の校正はしばらくお休みします というのも カレンダーを見て三週間後と気づいたのと同時に 八月の講演がその二週間後 ということにも気づいたから と決めたらもうパワポに気がいって 六波羅を中心になど思う

 

7月2日

次は〜 のアナウンスに? 急行に乗ってしまいました泣

 

お夕飯に使うコンビーフ缶を買って仕切り直し 暑くて 眠くて ぼうっとしています

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おはようございます 今日からパワポ また膨大な鎌倉と源氏物語の歴史にかかります

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と、作ったばかりのパワポのタイトル画面をアップして 副題が間違っているのに気がつきました 【源氏物語の歴史と鎌倉の文化交流~鎌倉の公家文化をひもとく~】です 写本は人の手で作られ運ばれます 写本を通して歴史を見ると 鎌倉時代の人の思いや交流が見えてきます

 

7月3日

新しいパワポ 21日妙本寺様での講演用 でもやはり最初はここから 鎌倉時代に鎌倉で「尾州家河内本源氏物語」という『源氏物語』の立派な写本が作られたという 「尾州家河内本源氏物語」は鎌倉の『源氏物語』たる「河内本源氏物語」の最高に由緒ある写本 それは北条実時の奥書があるからです

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以前に作ったパワポを土台に 新しく見えてきた見解を入れながら 文字の統一など作業しています

 

鎌倉の源氏物語は 2010年末に『源氏物語と鎌倉』を出す前からツイッターで呟いているから(正確にはその本を出すための原稿を書いている時から)長いフォロワーさんにはもう耳にタコかもしれないけど 毎回講演のたびにスライドをアップさせて頂くのは それでも世の中には普及しきれていないから

 

理解していただいていると思っても 先週の記者さんのようなこともあるし チラシで写本のことと詳説しても で、源氏物語のなにを話すんですか? など問われます 私も違う分野のことは何回聞いても正確には覚えきれないから やはり普遍になるまで呟くしかないなあと しつこく呟かせていただきます

 

先日の鎌倉禅研究会のようすをFBにまとめようとして 写真を選んでいたら 建長寺様の方丈前の庭園に山百合が一輪咲いていて 撮ったのをアップ

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7月4日

鎌倉禅研究会FBに先週のようすをまとめ中 第一講高橋秀栄先生「入宋僧円種」の途中ですがもう休もうと思ってツイート 宋版一切経に訓点をつけた円種は奥書をたくさん残しているんですね その奥書集が出る準備をされているとのことでしたが これは楽しみ 奥書には感慨深い思いが込められています

 

源氏物語の源光行も親行も 図像集(だったと思いますが覚禅抄だった?)の乗一も 万葉集の仙覚も 奥書は時としてはっとするほど新鮮で文学的 それはそうですよね 長い長い時間をかけて筆を運ぶ労苦をいとわず写本を作る その完成のあかつきの深い安堵と感動が込められているんですもの

 

7月5日

体調不良で土曜日の遠征諦め 早々にお詫びメールを打ちました 最近こういうことがよくある これは!~と思うことに限って絶体絶命の理由で無念をのむことが 今回も少しくらいなら頑張って行っただろう でも内心やはりの思いも 少しくらいなら無理してしまうそのことをなにかが阻止する絶体絶命

 

以前に大事だった広げることが 今は広げずにしっかり足元を固めなさい との指令のなかに入った気がします たぶんそういうこと

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2018.7.3 ツイッターから転載…物語論のこと&鎌倉禅研究会の高橋秀栄先生「入宋僧円種」

6月28日

おはようございます 昨日体調が悪かったから 今日出てこられるかの杞憂で必死に休みました なんとか車中 道中のお供は橋本陽介先生『ノーベル文学賞を読む』 このご本 『百年の孤独』はもちろんいいのですが 最初のエリアス・カネッティ『眩暈』が絶品 とにかく読んで見たくなりました

 

今日は車窓から見る雲が怪しい レンズ雲になりそうな立体感ある雲があちこちに じつは昨夕もそうでした 成田で飛行機が引き返すほどの強風だったし 要注意な気がするのだけれど

 

橋本陽介先生『ノーベル文学賞を読む』より 第四章【トニ・モリスン「黒人」「女性」作家】の締め 「こうした文体はリズム命のところがあるので、できれば最終章だけでも英語で読みたい。圧巻である」と揚られたその最終章の文章(訳文) 圧巻過ぎて唸ってしまいました こういう文学を読みたかった

 

鎌倉で満月を見ています

 

6月29日

おはようございます 昨夜は少々お酒が入ったから帰宅して早々に就寝 起きてTLを遡って見て そうだったのか~という案件に遭遇 私が遠ざかっていた時期を埋めていたことが もしかしたら崩れはじめている 世のなかはあまりに慢心すると 腐敗すると その飽和から崩れていく のは真理なのだけれど

 

昨日の建長寺様を少し連投させて頂きます (その一)三門前の紫陽花

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その(二)鐘楼と紫陽花

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その(三)仏殿と紫陽花 紫陽花はそろそろ見頃が終わりかけていましたが、風情は厳格な修行のお寺の建長寺様にぴったりでした

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その(四)蓮の花が咲き初めていました

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TLに崩壊への臨界点という言葉 今朝の案件は個人的なことで でももう一件同じようなことがあったから呟いたのだけれど それと今の情勢と全部絡めて虚飾がまかりとおっていた時代だったのかも と思う それは虚飾を許していた時代だったともいえる 真摯な時代に戻ったらいい

 

権力の怖さは仙覚が一番知っている 虚飾を生み出した権力がはびこっているあいだは弱者は無力 仙覚の小説の原点

 

昨日の鎌倉禅研究会 元金沢文庫長高橋秀栄先生「入宋僧円種」は 北条実時愛に溢れたお話 円種は称名寺の梵鐘に名を残すくらいしか知らなかったけど 宋版一切経に訓点をつけていて そんなことを個人がしたくてできるわけがないから 時の長老審海に銘じられてしたのだろう しかし いくら長老でも

 

そんな大それたことを個人の判断でできるわけがないから それはもう檀越の北条実時が指示したに違いない 全国に数ある宋版一切経で訓点をつけているのは称名寺のだけ そうやって学問の寺としての称名寺(金沢文庫)ができた それは円種のような僧を抱えていたから

 

宋版一切経に書き込むなんて とんでもないことのようです 宋版一切経とは「仏法興隆に不可欠の法宝で『三蔵聖教・五〇四八巻』とも別称された」

 

北条実時は僧定舜を入宋させ 宋版一切経を二組招来しているんですよね その一組が現在の金沢文庫に残るもので 円種が訓点をつけたもの あとの一組は 叡尊に贈って 現在は西大寺にあります

 

一緒に請来された二組の宋版一切経さん 称名寺に残されたものには訓点がつけられて いろんな人が学問寺である称名寺を訪れて学べるようになり 西大寺に行ったものは 大切に崇められたけど 収められたままになったのね〜 と なんか親近感をもってしまいました

 

(実時が贈った宋版一切経は焼失して、いま西大寺にある一切経はほぼ元・普寧寺版のはずではとのご教示を頂いて)ということは さらに 実時が請来した二組の宋版一切経の運命は違って 金沢文庫に残った一組は円種の訓点をつけられ 人の役にたって世に残り もう一組は火災で焼失 実時は二度も火災にあって蔵書を失っているから 称名寺の経蔵は金堂や講堂と離れた草むらにぽつんと建つ その配慮の結果ですね

 

7月と8月の講演をお知らせしたら 貴方も忙しいわね と鎌倉の方に 私の頭のなかは仙覚さんの小説と寺院揺曳の校正でいっぱいだから ?と 一瞬なにをいわれたのかわからず ああ 見た目にはそう見えるんだ〜と Twitterを見てられない方には 私の本当のすがたがわからないんだ〜 と認識

 

月が明るくかがやいていますが 左下に見える赤い星は火星でしょうか 昨夜の満月は鎌倉で見ましたが 地元に帰っての道すがら月暈がかかって綺麗でした 十六夜の月の今夜は雲がなくくっきり 皓皓と照っています

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2108.7.2 ツイッターから転載…寺院揺曳の校正&物語論の続き

6月27日

寺院揺曳の校正 今日はこれから第二章「冷泉為相」その三 平頼綱が主役です 安達泰盛を討った頼綱があったから『玉葉和歌集』が生まれた あいだが抜けているからとんでもない飛躍にみえるでしょうけど その実情を書いた回です このあたりがタウンニュース鎌倉版コラムのもとです10_2
 

毎回書き出しには工夫しますが この回の「永仁二年ほどさまざまな事柄、重要事件のひしめき合う年も珍しい」は結構気に入った冒頭 タウンニュース鎌倉版コラム第27回「平禅門の乱」もそうですが なんと この年に京極為兼が鎌倉に下向しているんですよね

 

先週のタウンニュース鎌倉版の件。訂正記事を29日号に載せていただきます。7月21日に講演をさせて頂く妙本寺様は、「鎌倉時代に仙覚という学僧が万葉集を研究した場所」です。

 

昨夜の新潮社漢字講座 毎回大量の辞典を運んで 自由に使わせて下さっていたのですが 終了後の懇談の時 ふと見ると なんと康熙字典が 思わず寄って手にさせて頂きました 北京の出版社刊 紙が白くて薄く 活字がシャープで美しい 画数索引が縦書きで その縦並び文字の美しさ 思わず鳥肌がたちました

 

康熙字典は宋ではないけれど 中国の文化って どうしてああもシャープで繊細で美しいんでしょう 宋画のことをいっているのですが 鉄線描の見事さ 焼き物も青磁や白磁のシャープさ その硬質感 康熙字典に同じことを思いました なんとこれから康熙字典をひくという一日限定講座を企画中とか 是非是非に!

 

康熙字典をひく! なんてマニアックな笑 講座もただ一文字の漢字のある部分が ムになっているか突き出ているか にえんえんとこだわるなど 校閲の講座と同じ真摯な情熱! 世の中にこういう世界があるんだ〜と 私は心の底から驚きつつ 楽しく拝聴させて頂いてました なんか澄んだ感じ

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◆妙本寺様が会場の7月21日の講演のチラシです

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2018.7.1 ツイッターから転載…物語論という分野のあることを知って

6月26日

おはようございます 新潮社校閲講座終了後に手にした7月からの講座一覧表を拝見していて 物語論 という分野があることを知り 気になって図書館で本を借りてきて拝読 というのは Wikiで検索した時にウンベルト・エーコも物語論にのっとって薔薇の名前が書いたというような概略だったから 言語学と

 

表裏一体のような文学研究のよう 図書館にあったのはジャン=ミシェル・アダン『物語論ープロップからエーコまで』 2004年刊 ちょっとこだわるのは 私は結構文学を勉強してきたと自負していたのに この物語論の登場を全く知らなかったこと 鎌倉の源氏物語に取りかかったのが1999年だから 私は寺院揺曳

 

を放置していたのと同時に 文学論からも遠ざかっていたのだという空白の期間をつけられて愕然としたのでした さらに読んでいたら 私が学んだヌーボー・ロマンは「すでに古典となった」なのだそう! 思わず苦笑 ここにはエーコとかシモンとか 私の範疇の小説家さんが蠢く 無視できなさそう

 

ジャン=ミシェル・アダン『物語論』より: 時間的進行にはモチーフの連鎖が取ってかわり、それらは論理的必然性に基づいて一から他が生じるのでなく、類似や形式的対照の原理に従って、クロード・シモンの言う練られた言語の「音楽的」秩序に従って結合されるのである。

 

クロード・シモン: 小説を、波乱とか教訓としての結末とかによって例証される、一つないし複数の設定された意味を担う教育的な寓話と見なすことがもはやできない以上、私たちに何ができるのでしょうか。(中略)もはや私が心がけるのは、小説の文章のみならずテクスト全体について構成を探し求めること

 

しかありません。つまり、なんらかの心理的ないし社会的な本当らしさを基準としてではなく、テクストそのもの、練られた言語の論理、フローベルの言う「音楽的」秩序に属する的確さを基準として成立する構築物を探求することです。

 

おかしいですね。シモンはヌーボー・ロマンの作家に入れられているけどはみ出てる。そのシモンが私の創作の原点だからエーコに惹かれるのかも、となんとなく納得

 

仙覚を書いていると どうしても時代小説だから 時代小説そのものの文体になってしまう そこを抜けたいんです

 

玄覚の語りではそれができているのに……

 

寺院揺曳の校正 今日は第二章「冷泉為相」その二 読み返したら「往復の途次為相は佐々目遺身院を眼にしたかもしれない。頼助と擦れ違っていたかもしれない。少なくとも活発な佐々目遺身院の儀式、法会の気配は感じとっていただろう」 こういう人と人の重層がこの歴史随想の基盤です

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こんなところに両統迭立が 鎌倉後期はこの両統迭立を理解しておかないと 鎌倉幕府自体を理解できないんですよね

 

今日はスマホを家に置いて出てしまったので 途中呟きができなかったけど 道中のお供はRTの橋本陽介先生『ノーベル文学賞を読む ガルシア=マルケスからカズオ・イシグロまで』でした 面白かった! です

 

今日は新潮社漢字講座全三回の最終日 楽しかったのですが たまたまRTさせて頂いたのが同じ新潮社講座で7月開講の物語論の講師のご著書 橋本陽介先生『ノーベル文学賞を読む』 物語論に目下興味津々 漢字講座の楽しかった事とで呟きが錯綜笑

 

橋本陽介先生『ノーベル文学賞を読む』はじめにより: ノーベル文学賞を巡る言説において、意外に見過ごされているのが、受賞作家の作品の質の高さである。世界中に様々な文学賞があるが、やはりノーベル文学賞の水準は高い。← なんか久々に高い水準ということが基準にのぼったという感じ嬉しい

 

新潮社漢字講座の最終回で これだけは今日のうちに呟いておきたい余韻を RTの部首ガチャ 何日か前にTLに流れてきたのだけど さすが!講師の小駒勝美先生が入手されたのを持ってらっしゃいました 受講生さんに笑いが 講座終了後に見せて頂きに先生の周りに集まって歓談 マニアックな世界っていいですね 受講記念の新潮社ノート 三冊になりました笑

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6月27日

ジャン=ミシェル・アダン『物語論ープロップからエーコまで』より: 『薔薇の名前』の結末「自分自身にこの物語を語れば語るほど、それが一方で様々な事件の、他方でそれらをつなぐ時間の、自然な要素連続のかなたへと延びる緯糸を秘めているかどうか、私にはますます分からなくなってしまう。間もなく

 

死を迎えようとしている一介の老修道士にとって、辛いことだ。自分の書いた文字が何か隠れた意味を含んでいるのかどうか、一つならずたくさんの意味か、あるいはそこにはまったく意味が含まれていないのかどうか分からないのは」← 読んだ時、この終わり方になんか唖然として意味がわからなかったの

 

ですが、物語論的結末だったのですね。薔薇の名前ほどのストーリーをもつ作品なら、当然明確な結末というか断定的終了があるはずだし、それに向けて読んでいるとばかり思ったのに突然はぐらかされたような。でも源氏物語夢浮橋で慣れているから動揺はしませんでした。まさに物語の王者源氏物語と思う!

 

仙覚の小説を書くにあたり 文体を考えて源氏物語をお手本に と考えた時があります 源氏物語には明確な三人称的文体・独白等の他に 草子地というのがあって これは誰? みたいな 突然誰かわからない(多分居合わせた女房の)文章が入ります その自在さが私には魅力で それは近代のかちっと

 

して明確な最初から最後まで一貫した三人称文体の小説ではあり得ないことなのですが 私はあえてそれをしてみたいと思ったのでした でも 物語論を読んだら 紫式部の筆致はまさにそれ 小説はなにも近代のリアリズム小説のように なにからなにまでお見通しのように書かなくていいんですね と納得

 

早く仙覚の小説に役立てたいのと 早くエーコにたどりつきたいのとで 根を詰めて昼夜を問わず物語論を読んでいたら すっかりバイオリズムが崩れて体調不良 寺院揺曳の校正を淡々としているほうが健康的 焦りは禁物ですね 読むのはやめて 道中のお供程度に軽く考えて 脇に置くことにします

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